皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
前回に続き【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】(以下、【わたモテ】)
の第12巻の感想記事になります!
以下より第120話からエピソード単位で感想&考察を記述していきます。
目次
◆【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】第12巻 感想④
▼感想&考察
◎[喪120]モテないし打ち上げる
感想&考察
「みんな飲み物いったーー?」
「「「かんぱーい」」」
乾杯の音頭に合わせて次々と各テーブルでグラスを突き合わせていく中、
グラスすら握ろうとしない吉田さんw
この子本当にブレません、大好き♪w(*´꒳`*)
隣のもこっちもさすがに少し呆気にとられた様子です。
結局もこっちはこのテーブルで唯一の常識人、まこっちとのみグラスを合わせることに。
まこ「かんぱい」
もこ「あっ か… かんぱい」
隣のゆりちゃんはゆりちゃんで“ふ~ん、やるんだ”という具合で我関せずな感じ…w
ということで前回の第12巻『[喪119]モテないし打ち上げに行く』に続き、
もこっちが高校2年生として参加する、最初で最後の打ち上げがいよいよ始まりました。
まこ「何食べる?食べ放題だけど」
ゆり「なんでもいい」
まこ「黒木さんは?」
黒木「あ 私も…」
まこ「じゃあ適当に頼むね」
早速、このパーティーにおける“お母さん”ぶりを発揮するまこっち。
テキパキとお肉を焼くまこっちに対し、
もこ(手伝った方がいいのか?)
と、もこっちは少し申し訳なさそうにしています。
しかし、これまでずっと面倒見の良いまこっちの隣にいた影響か、
こういう時にゆりちゃんは自分から何かしようとする素振りは一切見せません。
第12巻『[喪112]モテないしバレンタインデーを送る①』においても、
もこっちにチョコのお返しについて尋ねられ、
逆に“返した方がいいのかな?”と聞き返していた程でした…。
“真子が何とかうまくやってくれる”
ゆりちゃんにとってはいつしかそれが当たり前になっていました。
第12巻『[喪115]モテないし二年目の卒業式』にて、
“与えられる側”からの決別というもこっちのこれからの課題が示されていましたが、
やはりそれは似た者同士のゆりちゃんにとっても
同じく目指すべき課題だったのかもしれませんね。
まこっちに焼いてもらったお肉を頬張りながら、もこっちは思います。
もこ(しかしこう 4人で食ってるなら)
もこ(クラスの打ち上げじゃなくてもいい気がするな…)
私はこの独白を、もこっちが以下のように認識している結果だと捉えています。
『4人での食事ならいつでもできること』
つまり“クラスの打ち上げ”という非日常に対し、
彼女にとっては今や“4人での食事”は日常であって当たり前のことなのです。
第3巻『[喪19]モテないし二学期が始まる』で描かれていたような、
自分の居場所を教室の外に求め、
お昼ごはんを誰もいない場所で一人寂しく食べていたあの少女はもうどこにもいません…。
また、普段は一緒に食事をとっていないはずの吉田さんも
いつしかもこっちの日常の一部になっている、という点も注目すべきところです。
衝突の絶えない二人ですが、
彼女の深層心理ではやはり吉田さんとの確かな絆も構築されていた、
ということが上記のセリフには表れていたように感じます。
そして迎える第15巻『[喪145]モテないし3年のある日』のある短編にて、
ついにこの4人でお昼ごはんをとる様子が描かれます…!
なぜかここにきてまこっちと吉田さんがフラグを立て始めているようにも見える(?)この短編。
ガチレズファンは必見です…!w(o^-^o)
そんな中、この非日常に対し千載一遇のチャンスとばかりに
恋心と肉を燃やし続ける少女がおりました!しかも、もこっちの隣に…!w
「うっちーさっきから肉 真剣に焼きすぎー」「アハハ」
一心不乱に肉を焼き続けるうっちーに対し、“そんなにお肉が食べたいの?”と
“雌猫の間グループ”のメンバーが茶化して笑い声が上がりますが、
当の本人は全くのノーリアクション。
絶妙な焼き加減を見極め、塩&こしょうを適度にふり、
そうして出来上がった極上のお肉…!
…を迷い無く、すっともこっちのお皿に献上するLove Warrior!www
宮崎&かよ「「え!?」」
とうとう彼女の奇行が“雌猫の間グループ”メンバーの目前で晒されることに…。
かよ「……うっちー?」
かよちゃんの問いかけにも一切答えず、
うっちーは顔を赤くしながら次のお肉を焼き始めます。
第12巻『[喪117]モテないし2年生の終わり』でも述べたように、
彼女は自分の“気持ち”を優先するが故に周りが見えなくなってしまっています。
それらの出来事が積み重なって行き、
やがて彼女らは第16巻『[喪152]モテないし(・_・)』にて衝突を迎えることに…。
とはいえ、結局いつもの4人で食事を続けていたもこっちたちでしたが、そんなある時のこと。
ゆりちゃんが感情を押し殺すようにぼそっと呟いたのでした…。
ゆり「……もし3年で別クラスになったら4人でご飯食べるの最後かもね」
どこか悲し気に語るゆりちゃんに対し、すかさず姉御肌な吉田さんが答えます。
吉田「別にクラス替わっても会おうとすりゃ会えんだろ」
吉田さんにとっても、この4人の関係性には何か思うところがあるのでしょう。
先のセリフは“会いたくなったらいつでも会いにくればいい”という、
彼女なりの優しさが込められたメッセージのように思えます。
何より、彼女は杏奈さんや麗奈さんという、
本来親しい友人とは別々のクラスで1年間を過ごしています。
たとえクラスが離れ離れになろうと、
強く結びついた絆はそんなことでは決して無くなりはしない、
そのことを彼女はよく理解しているのです。
しかし、ゆりちゃんは事態をより深刻に捉えているようで…。
ゆり「吉田さんも黒木さんもわざわざ会いにくるタイプじゃないでしょ」
ゆり「今日だって二人ともいつも通り帰ろうとしてたし」
まこ「で でも同じクラスになるかもよ 文系で選択科目も一緒だし」
ゆり「どうだろうね…」
まこっちも慌ててフォローにまわりますが、
ゆりちゃんの心のざわつきはまるで収まる気配がありません…。
彼女には、今のこの心地良い関係性が
ちょっとしたことで簡単に壊れてしまうものに思えて仕方がないのです。
修学旅行にてゆりちゃんが一時経験した、
親友との仲違い、そして訪れたわずかばかりの孤独な期間。
それらの出来事が彼女の不安を助長しているのではないでしょうか…。
そして、そんな彼女の不安をさらに煽るような展開が訪れます…。
「みんなー 一回席替えするからー注文しないでねー」
号令がかかり、一斉に行われた席替え。
まず、もこっちの両隣には加藤さんとイケメン男子が座り、
対面にはゆりちゃんと、その隣にまさかの小陽ちゃんが…!
