皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
前回に続き、今回は【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】(以下、【わたモテ】)
の第5巻の感想記事になります!
それでは以下よりエピソード単位で感想&考察を記述します。
目次
◆【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】第5巻 感想①
▼感想&考察
◎[喪37]モテないし卒業式に出る
感想&考察
最後にも触れますが、
今回のエピソードは全体を通してもこっちのセリフに注目していきたい内容です。
この日は、“原幕”の卒業式。
三年生と縁もゆかりもないもこっちは、特に感情の変化がありません。
ただそこに座り、式を眺めるのみ。
(当たり前だが…1ミリグラムも哀しくない もちろん涙なんかでるわけもない…)
すると、一人の生徒が呼ばれ壇上に上がりました。
在校生代表として登壇したその人物とは、今江先輩でした。
第3巻以来の登場です。
彼女はこの大舞台に動じることもなく、見事に送辞を述べました。
最後には涙を浮かべるなど、本当に人格者で優しい人なんだろうな~ということが窺えます。
(あの人みたく色んな人との関係を築けば この卒業式も感動できるものになったのかな…)
式も終わり、校門前には卒業生やそれ見送る在校生でいっぱいに。
もこっちはというと“自分には関係のないこと”と今まさに帰ろうとしていました。
と、その時校門前で一人ぽつんと立っている男子生徒を見つけます。
胸章をつけていることや卒業証書を持っていることから、
彼が卒業生であることは間違いありません。
何をする訳でもなく、一人佇む彼の姿に思うところのあるもこっちは帰るのを止め、
彼の少し隣に自分も立つことにします。
そこから見える風景。
遠くに見えるのは、楽しそうにワイワイと皆でにぎやかに盛り上がる卒業生の一行。
対して、こちら側は閑散としていて、会話もなく、まるで別世界。
(輪に入れず遠くから見つめるだけ BOCHIだな…)
(この瞬間だけぼっちなのか…3年の時だけぼっちだったのか…)
(3年間ぼっちだったのか…知る由はないが…)
(ただ思うことは 決して…人ごとではないということだ…)
もこっちは“彼”を通し、遠くない“未来の自分”を見つめているようです…。
(楽しかったことあったのかな…友達はいたのかな…)
(何を思ってここに残ってるのだろうか?)
(何かを期待してんの?何も起こらないぞ…多分……)
皮肉なことに、それは今現在のもこっち自身に言えること。
帰らずに彼の横に立って残る理由とは…。
彼女は心のどこかで祈っていたのではないでしょうか?
自分の勘違いであってくれと。
彼は“ぼっち”でなはなく、誰かと待ち合わせをしているだけ。
何か事情があって一人で立っているだけだと…。
自身の頭をよぎった哀しい未来など実現しないのだと、
期待、あるいは願っているようにも私には見えました。
描写としても最初の内は彼のことを横目で見ていただけのもこっちでしたが、
“未来の自分”を重ね合わせるようになってからは
彼に直接顔を向けて凝視していました。
それは、決して目を背けてはいられない自分の現状を改めて痛感したかのように…。
「あっ…えーと…に…2年生?」
そんなもこっちに話しかけたのは“彼”でした。
誰か待っているのと尋ねられ、
咄嗟に「友達を待っていて」とウソをついてしまうもこっち。
その流れで、そちらは誰かを待っているんですか?と聞いてみることに。
「今日で最後だし なんとなく残ってるだけで…」
やがて、一人、また一人と残っていた生徒は帰って行き、残っている生徒もまばらに。
彼と写真を撮ったり撮られたりのちょっとした交流をしている間に、
ついに他の生徒は皆帰ってしまいました。
「じゃあそろそろ帰るよ」
彼は最後にどうして残っていたかについて教えてくれました。
「中学の卒業式は終わってすぐ帰ったから」
「今回は逆に人がいなくなるまで残ってみようと思って…」
「残ったところで何もないと思ってたけど 話してくれる人がいてよかったよ」
(何かを期待してんの?何も起こらないぞ…多分……)
最初はそう思っていたもこっちでしたが、
奇しくもその期待に応えたのはもこっち自身だったのです。
「じゃあね」と告げられた時、咄嗟に「が 頑張って下さい…」という言葉が出たもこっち。
それに対して彼が返した言葉は…。
「あっうん…そっちもあと2年頑張ってね」
決して“楽しんでね”などのポジティブな言葉が出てこないあたり、
彼にとって学校という環境がどのようなものだったのかを表しているようです…。
そして残されたもこっちは、
今の会話が1年の自分と3年生との最初で最後の会話になるということに気づき、
(そう考えるとまぁほんの少し2・3ミリグラムは哀しいかもな…)
と物思いにふけります。
(来年は…再来年はどんな卒業式になるんだろう…)
と、不安を抱えながらもようやく家路についた、というところで第37話が終了。
今回のエピソードを前編とするならば、
第12巻『[喪115]モテないし二年目の卒業式』は中編にあたるエピソードです。
そしてそれらを、または【わたモテ】自体を締めくくる後編に向け、
現在物語が進行してるという状況です。
そのため、このエピソードはセリフやら展開やら、
今改めて読むと非常に感慨深いものがあります。
私は以前、第3巻『[喪21]モテないし文化祭に参加する』の感想で以下のように述べました。
また、今回のエピソードは第12巻『[喪115]モテないし二年目の卒業式』へとつながります。
個人的に、現時点で【わたモテ】史上トップ3には確実に入る号泣エピソードとなっています。
読まれる際は、必ず今回の
『[喪21]モテないし文化祭に参加する』を読み返しておくことをお勧めします…!
第3巻『[喪21]モテないし文化祭に参加する』と同じく、
この第5巻『[喪37]モテないし卒業式に出る』も第12巻を読まれる際には
振り返っておくべき重要なエピソードだと言えます。
◎[喪38]モテないし間違われる
感想&考察
春。それは変態が活気づく季節…。
冒頭、もこっちが見ていたテレビ番組ではある変質者のニュースが流れていました。
『男性教諭は女装姿で児童に近づき「見せたるウィンナー見せたる」と』
『声をかけ下半身を露出した疑いで…』
その教師、ヤバ過ぎるw
そんなニュースを横目で流しつつ、もこっちは花粉で苦しんでいました。
涙や鼻水が止まらない模様。
実はこのもこっちが花粉症という設定、前話で触れた
第12巻『[喪115]モテないし二年目の卒業式』の内容にも
大きく絡んでくるので驚きです。
特にこのエピソードでのその設定の扱い方とはまったく異なる切り口であり、
一つの題材でここまで物語を様々な方向に展開させられるのかと、ただただ脱帽です。
花粉症で苦しむもこっちに対し、
母からお父さんが買ってきたというあるプレゼントが手渡されます。
それは花粉をシャットアウトする、専用のゴーグルでした。
早速着けてみると…。
こ、これは…!w マスクやフードも相まって怪しさ全開です!
さすがにこのままだと不審者と間違われると思ったもこっちは
スカートを穿いていくことにします。…あれ?それって冒頭の…?w
しかし、実際に外出してその快適さに驚くもこっち。
(これはいい!外なのに全然目が痒くないし涙も出ない)
(よし 公園に桜でも見に行くか!)
公園では、砂場でちびっ子たちが遊んでおり、ママさんたちは立ち話に夢中の様子。
もこっちは一人ベンチに座り、あまりのぽかぽか陽気にうとうとし始めました。
そして、気づけばいつの間にか夢の世界へ…。
時間は流れ、ある時ちびっ子たちはベンチに座る“それ”に気づきました。
“それ”とは…。
ファーッwww
開かれた股間。(マスクで)乱れる呼吸。
風貌はまさに冒頭のニュースで取り上げられた変態そのもの!w
やがて、通報を受け訪れた一人の警察官がもこっちを起こしました。
「子供に変なものを見せてる不審者がいると電話があってね」
「お嬢ちゃんも女の子なんだし もっと気をつけなよ」
これはキツ過ぎる!!w
帰宅後、花粉とは全く違う意味で涙が止まらなくったもこっち、
というところで第38話が終了。
いや、前話との落差よ!w
第3巻『[喪22]モテないし写真を撮る』とかもそうでしたが、
ちょこっとシリアスなお話をやった後はとことんふざけるって印象です!