こうして彼女たちのテーブルは、本来ではありえない顔ぶれとなったのでした。
修学旅行の一件だけでなく、
第11巻『[喪99]モテないし友達の友達』でのまこっちと小陽ちゃんとの会話内容などからも、
ゆりちゃんと小陽ちゃんたちのグループがうまくいっていない、
ということは既に示されていました。
その確執はやはり確かなものだったようで、
席替え後、ゆりちゃんは小陽ちゃんと決して目を合わせようとしていません…。
すると小陽ちゃんは背後に座っていたまこっちの方へと振り返り、親しく話しかけ始めました。
南 「まこっち食べてなくなーい」
まこ「あっうん みんなと話してて…」
南 「かわいそー 私が焼いたやついるー?」
まこ「あっうん…」
これは小陽ちゃんからゆりちゃんへの、
“あなたとは話す気が無い”という明確な意思表示とも受け取れます。
南 「こうやってると修学旅行思い出すよね ほら あの時もこうやってさー」
まこ「そうだね」
南 「3日目も一緒にいたかったのに まこっち裏切るんだもんー」
まこ「あはは…」
もちろん、小陽ちゃんがこの状況でそのことを口にするのは、
ゆりちゃんへの“嫌み”、“当て付け”という意味合いもあるでしょう。
対面に座るもこっちもいろいろと察し、ゆりちゃんを心配そうに見つめています…。
しかし、小陽ちゃんの側から考えた場合、必ずしも間違ったことを言っている訳ではありません。
小陽ちゃんにとって、まこっちは自分たちと行動を共にするべき仲間であり、
ゆりちゃんと一緒に行動することを選択した当時のまこっちの判断は、
小陽ちゃんからすれば“裏切り”行為なのです。
立場が違えば、見える世界は異なります。
問題はそれを理解し、敬意を持って相手と接することができるかどうか。
それを踏まえると、第13巻『[喪129]モテないし教えてあげる』にて
ゆりちゃんが取った“ある選択”には、彼女の成長を感じると同時に、
その時点での小陽ちゃんとの決定的な違いが表れていたように感じます。
それこそ、私には今回を含めた一連の流れには、
小陽ちゃんにとっての今後の課題も示されているように思えてなりません…。
果たして、彼女の成長が描かれることはあるのかどうか…。
そんな、一切会話が生まれる様子のないゆりちゃんと小陽ちゃんの微妙な雰囲気とは異なり、
対面に座るもこっちの周囲は非常に賑やかな空気になりつつありました。
加藤「黒木さんこれ焼けてるよ 食べる?」
もこ「えっ あっうん」
加藤「飲み物空だけど何か飲む?」
もこ「あっうん…」
加藤「すみませーん」
もこ(何 このみんなの気づかい お母さんなの?)
冒頭のまこっち以上に圧倒的な母性をこれでもかと振りまく“みんなのママ”、
加藤さんの本領がついに発揮され始めていたのです。
今後定着することになる、包容力ある彼女のイメージもここが始まりと言えるでしょう。
もこ(同級生なのになんだこの差は?)
もこ(打ち上げとか参加してこなかった経験の差か?)
普段交流のないクラスメイトにも次々と気遣いの姿勢を見せる加藤さんに対し、
驚きを隠せないもこっち。
ですが、彼女も圧倒されてばかりではありません。
己の存在価値を証明せんと、彼女が独特の思考回路で導き出したのは至ってシンプルな答え…!
もこ(いや 肉焼いて配るくらいなら私だって……!)
とにかく『肉を焼く』、ただそれのみ!…しかし!!
もこ「うおお!!?」
勢いよく肉を焼き始めたのも束の間、一気に燃え上った炎で瞬時にたじろぎ、
まるで格好がつかない相変わらずなもこっちw
ただ、ここからの展開はいつもと様子が異なりました。
加藤「うおおって アハハ」
もこ「へ?あっははは…」
もう何度目かわからないもこっちの失敗ですが、
今回はその失敗の結果、彼女の周囲は笑顔に包まれていたのです。
もこっちがこれまでにやらかしてきた数々の事件を経て、
クラスメイトたちの間には『“黒木智子”という生徒は“たまに変なことをしでかす女の子”』
という共通認識が生まれていたのでしょう。
そのおかげか、この程度のことではもはや全く引かれることはなく、
むしろ“またなんか、やっちゃったの?(*´꒳`*)”ってな感じで、
どこか微笑ましいものを見ているようにすら感じます。
これも彼女が苦しい時期を乗り越え、
ようやく辿り着いた一つの成果・到達点と言えるのではないでしょうか。
さらにここから、また新たな交流が生まれます。
男子「黒木さん 俺 覚えてる?二人三脚で…」
もこ「え?あっうん」(名前は知らねーけど)
もこっちの隣に座る彼は、第9巻『[喪86]モテないし体育祭が始まる』にて、
彼女が男女混合二人三脚でペアを組んだ、あのイケメン男子でした…!
男子「最後だからあえて聞こうと思うんだけど」
もこ「え!?」
そして彼が語り出したのは、今でも語り継がれる懐かしき日の記憶。
男子「一学期の頃さ…HR中ケータイで…」
男子「なんかさ ちんこの画像見てたじゃん あれ なんなの?」
もこ(どうやってごまかすか…!)
ピンチは突然やって来る…!www
彼が言っているのは第5巻『[喪43]モテないし裸に興味を持つ』で描かれた一幕であり、
もこっちが『男の裸(ち●こ)に詳しい黒木さん』という
異名を轟かせることになった、伝説の事件ですw
そんな『アイ・アム・レジェンド』を地で行くもこっちでしたが、
とうとうあの事件の真相にメスを入れられることになり、彼女は焦ります。
頭をフル回転させ、『弟の自撮りちんこ』や
『外人から送られたちんこ画像』(※作者本人のリアル体験談)など、
めちゃくちゃな言い訳を思いついては即却下、を繰り返します。
そして差し込む、一筋の光明…!
もこ「別の学校の友達がイタズラで送ってきて ビックリして落としちゃったんだ」
男子「ええーマジでーっ」
咄嗟の言い訳にしては、なかなか良い逃げ道を見つけたもこっち。
しかし、彼女には前科があまりにも多すぎた…!w
男子「そんなこと言って 趣味で見てたんじゃないの?」
止まる気配のない追及…w
もこ「い…いや本当!これ送ってきた友達…!」
そう言ってケータイを取り出し、彼にゆうちゃんの画像を見せるもこっち。
もこ(ゆうちゃん ゴメン)
ついには、身の潔白を証明するため、大切な親友にあらぬ濡れ衣を着せることに…!
クズ過ぎる!w
男子「うわ 超かわいい!この子彼氏いる?紹介して」
もこ(するかボケ!まあゴマかせたし いいか……!)
絶対によくない…!www
こうして友達にちんこ画像を送りつける『ドスケベ女子高生 成瀬 優』という、
新たな伝説が産声を上げたのでした…!w
男子「みてみ 黒木さんの友達めちゃくちゃかわいい」
加藤「えー みせてみせて」
盛り上がりを見せる二人の様子に、もこっちも一安心。
もこ(しかし私も成長したな 男相手にテンパらずに冷静で的確な対応できた!)