とにかくめちゃくちゃ笑いました(*´꒳`*)
◎[喪39]モテないし自己紹介する
感想&考察
冒頭で描かれたのは、初めて言及されるもこっちの原幕入学当初の様子。
まずは、座席順に一人ずつ自己紹介をしていくことに。
「千葉西中出身の岡田です 中学の時はバスケ部でした よろしくお願いします」
茜ちゃん(あーちゃん)は昔バスケ部だったんですね!
確かに言われれば運動部っぽい。
さて、この自己紹介という学校での何気ない一場面に、
高校デビューという一発逆転をかけ、
やらなくていい準備&努力をしてしまうのが我らがもこっち…!
(せっかく面白い自己紹介考えて来たのに…みんな普通のことしか言わない…)
もう嫌な予感しかしませんw
(こういう空気の時の為に一応2パターン自己紹介ネタは用意してる)
(ハ●ヒ風はやめてこっちのネタに走った自己紹介でいこう!!)
そして始まる、もこっち劇場…。
仕込んでおいた式辞用紙を取り出し、長々と語るのかと思いきや…。
「黒木智子 趣味 読書です 以上」
よくやるよ、本当にw どんな心臓してんだw
(自己紹介でこんな長い紙用意してそれなのに紹介が短いという)
(地味だけど凄い面白いネタだぞ 早く誰かつっこめ!)
現実とは非常なもので、一切イジられることなく「じゃあ次」と順番が移ってしまいます。
しかし、まだ諦めない…いや、現状に気づいていないもこっち!w
(まだ少しだけネタが残ってるんだ)
(実はこの紙白紙だという…せめて周りの奴にだけうければ!!)
そんな願いも虚しく、
もこっちをそっちのけで「ちょりーす」の一言でクラスの爆笑をとる清田君。
(駄目だ このクラス笑いのレベル低すぎる!!)
私は以前、第3巻『[喪19]モテないし二学期が始まる』の感想で以下の様に述べました。
ここで感じたことは、もこっちが本来なりたかった自分像って
まさに清田君のような立ち位置だったんじゃないかな~、と。
普段から自分の発言でクラスメイトたちを笑わせ、
異性とも仲良く会話のできる、親しみやすい皆の人気者。
本当は求めていたモノのはずなんですが、あまりにも自身の現状からかけ離れているためか、
もこっちはリア充っぷりを発揮する清田君にいつも心の中で暴言を吐いている印象です…w
清田君ともこっちの関係性はずっと“理想”と“現実”というイメージがあったのですが、
こんな時期から因縁があったんですね!
読み返すまでこの部分を見落としていました。これは嬉しい発見!
その後、彼女を待ち受けていたのは、
「自己紹介で盛大に滑ってるのいたねー」
「痛すぎて逆にかわいそうだったわー」
などの陰口…。
もはや自分を見つめる視線全てが蔑んだものに見えてきてしまい、
彼女はより一層殻に閉じこもることに…。
(馴染めるかな このクラスで…)
(まぁ私の面白さに気づいた人がその内声かけてくれるか……)
やがて月日は流れ、現在。
(そして誰にも気づかれずに1年が経った)
もこっちー!!!(。ノω\。)゚・。
学校生活だけを切り取ってみると、マジで地獄のような1年を過ごしたもこっちです。
そもそもの原因・始まりとして、そこに大きく影響を与えたと思われる先程の自己紹介。
しかし、彼女もこの1年で学びました。
(次こそこの新しい環境<クラス>でやり直す)
(だけど高望みはもうしない 目指すのは普通の学校生活)
(目立ちはせず だからと言って空気でもあらず そんな学校生活)
二度と過ちを犯してなるものかと、心機一転、彼女は新たなクラスで再起を図ります。
ふと視線の先に映ったのは教室で楽しそうに会話する清田君、茜ちゃん、ネモの3名。
(見知った奴が何人かいるな…)
(まぁ あいつらは空気だった私のことなんか覚えてないだろうけど…)
(あんなのはどうでもいい…より下で主導権を握れるような奴は…)
(私の面白さに気づき私の存在をわかってくれる人間は……)
ところがどっこい、横にいたんだよな~(*´꒳`*)
そうして始まる、2年生として最初のホームルーム。
このクラスの担任は、
第2巻『[喪10]モテないし無表情になる』より登場している体育教師の荻野先生。
高校2年生編では意外なことに彼女が良い意味でも悪い意味でも
もこっちを取り巻く環境を大きくかき回してくれます!w
そんな中、もこっちに声をかける人物が。
「黒木さん また一緒のクラスだね!」
彼女はネモこと、根本陽菜。
先程もこっちが“自分のことなど覚えていないだろう”と切り捨てたリア充グループの一人です。
突然の出来事に動揺を隠せないもこっち…!