そんなクズの成長のおかげで、一人の純粋無垢な少女は大いに穢された訳ですが…w
『ゆう・イズ・レジェンド』\(^o^)/
さて、もこっちがいつになくクラスメイトと上手く交流していた傍ら、
ゆりちゃんはただ静かにその様子を見つめていました…。
彼女が視線をずらした先には、これまた意外にも普通に会話をしている
吉田さんと茜ちゃん(あーちゃん)の姿が映ります。
元々、正義感が強くてピュアな心の持ち主という、似た者同士の二人です。
第12巻『[喪118]モテないしオラつく』での一件もあってか、
二人の距離が幾分縮まったように窺えます。
皮肉なことに、4人でかけがえのない時間を過ごすため行動を起こした最大の功労者が、
今この瞬間、最も孤独を感じています…。
ゆりちゃんは誰よりも『変化』を恐れているように感じます。
紆余曲折を経て手に入れた、4人の絆。
先に述べた通り、
ゆりちゃんにはそれがちょっとしたことで簡単に壊れてしまうものに思えるのでしょう。
第14巻『[喪138]モテないし大学に行く』において、
吉田さんになかなか進路を聞けないと嘆くゆりちゃんのセリフにも、
そんな彼女の心情がよく表れていたように感じます。
ゆり「もし聞いて遠くの大学とか就職だったら会えなくなりそうで……」
しかし、必ずしも変わらないことが常に最良であるとは限りません。
ゆりちゃんが時には『変化』を受け入れ、移り行く流れに身を任せることができた場合、
それこそが彼女にとっての成長の証と言えるのではないでしょうか。
その過程で、決して変わることのない“本当に大切な何か”もあるのだと、
彼女は気づくことになるでしょう。
ただし、それはもう少し先のお話。
今彼女は、眼前に広がる“友人を取り巻く環境の変化”という受け入れがたい事実を、
一人の傍観者としてただ見つめることしかできないのでした…。
あっという間に時間は過ぎていき、打ち上げは終了時間を迎えていました。
一旦外に出た一行は早速2次会に向けて動き始めています。
そんな中、ワイワイと賑やかに談笑するクラスメイトたちに背を向け、
何も言わずに一人でその場を去って行くゆりちゃん…。
しかし、悲し気な彼女の後ろ姿をまこっちは決して見逃しませんでした。
まこ「ごめん私やっぱり帰るね」
南 「えーーーー!?空気よんでよー」
まこ「ごめん次は行くから」
小陽ちゃんたちに断りを入れ、まこっちはゆりちゃんのもとへと駆け寄ります。
まこ「ゆり待って」
ゆり「まこ!」
ゆり「みんなと行かなくていいの?」
まこ「うん今日はいいや」
ゆり「バスじゃないの?」
まこ「駅近いし 今日は電車で帰る」
何度もまこっちに確認するゆりちゃん。
彼女は先程味わった孤独な時間を経て、どこか弱気になっていたのかもしれません。
私にはここでの“確認を取る”という行為そのものが、
ゆりちゃんにとって“友情関係を見つめ直す・再構築する”、
という意味合いになっているように感じられるのです。
2次会への参加の有無を問いかけながら、同時に
“本当に私と友達で良いの…?”
彼女はそう問いかけていたのではないでしょうか…。
まこっちの優しさに触れ少し安心した影響か、
ゆりちゃんの抑え込んでいた本音が次々とこぼれ出します。
ゆり「黒木さんと 吉田さんと もうちょいだけ一緒にいたいと思ったけど」
ゆり「二人とも別の人といたから……」
ゆり「4人だけで もうちょっとだけいれればよかったかな……」
寂しそうに語るゆりちゃんの背後には、既に次の待ち人が近づいて来ていました…。
ゆり「吉田さん!?」
ゆり「2次会は?」
吉田「行かねーよ つーかてめーが来いって言ったくせに帰ってんじゃねーよ」
ゆり「あっ ごめん…」
今度は吉田さんに確認する、ゆりちゃん。
いつも通りぶっきらぼうに答える吉田さんですが、
それはゆりちゃんが何より欲しかった“答え”でした…。
駅に着き、ホームで電車を待つ3人。
先程までの騒がしい空気から一変し、静かで穏やかな時間が流れます。
そしてそこへ最後に合流したのが、我らが主人公。
もこ「あっ!」
ゆり「黒木さん」
最初に気づいたのはもちろん、ゆりちゃん。
“そうなってほしい”と願っていたのでしょう。
続くセリフも決まっています。
ゆり「2次会行ったんじゃなかったの?」
もこ「い…いや 今日 のどの調子悪いから カラオケっていってたし」
最後の確認も終え、気づけばこうして揃ったいつもの4人組。
この4人で始まり、一度離れ離れになるも、
示し合わしたように再び同じ場所に集まった彼女たち。
この展開こそゆりちゃんが漠然と抱いていた不安を払拭するに足る、
一つの未来図になっているようにも思えます。
また、もこっちはもこっちで確かな手ごたえを感じていました。
もこ(焼肉屋ではうまくやれてたが)
もこ(おそらく2次会のカラオケでは何かやらかす予感がプンプンする)
もこ(回避するには1次会で切り上げるのがベストだろ)
まさに知将…!
ここまで引き際をしっかりと見定め、
冷静な判断を下すもこっちは未だかつて見たことがありません…!
もこ(冷静で的確な上 危機回避能力まで身につけて……)
もこ(成長性Aだな これは…… 持続力はDくらいだが……)
そして彼女が回避した危機はゆうちゃんへ襲い掛かっているということなど、
既にもこっちは覚えていないでしょう…!www
『ゆう・イズ・レジェンド』\(^o^)/
しばらくすると、ホームにゆりちゃんとまこっちが乗る電車がやって来ました。
まこ「あっ来たね じゃあ黒木さん吉田さん今度は3年だね」
もこ「あっうん」
別れを告げ、まこっちが電車へ乗ろうと立ち上がったのですが、
ゆりちゃんは一向に立ち上がる気配がありません。
まこ「ゆり?」
まこっちの問いかけに対しゆりちゃんの示した答えとは、
寂しがり屋な少女が見せるささやかな“わがまま”だったのでした…。
ゆり「次のにするから もうちょっとだけ一緒にいていい?」
一時の幸福と知りながら、それでも彼女はこのかけがえのない時間に浸っていたいと強く望み、
大切な友へ自らの本音をさらけ出しました。
描かれることはないものの、むき出しの感情をぶつけられた側の彼女たちも同様に、
そんなゆりちゃんへ真摯に向き合い、きっと優しく応えたのでしょう…。
心地良い余韻を残しつつ、ここで第120話が終了。
第11巻『[喪109]モテないし雪の日の学校』など、
これまでもこっちを取り巻く環境の『変化』というものが何度か描かれてきましたが、
今回はそういった『変化』そのものに戸惑いを見せるゆりちゃんの姿が描かれました。
彼女もまた、人間関係に悩みし一人の少女。
先述した通り、これはゆりちゃんの課題です。
ゆりちゃんが時には『変化』を受け入れ、
移り行く流れに身を任せることができた場合、
それこそが彼女にとっての成長の証と言えるのではないでしょうか。
その過程で、決して変わることのない“本当に大切な何か”もあるのだと、
彼女は気づくことになるでしょう。
そして注目したいのは、第16巻『[喪154]モテないし球技大会を終える』というエピソード。
詳細はそちらの感想で述べる予定ですが、
“このチームで挑む最初で最後の球技大会だったのに”と結果を惜しむ二木さんは、
“4人でご飯を食べるのは最後かもしれない”と嘆いていた今回のゆりちゃんに
どこか似通った立ち位置だったように思いませんか?
そんな当時の自分を象徴するような二木さんに対し、
ゆりちゃんが語ったセリフにはまさに『変化』を受け入れ、移り行く流れに身を任せる、
そのようなゆりちゃんの新たな“現実との向き合い方”が表れていたように感じます。
彼女の奇行にばかり目が行ってしまいがちですが、私としては今回の内容を踏まえ、
“ゆりちゃんの成長”が描かれたエピソードだったと捉えています。
どちらも同じく“打ち上げ”という舞台であり、
何かしら今回のエピソードと紐づいているのでは?と思う次第です。
上記エピソードの掲載は2019年5月8日までのようです。
ゆりちゃんの言動にも注目し、ぜひ一度本エピソードと見比べてみて下さい!
何か新たな発見があるかもしれませんよ…!(*´꒳`*)
◎[喪121]モテないし父親と出かける
感想&考察
春休みを迎え、もこっちは遠出することもなくゲーム三昧な日々を過ごしていました。
そんなある日のこと。
1階へ降りてみれば、聞こえてくる父と母の会話。
母 「帰りは何時ごろ?」
父 「5時までには帰るよ」
特にやることもないもこっちは導かれるようにお父さんの運転する車へと乗り込み、
二人で川へ釣りに出かけることになりました。
もこっちのお父さんは、実に
第4巻『[喪33]モテないし正月を迎える』の中の『一人遊び』という短編以来の登場であり、
父と娘の交流がしっかり描かれるのは今回が初めてのこと。
第7巻『[喪63]モテないし夏休みを続けたい』でのもこっちのセリフなど、
これまでのわずかな描写から察するに彼はあまり教育方針などに口を出さない、
物静かな優しいタイプのお父さんであることが窺えます。
果たして今回、親子の交流を通して何が描かれるのか。
それでは本編スタートです。
父 「智子 ほら 釣り竿」
手渡された釣り竿を使い、親子で釣りを始めてしばらく。
もこ(つまんねぇ…)
既に飽き始めているもこっちw
もこ(暇だからお父さんについて来たけど)
もこ(昔 弟とお父さんと来た時はそれなりに楽しかった気がするが)
ここで彼女が思い起こすは、まだ幼い頃の記憶。
当時は智貴も一緒にお父さんの川釣りについて来ており、姉弟並んで釣りをしていました。
智貴「あっお姉ちゃん あそこに魚が」
もこ「よし あそこ狙お!」
狙いを定めてもこっちが投げ入れた直後、すぐに獲物はエサに食いつきます。
しかし、引き上げてビックリ…!
もこ「うわあぁぁー!!」
なんとグズグズの腐った魚を釣り上げたのでした…!w
もこ(結局 釣り上げたのはグズグズのだったけど盛り上がったな…)
もこ(まぁ けど釣りなんかこんなものか……)
もこ(結局 男の趣味だしな…)
結果はどうあれ、姉弟揃って釣りを楽しめていたあの頃を懐かしむもこっち。
この辺りは第11巻『[喪102]モテないしいつかの冬休み』での内容に近しい部分がありますね。
父 「智子と釣りするのいつぶりだ?」
もこ「小2…小3ぶりかな?」
父 「智貴は中学生上がるまでついて来たけどな」
もこ「女子は釣りしないからね」
何気ない親子の会話風景。
そんな中で、ふとお父さんから投げかけられるある質問。
父 「もう3年だけど 学校はどうだ?」
もこ「どうって?」
父 「楽しいか?」
もこ「いや 普通…」
もこ「ていうか 高校生で学校行くの楽しいって言う奴いないよ」
父 「そうか」
これは思春期を経験した人間なら共感できる部分でしょう。
気恥ずかしさから、素直に感情の起伏を表現できない年頃。
ましてや、家族に対しては何かと取り繕ってしまうものです。
そんな彼女が口にした“楽しいって言う奴いないよ”というセリフ。
つまり、本当は楽しいと感じていても“今ここでそう伝えることはできないよ”ということ。
それを伝えた上での“普通”という彼女の回答は、
むしろ、もこっちなりに誠実に答えているようにさえ思えます。
父 「お母さんが最近 智子が学校に行きたくないって」
父 「休みたいって 言わなくなったって言ってたから」
もこ「……そんなこと話してんの?」
本編で描かれることの無い、黒木家の両親の会話。
我々読者が感じているようにやはりもこっちの変化は両親にもちゃんと伝わっているようです。
もこ(いや 今も行かないでいいなら行かないけどな…)
もこ(ただここ3か月くらいは色々あって時間が早かったけど……)
彼女自身も実感している、当時の自分からは信じられないような輝かしい日々。
たとえ失敗してつまずこうとも決してあきらめず、
その独自の感性とひらめきで挑み続けた彼女の変わらぬ姿勢。
全てはもこっちがもこっちであり続けたからこそ…!
そしてようやく辿り着いた現在。
彼女のセリフには、まだ自分の中でもどこか整理のつかない、
そんな彼女の戸惑いが感じられました。
釣りを続けていたもこっちでしたが、結局1匹も釣り上げることはできず。
一方、既に2匹も釣り上げていたお父さん。
そんなお父さんへ、もこっちからのちょっとしたお願いが…。
もこ「写真撮って 私が釣った風にする」
父 「撮ってどうすんだ?インスタか?」
もこ「いや インスタなんかやってないよ」
もこ「春休み連絡してなかったから 友達に送るんだよ」
その送り先となる友達が、今や一人ではないという事実…!
それがまた、読者の胸を打ちます。本当にここまで長かった…。゚(゚´Д`゚)゚。
そして写真も撮り終え、そろそろ帰ろうかというまさにその時…!
もこ「なんか引いてる!?」
ついに、もこっちの釣り竿にも引きが…!!
しかし、引き上げてみると
もこ「ひぃっ!!」
なんと当時と同じ様に、またしてもグズグズの腐った魚を釣り上げたのでした!w
もこ「なんでグズグズの魚しか釣れないんだ 腐ってる奴同士惹かれ合ってんのか?」
今も昔も変わらず、もこっちはまともな魚を釣り上げることはできませんでした。
そして二人は切り上げ、帰路につきます。
帰りの車中でのこと。
父 「釣れなかったし つまらなかったろ」
もこ「普通かな 一応釣れたことは釣れたよ」(おかげでメール送る口実もできたし……)
父 「そうか」
もこ「うん」
またしても彼女の口から飛び出した“普通”という言葉。
ここで彼女が語った内容を加味すれば、決して悪い意味ではなく、
むしろ良い意味で使用されていることが伝わります。
もこっちが口にする“普通”とはそういう意味である、ということ。
“学校はどうだ?楽しいか?”に対してのもこっちの回答の意味合いが、
最後になって明かされたカタチになります。
また、“何か口実がなければ友達と連絡を取れない”という部分には、
なかなか自分から積極的に関わっていくことのできない、
もこっちの奥手な一面が見え隠れしています。
しかし逆に言うと“何か口実さえあれば連絡を取りたい大切な友達がいる”ということ…。
もこ(ゆうちゃんにメール送って あっちはラインに送っとくか)
そして、もこっちはそんな大切な友達へと画像を送ったのでした。
直後、受け手となる彼女たちのケータイに着信音が。
ゆう(もこっち 魚釣りに行ったんだ)
ゆうちゃんに送られたのはお父さんが釣り上げた奇麗な魚を掴んで見せているもこっちの姿。
一方、ラインで画像を受け取ったのはゆりちゃんとまこっち。
ゆり「うわ…」
こちらは最後にもこっち自身が本当に釣り上げた、
グズグズの腐った魚をこれでもかと見せつける笑顔のもこっちの姿。
こうしてもこっちが送った画像が明らかになったところで第121話が終了。
まず、大前提として受け手の3人全員がもこっちにとって、
口実さえあれば連絡を取りたい大切な友達である、ということ。
その上で示された“もこっちとゆうちゃん”、そして、
“もこっちとゆりちゃん&まこっち”というそれぞれの関係性の違い。
まず、ゆうちゃんとの関係性について。
以下、第6巻『[喪54]モテないし変わらない』の感想より一部抜粋。
もこっちはゆうちゃんに対していわゆる“彼氏面”をする場面が多いですよね。
私は別に“百合”のお話をしたい訳ではなく、
何というか、誰よりも大好きだし信頼もしているけど、
自分の弱い部分や汚い部分をさらけ出すことはできなくて、
彼女にだけはいつまでも格好良い自分、凄い自分を見ていて欲しい。
もこっちにとって、ゆうちゃんとはそのような特別な存在であり、
ただの“友達”という枠組みとも少し異なる気がするんですよね…。
上記の通り、ゆうちゃんはもこっちにとって特別であり、少しでも良い所を見せたい存在です。
“お父さんが釣った奇麗な魚”とは“少し着飾り、格好つけた自分”の象徴であり、
魚を掴む彼女の表情がどこかぎこちないのも頷けます。
次に、ゆりちゃん&まこっちとの関係性について。
高校に入り、もこっちがぼっちとして日々を過ごし、
目も当てられないような数々の失敗を繰り返す、そんな姿をもう既に知られた上で出会った二人。
それでも自分を受け入れてくれた彼女らは、
もこっちにとってありのままの自分をさらけ出した上で、
自分が感じたこと・思ったことを同じ様に共有したい存在です。
先の“腐ってる奴同士”というセリフが示す通り、
“自分で釣り上げたグズグズの腐った魚”とは“ありのままの自分”の象徴であり、
だからこそ、彼女の表情も偽りのない無邪気な笑顔になるのです。
ゆうちゃん、そしてゆりちゃん&まこっち。
どちらも、もこっちにとっては欠くことのできない大切な存在であり、
彼女たちがいたからこそ、今の輝かしい現在へつながった、そう強く感じます。
今回は初めて描かれた父と娘の交流を通してもこっちが改めて自身を取り巻く環境を振り返り、
その中で彼女にとっての“かけがえのない存在”が示され、
さらにはそれぞれとの彼女の向き合い方が描かれました。
彼女が原幕高校を卒業する際には、
そんな“かけがえのない存在”は果たしてどれだけ増えているのでしょう…。
ということで高校2年生編、これにて終幕となります。
そして舞台はいよいよ、高校3年生編へ…!
元ぼっちの少女が織り成す物語は、一体どこへと帰結するのか…。
しっかりと見届けていきましょう!!(*´꒳`*)
◎[喪122]モテないし3年生になる
感想&考察
もこっちたちが高校生として迎える、3年目の春。
桜が舞い散る中、期待と不安を胸に
貼り出されたクラス表を見るため、掲示板へと足を運ぶ生徒たち。
その中に一人、緊張を抑えることができず、
少し離れて呼吸を整える少女、田村ゆりがいました。
ゆり「すーー… はーーー……」
何とか気持ちを落ち着け、意を決して掲示板を覗き込むゆりちゃん。
今年一年、彼女が所属するのは3-5。
まず、親友のまこっちの名前を同クラスで確認し、少し安心できた様子で一呼吸置くゆりちゃん。
続いて、もこっち、さらには吉田さんの名前も確認…!
思わず笑みがこぼれてしまい、ゆりちゃんは口元を手で覆い隠します。
この一連の描写だけでも彼女がいかにこの4人のつながりを大切に思っているかが伝わります。
そんなゆりちゃんの傍らで同じように“黒木智子”の名前を自分と同じクラスの中に見つけ、
少し複雑な表情を浮かべていたのが『翼の生えたド変態』こと、小宮山琴美。
(※第11巻『[喪108]モテないし弟は思われてる』参照)
こみ「まじか…」(いや まあ別にいいんだけど… なんかなー…)
こみ(まあ 伊藤さんとまた一緒だしいいか……)
これまで、もこっちとこみちゃんはずっと別々のクラスだったというのに、
それでも顔を合わせただけで巻き起こっていた珍事件の数々。
そんな最強無敵な二人が同じ教室に放り込まれるなんて…。
これから我々を魅了するであろうクズとド変態の化学反応には否が応にも期待が高まります。
そして実は誰よりも今回のクラス分けにより、
その学校生活が一変することになる人物が彼女、南小陽です。
南「嘘!?サチもノリもマキも3-4!?私一人だけ3-5とかおかしくない!?」
クラス表を確認し、
仲の良いグループから自分一人だけ完全に孤立した状況になった事を知って焦る小陽ちゃん。
友達から“まこっちいるじゃん”と言われても、彼女は安心することができません。
南(まこっちしかいないんだよバカ!!それにまこっちはあいつと仲いいし…!)
“あいつ”とはまさしく、ゆりちゃんのことでしょう。
これまでは遠回しな表現や態度のみで示されてきましたが、
今回小陽ちゃんの心の声によってようやく二人の間にある溝が明らかになりました。
いつかは“この二人に一体何があったのか”についてのエピソードも
じっくり読んでみたいところ。
また、そのすぐ後ろでは
同じクラスになったことを喜び合う加藤さんと茜ちゃんの姿がありました。
加藤「また一緒だね よろしくね」
茜 「うん」
第8巻『[喪71]モテないし出発する』の感想でも述べた通り、
彼女たちは修学旅行編を通してその関係性を深めていったと思われる二人です。
高校3年生編では、この二人が行動を共にしている場面も多く見受けられます。
本作では主人公であるもこっちだけでなく、
その周囲の登場人物にもしっかりとしたドラマが用意されおり、
時系列で追っていくと、人間関係の広がりや流れをリアルに感じることができます。
これは個人的に【わたモテ】を読み返す時の楽しみの一つになっています。
そして、加藤さんと茜ちゃんといえばいわゆるリア充。
孤立した小陽ちゃんはすがりつくように二人へと歩み寄りました。
南 「二人とも同じクラスだね 一緒に行かない?」
加藤「あっうん 南さんも一緒」
小陽ちゃんはスクールカーストのような格付けに基づき、
“一緒にいて変に思われないような人物かどうか”
というものさしで人との距離をはかっている節があります。
第15巻『[喪145]モテないし3年のある日』の『狭間』という短編にて、
三家さんに話しかけようか考えていた小陽ちゃんの、
南(彼氏持ちだし レベル的にはOKか)
という心の中のセリフがそれを物語っています。
そういった価値基準で構築された人間関係がそういつもうまくいくはずがなく、
第13巻『[喪128]モテないし回る』の『バラバラ』という短編にて、
ついに小陽ちゃんの孤立がより本格化することに…。
続いて掲示板の前にやって来たのは、吉田さんと杏奈さんのヤンキー娘二人組。
杏奈「また別のクラスだなー」
吉田「ああ」
杏奈「まあ今回は隣のクラスだし遊びこいよー」
非常にさばさばしてはいるものの、
その言葉の節々に彼女らならではのアツい友情を感じ取ることができます。
麗奈さんは寝坊で今回登場することはありませんでしたが、
今年もヤンキー娘グループの中だと、吉田さんが孤立することになりました。
この流れは、先の小陽ちゃんとの違いを浮き彫りにしています。
吉田さんは焦ることも、動じることもありません。
彼女は自分の中に確固たる価値観を形成しており、
それに基づいて日々、自身の行動・発言を選択しています。
人からどう見られようと、そこがブレない限りは何も気にしません。
また、2話前の『[喪120]モテないし打ち上げる』でも触れた通り、
たとえクラスが分かれ離れ離れになったとしても、
互いにしっかりと向き合うことで構築した深い結びつきは、
そんなことで消えて無くなることなど決してないのだと、彼女はよく理解しているのです。
ところで、杏奈さん。
君、胸元にスイカでも詰めとるんか?(o^-^o)
吉田さん、杏奈さんと入れ替わるかたちでやって来たのは、ネモと伊藤さんの二人。
伊藤(こととまた同じだ)
ネモ(あっ黒木さんと一緒だ……)
互いに同じクラスになりたいと願っていた人物の名前を
自分のクラスの中に確認し、安堵する二人。
その対象がそれぞれもこっちとこみちゃんという問題児二人であり、
なんとも面白い関係性のネモと伊藤さん。
何より、そんな二人には既に“重要なつながり”があった訳で…。
ネモ「3-5?よろしくねー」
伊藤「あっうん よろしく」
二人が軽く挨拶を交わしたところでようやくやって来たのは、
その“重要なつながり”を作った張本人、黒木智子…!!
もこ(結構同じクラスだった奴多いな? げ 小宮山<コオロギ>と一緒かよ!!?)
“コオロギ”というこみちゃんの愛称は第6巻『[喪48]モテないし低地で争う』にて、
こみちゃんが便所飯をしていた事実からもこっちが勝手に付けたものです。
今でこそ定着しているものの、実はもこっちが口にするのは上記エピソード以来となります。
いや本当、よく覚えてたなw
ネモ「黒木さん また一緒だねー」
もこ「あっ そっ そうだね」
早速、同じクラスになれたことを確認し合う二人。
一方、もこっちが現れて以降、伊藤さんはじーっと彼女の顔を見つめていました…。
それは二年前、もこっちが打った未来への布石。
そして今、ついに機能する時がやって来たのです…!
伊藤「多分覚えてないかもしれないけど 入試の時話したよね?」
もこ「へ!?」(こいつたしかコオロギの友!?)
突然の問いかけに驚き、理解が遅れるもこっち。
伊藤さんは構わず続けます。彼女が語るのは、ある少女の黒歴史…。
伊藤「ほら 隣に座っててなんかこう……こんな感じの…」
そう言いながら拳をスッと前に突き出す伊藤さん。
それは入試の時、彼女の隣に座っていた
めちゃくちゃイタい女子中学生が見せためちゃくちゃイタい行動…w
もこ「あっ!?あの時の…!?」
点と点がつながり、ようやくもこっちは状況を把握しました。
その状況とは過去の自分が仕掛けた時限爆弾により、
今、致命的ダメージを負っているということ…!
何やってんの?w(*´꒳`*)
もこ「あれは中学生のノリというか……」
伊藤「ふーん」
あんなイタい中学生を私はお前以外に知らないwww
(※詳細は第12巻『[喪110]モテないし受験者を応援する』を参照)
顔を真っ赤にしながら伊藤さんへ弁解していたもこっちでしたが、
彼女はまだ気づいていません。
その時限爆弾はもう一つあり、今にも爆発しそうだということに…。
ネモ「へ───── 凄い偶然だね──」
と、不気味な笑顔で瘴気を漂わせる声優志望www
もこ(なんか目つき怖いんだが…)
ネモの異変には気付きつつも何だかんだ鈍感主人公なもこっちには、
決してネモが自分の口から告げることはない、彼女が大切にする“二人のつながり”を、
今はまだ察することなどできるはずもありません。
もこっち自身の力で『“あの日の根元 陽菜”を見つけてもらう、気づいてもらう』
ということがネモにとって重要なのではないでしょうか…。
また、彼女がこれまで“二人だけのつながり”と捉えていたものが、
“実はそうではなかった”という事実を突きつけられ、
彼女は困惑し・焦燥し・端的に言えば“拗ねている”のです。
なんとまぁ可愛らしい女の子じゃないですか…!(o^-^o)
少し不穏な空気が流れ始めたもこっちとネモの二人。
一方、クラス表を確認し、めちゃくちゃテンションが上がっていた一行が彼女たち、
“雌猫の間グループ”の面々です!
「みんな3-4じゃん!!6人だよ!?」「まじ奇跡だよーーー!!」
彼女たちのグループはもこっちたちのいる3-5ではなく、3-4であり、
誰一人メンバーが欠けることなく集まることができたのです!
この結果に沸き立つメンバー一同。
宮崎「うっちーも一緒だよ!!」
宮崎さんも嬉しそうにうっちーへ飛びつきます。
やはり、彼女はメンバーの中でもうっちーとの関係性がより深いのでしょう。
しかし…。この結果に納得できようはずもない少女が一人おりました。
想い人と離れ離れになる苦しみが彼女に与えた影響、それは…。
うち「うあぁぁーーーぁぁーーーー!!!なんでぇ!!なんで!?」
宮崎「うっちーちょっと 見えるから!!」
まさかの幼児退行…!!www
と、うっちーが少女から幼女へと変貌を遂げていた時、
その横をすっと静かに通り、掲示板の前に現れたのが二木 四季。
クラス表を確認し、彼女は一言。
二木「3-5か」
うち「なんで!?」
二木さんの強者感よwww
そして、驚きの二木さんIN、うっちーOUTという采配w
ここは当時、本当に驚きましたね。
ヤンキー娘たちにしてもそうですが、作品都合でなんでもかんでも寄せ集めるのではなく、
適度にこういう配置換えもすることでまた新たな展開につなげると。
とはいえ、3-5にはとてつもないメンバーが揃いつつありました。
清田君に和田君(※今回は登場せず)、
さらにはあの“絵が描ける安藤”こと、初芝君まで3-5に集まることに…!!
初芝君といえば、
第1巻『[喪9]モテないし似顔絵を描く』のためだけに用意された存在かと思いきや、
第6巻『[喪48]モテないし低地で争う』にて
まさかのカムバックを果たした意外性ナンバーワンのキャラクターです!
しかも彼は第13巻『[喪131]モテないし帰るまでが遠足』の中の
『モブとサブキャラと主人公』という短編にて、ついにメイン級の扱いを受け、
なんとそこでは彼自身の物語が描かれることになります。
ア●ロ『こいつ…粘るぞ!』
クラス表も確認し終え、3-5の教室へと入って来たもこっち。
まこ「黒木さん また同じクラスだね」
もこ「あっうん そうだね」
まこ「ゆりの夢が叶ってよかったね 吉田さんも一緒だし」
ゆり「いや 別に夢じゃないから」
さっきまですーはーしてた奴のセリフとはとても思えませんw
まこっちの純粋無垢な笑顔と相まって、
こっちもニヤニヤと笑みがこぼれてしまう一コマですね!w
すると教室のドアが開き、3-5の担任教師の登場となりました。
誰かって?決まってるじゃないですか~。
荻野「はい 席についてー」
もこ(担任あいつかよ…!!)
はい、もこっちの天敵ですよ~♪www
まぁ、この人以外ありえないでしょう。
第11巻『[喪107]モテないし気にかけられている』の感想でも述べた通り、
彼女はたとえ生徒に嫌われようと、読者に嫌われようと、
1年間もこっちたちを光差す方へと強引にでも導き続けた大きな存在です。
そして今、荻野先生はようやく大きな役目を終え、
また新たに読者のような立ち位置から彼女たちの行く末を優しく見届ける役目を担っています。
そんな役割のためか、自然とその登場回数は減少傾向にあります。
荻野先生メイン回を待つマイノリティー読者よ、今こそ立ち上がれ…!!
…私以外にも…いるよね…?w
もこ(担任はアレだがクラス自体は知り合い多いし無難に過ごせそうだ…)
この辺り、第5巻『[喪39]モテないし自己紹介する』で描かれた、
高校二年生の時の始業式と見比べると今のもこっちの落ち着き具合がよくわかります。
当時のもこっちは“自分の存在に気づき、受け入れてくれる誰か”を
キョロキョロと必死で探していました…。
しかし今の彼女はただ前を向き、どっしりと構えています。
高校入学から2年の歳月を経て、彼女はようやくその“誰か”を手に入れたということです…。
荻野「じゃあ新しいクラスだし 一人ずつ自己紹介していこうか」
そして始まる、恒例の自己紹介。もこっちが2年連続やらかしている鬼門です。
すると、今回も隣の席になったネモが横からもこっちへ話しかけてきました。
ネモ「自己紹介だって 黒木さんまた何かやってくれるのかな?」
もこ「へ?いや普通に自己紹介するだけだけど……」
もこ(だいたい去年のはお前のせいだろうが…)
今年は無難にこなそうと考えていたもこっち。
しかし、ネモはそんなもこっちに対し、少し落胆したようにこう呟きました。
ネモ「そっかー 黒木さんも普通の子になったんだねー…」
このネモの発言。
当然、先程の一件で彼女が少し拗ねている、という部分はあるでしょう。
しかし、それはあくまで“きっかけ”に過ぎません。
これはふとした拍子にこぼれ出した彼女の本音です。
ネモは自己紹介の都度もこっちが見せる、不格好で、空気を読まず、
それでも揺らぐことのないありのままの姿に憧れにも近い感情を抱いていたのでしょう。
それはまるで自分もこうありたいと、“理想の自分”をもこっちに重ねるかのように…。
だからこそ、その対象であるもこっちが“普通”になってしまうことなど、
ネモには到底認めることができません。
もこ(なんなんこいつ?3年になって急にトゲトゲしくなってない?)
もこ(まぁいい無視だ 同じ過ちを三度繰り返すほどバカじゃない)
ネモの心情を推し量れるはずもないもこっちは彼女の素っ気ない態度にただただ困惑しますが、
今は忘れようと目の前の自己紹介に集中します。
そして、ついに回ってきたもこっちの順番。
彼女が高校生として行う3度目の、かつ最後の自己紹介。
その口から語られるのは、これまでと大きく異なり無難な内容で無難な言葉選び…。
もこ「黒木智子です 趣味 読書(マンガ・ラノベ)です」
もこ「よろしくお願い…」
言い終えようとした、その時…!
もこっちが視界の端に捉えたのはネモの表情。
もこ(なんだそのつまんなそうな顔!!)
これが、彼女の心に火をつけました。
もこ(ふざけんな! いつだってつまらないのはリア充<おまえら>だろ!)
もこ(いつだって空気読んで 空気読んだ発言とウケしか狙わんくせに!!)
もこ(お前らと違って こっちはほぼ2年間ぼっち<ひとり>で)
もこ(お前らを見下しながら生きてんだ なめんな!!)
それは理屈ではなく、プライドの問題。
今でも思い起こされる苦悩の日々。
恥をかき、陰口を叩かれ、時には自分の存在すら忘れられ、誰にも気づいてもらえない…。
そのような状況下であってもなお、彼女の心に芽生えた不屈の闘志。
何度失敗しようとその度に立ち上がり、たとえ一人であろうと挑み続けた…。
そんな彼女だけが持つことのできる、誇り高き信念…!
『絶対に自分を曲げない…!偽らない…!』
そして彼女は自らの信念に従い、言葉を続けました…。
もこ「あ──── それから…… 彼氏募集中なんでよろしくお願いします」
もこ「い…いつでも 席に来て下さい」
静まり返る教室…。
親しき友人ですらその意図を理解できず、ただ振り返って彼女を見つめるばかり…。
誰よりも驚きを隠せないのは発破をかけた側のネモ。
彼女はこの中で唯一、もこっちの行動の意味を理解できる存在。
『“ぼっち”になったことも、なる覚悟もない奴らが、私をなめるな!!』
席に着き、もこっちは震える体を抑えながら、
今一時ばかり過去に経験した壮絶な苦難を思い起こします…。
もこ(思い出せ……! あの時よりはマシ!!)
男の子に土下座したことも、
(※第2巻『[喪15]モテないし再会する』参照)
授業中にち●こ画像を見ていたことがバレたことも、
(※第5巻『[喪43]モテないし裸に興味を持つ』参照)
修学旅行の班決めで組む相手がいないことを晒されたことも、
(※第8巻『[喪69]モテないし班決めする』参照)
借り物競争で『イケメン』というお題を引き当てたことも、
(※第9巻『[喪86]モテないし体育祭が始まる』参照)
その全てが彼女の糧となり、今の彼女を支えているのです…!
もこ(どうだ お前みたいに本性偽って仲間同士でぬるく生きてきた人間には無理だろ?)
何とか落ち着きを取り戻したもこっちは、
ネモの方へ振り向き、“どうだ、見たか!?”という具合にニッと笑ってみせます。
そんな中、もこっちのような葛藤など一切ないはずのこみちゃんが、
ただのポテンシャルのみで新たな黒歴史の1ページを刻んでいました…。
こみ「趣味は読書と野球観戦で 特にロッテの試合を…」
こみ「一応一軍選手のOPSは全て暗記して…」
荻野「押してるからそこらへんで」
おめぇ、ぶっちぎりじゃねぇか!?w\(^o^)/
もこ(2年間 ただ人間強度を高め 幾千の恥と修羅場をくぐり抜けて得たメンタルをなめるな)
2年という時を費やし、ようやく自分の存在に気づき、受け入れてくれる、
そんな“大切な仲間”を手に入れることができたもこっち。
それなのに何のメリットも無いと理解しながら、
今この場で己の誇りと信念に従いさらけ出してみせた、
“これが私だ…!!”とでも言わんばかりのありのままの姿。
これを受け、ネモの感情は大きく揺れ動くことになります。
ネモ(一年間をどう過ごそうか考えてたけど… うまく演るのは もういいか)
ネモ(黒木さん見てると そう思えてくる)
先述したように、ありのままの姿で日々を駆け抜けるもこっちとは、
ネモにとって憧れの存在であり、“理想の自分”。
これまでも何度か記述してきた通り、
清田君とかつてのもこっちとの関係性は“理想”と“現実”でした。
それと同じように、ネモにとっては
もこっちとネモ自身との関係性もまた、“理想”と“現実”だったのです。
発破をかけていた側が、いつの間にか逆に発破をかけられているという皮肉。
憧れの存在が示してくれた自分が辿るべき道を見つめ直し、彼女はようやく決心を固めました。
仮面を脱ぎ捨て、偽りの舞台から降りるのは、今この時…!
そして少女は、己の殻を破るのです…。
ネモ「根元陽菜です 声優目指してます」
たったこれだけのこと。
そんな“これだけのこと”にずっと踏み出せずにいた彼女。
本音をひた隠しにし、仮面を被り続けた少女はもうここにはいません…。
清田「おーい やっぱり陽菜だったんか!?言えよーーーアハハハ」
ネモ「アハハーごめんねー」
ネモ「芸能人とアニメキャラのモノマネ得意なんで よろしくお願いしまーす」
彼女の並々ならぬ決心を知ってか知らずか、心優しき友が場をつなぎ、盛り上げてくれます。
席に座り、一呼吸置くネモ。
しかし、隣に座るもこっちにだけは彼女の震える姿が目に入っていました…。
ネモ「黒木さん」
もこ「え!?」
ネモ「もしもの時はぼっちのやり方教えてね プロでしょ?」
もこ(ぼっちのプロってなんだよ?)
本人の意思はどうあれ、こうしてまた一人誇り高き“元ぼっち”に感化され、
その学校生活、または人生観さえも一変する少女が生まれ、
物語は加速度的にさらなる広がりを見せるのでした…!
というところで第122話が終了。
いや、密度よ…!!!www 何なんだ、この圧倒的ボリュームは!?w
新たなキャラの掛け合い、今後の展開を匂わせる伏線、
さらにはある種、転換期とも言える“重要キャラの成長物語”まで…!!
本当に贅沢過ぎるエピソードでしたね!(*´꒳`*)
今回のエピソードをもって生まれた新たな絆や関係性。
それらが紡ぐのは一体どのような物語なのか…。
大いなる期待と興奮を胸に高校3年生編、いざ開幕です…!!
◆投稿動画
▼イベント紹介動画
【わたモテ】や【チェンソーマン】など、大好きなエンタメ作品のイベント開催時は
できる限り実際に参加し、その都度『紹介動画』を作成してきました。
これまでに作成した『紹介動画』は全てYouTubeで公開していますので、
何か気になる作品・イベントがありましたら、どうぞお手隙の際にでもご確認下さいませ。
▼聖地巡礼動画
現在、YouTubeで【わたモテ】の聖地巡礼動画を公開しています。
第1弾:【伏見稲荷大社】
第2弾:【東京ディズニーランド】
原作で描かれた“あの日々”の追体験として、どうぞお楽しみ下さい。
また、皆さんが聖地巡礼する際の参考にでもして頂ければ幸いです。
チャンネル登録の程、何卒よろしくお願い致します。m(_ _)m
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◆まとめ
以上が【わたモテ】第12巻の感想④となります。
毎度のことではありますが、今回は特に内容の濃い一冊でしたね!
単純に収録話数がここまでで最大の計13話となっていることもそれを物語っているでしょう。
その中でもやはり特筆すべきは、『[喪115]モテないし二年目の卒業式』でしょう。
かねてより私が触れてきた号泣エピソードであり、
個人的にも第1話から感想&考察をまとめてきて“ようやくここまで来たか”という、
思い入れの強いエピソードとなりました。
さらには最後に収録された、『[喪122]モテないし3年生になる』にて、
ついに高校3年生編へ突入することになりました…!
上でも触れましたが、とんでもない密度のエピソードでしたねw
ということで次巻からは高校3年生編が本格的に始まります。
ここに来て、また新たな一面を見せてくれるキャラがたくさんいますし、
何と言っても遠足編が全編収録されています!
今回の第12巻ではその内容のあまりの濃さから、
ついに4つの記事に分かれてしまいましたが、次回以降ちゃんとまとめきれるのでしょうか…w
まぁとにかく…!
いつも通り、自分のペースでじっくり読み解いていこうと思います。
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
コメント
更新お疲れ様です。
通りすがり改めミカゼです。
よろしくおねがいします。
自分はHNは殆ど使わないのですが、別のところで名無し1~5まで出てきて収拾つかなくなるような感じのところがあったので、私が通りすがりだと他の方がコメし辛いでしょうからという理由です。(要は大した理由はありません)
ミカゼは最新話のネタ元の金魚王国の崩壊からです。取ってつけたようなものです。
http://www.goldfishkingdom.client.jp/
あとゆりちゃんのピザ切りネタ元ここしか見当たらなかったので貼っておきます。http://blog.livedoor.jp/bmaysu/archives/55131665.html#more
またあとで12巻の感想させていただくかもしれませんよろしくおねがいします。
ココらへんで小休止というか、登場キャラのまとめとかやるといいかもしれませんね。(1年のときにやられてますね)
それでは失礼いたしました。
ミカゼさん
いつもコメントありがとうございます!m(_ _)m
>ゆりちゃんのピザ切り
あれ、元ネタあったんですねw
貴重な情報ありがとうございます!
>登場キャラのまとめ
そうですね、現在ちょっとずつではありますが作成中でして、
また近い内にアップできるかと思います。
過去のエピソードを探る際にでも利用して頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。m(_ _)m
12巻の記事お疲れ様でした。12巻は大変だったでしょう。
11巻以前と比べて、語るべき人が増えたというか新しい新章に入ったという印象を受けます。
わたモテは4巻くらいで、新しい物語に入ってる感じですが、5巻の2年生、8巻の修学旅行と比べてもいろいろと入れ替わった巻でしたね。
ただこの巻以降語るべきことが多くなって、2話か区切りのいいときに区切らないと、なんというか中途半端に見えます。12巻で言えばバレンタイン、卒業、打ち上げは同じまとめ方しないとやはり視点が何となくずれるような感じを受けます。
13巻で言えば遠足までの2話、は遠足に入れるべきじゃないかなあと思ってしまいます。(最後はショートと先輩回)
あともう未来の話はしないでもいいかなと個人的には思います。
なんとなくネタバレみたいで他の人に勧められませんので。
(11巻以前は辛い回もあるから必要だとは思いますが。
一言で言えば13巻以降はもっとゆつくりお願いしますって感じですかね。
話が長くなって申し訳ありません。もう少しマイルドだったほうが良かったですかねえ。ただうまくかけないので、
ミカゼさん
コメントありがとうございます!m(_ _)m
>区切りのいいときに区切らないと
これは確かに、自分で記事を作成しながらも感じていた反省点ですね…。
なにぶん、第1巻から感想記事を書き始めたものですから、
自分でも気づかぬうちに“早く最新話に追いつかないと”
みたいな余計な感情がどんどん前に出ちゃってた気がします。
【わたモテ】に関しては既に素晴らしい考察サイトが多数ある中、
こんな弱小ブログ唯一の“武器”といえば、
あえて第1巻 第1話まで立ち返ってじっくり読み解いていることだと思うので、
後追いならではのまとめ方と言いますか、
皆さんが読んでいて、より“歯切れのいい”区切り方で
今後はまとめていければと思います。
>12巻は大変だったでしょう。
“多分時間かかるだろうな~”とは思っていましたが、予想以上でした…w
まぁそれだけコミックスの内容が濃く、充実していたということであり、
一読者としては嬉しいことなんですけどね!
ちなみに最新話に追いつこうみたいな感情は、第12巻の感想書いてる間に捨てましたw
というか、無理…!w\(^o^)/
記事の内容が薄くなるぐらいなら、
一話一話じっくり噛みしめながら、これまで通りマイペースで進めていく所存です。
長くなってしまいましたが、
ご指摘頂いた通り、次巻以降はもう少し区切り方を考慮し、
今後もじっくり読み解いていきたいと思います!
いろいろと拙いブログサイトですが、
今後ともよろしくお願い致します!m(_ _)m