“私のこと覚えてるの?”と、
とてもクラスメイトとの会話とは思えない言葉が飛び出しますが、
「え!?だって同じクラスだったでしょ」
まさかの優しい言葉が返ってきます。
逆に、「あっ もしかして私の名前とかわからない?」と尋ねられ、
脳をフル回転させなんとか「ね…ねもと…さん?」と答えることに成功!
「よかった!覚えててくれたー 私存在感薄いからさー」
このセリフ、当時見方によってはリア充的な嫌みにも捉えることができました。
そもそも、このネモというキャラクターの本質が明らかになるまで、
彼女の優しさは本物か?
だったらなぜ今まで手を差し伸べなかった?
など、彼女に対しては様々な憶測があったように思われます。
今だからこそ判断できますが、この“私存在感薄いから”というセリフは
もこっちに対してのネモの心からの叫びであったことが読み取れます。
よく見返すと、もこっちが大失敗した1年生の自己紹介の時、
もこっちから見て右隣に座っていたのはネモでした。
その辺りを考慮すると、先程の
「あっ もしかして私の名前とかわからない?」
というセリフの時、ネモは内心ドキドキだったのかなぁ~ということが窺えます。
そして、そんな二人の見えない感情の揺れ動きとは別に、
教室ではついに自己紹介の時間が始まっていました。
(そうだ自己紹介…今度は失敗しない!無難にこなすんだ!!)
そのようにもこっちが決意を固めていた時、ネモは何気なくもこっちに話しかけました。
「黒木さん1年の時 自己紹介で何か面白いことしてたよね」
咄嗟に「そ…そうだっけ…?」ともこっちが曖昧に答えますが、ネモの言葉は続きます。
「なんかでかい紙用意しててそれなのに紹介短くてさ」
「でさ あの紙 白紙だったよねー アハハハ」
こりゃ落ちた、なw
なぜなら、それこそもこっち自身が先程述べていた
“私の面白さに気づき私の存在をわかってくれる人間”、
そんな人物に出会えた訳ですから…!
(いかん…泣きそう 私のこと気づいててくれたなんて…)
これは少し皮肉なことですが、
逆にもこっちはネモのことに本当の意味ではまだ気づいていないんですよね…。
もこっちの言葉を借りれば、当時逆の意味で“泣きそう”だったのはネモの方なのかも…。
一方、ついに理解者を得られたという事実にもこっちは有頂天。
(なんだこの子いい子じゃない!今まで認めたくなかったけど凄く可愛いし)
(この子にだけわかってもらえれば十分だ…2年生は静かに暮らそう…)
そんなもこっちをよそに、
何やらネモはこそこそと周囲のクラスメイトに話しかけています…。
そして、いよいよもこっちの番が近づいた時。
「黒木さんがトリだね 黒木さんのこと話したらみんな凄い楽しみにしてるよ」
屈託のない笑顔で何さらしてくれとんじゃぁ!w
発破をかけられた側のもこっちは急なピンチ襲来に文字通り足は震え、頭は混乱状態に…!
(普通に自己紹介しようとしてたのに…!!どうしよう…!?)
(1年の時考えてたハ●ヒ風でいってみるか…? ただの高校生には興味ありません)
(この中に童貞 処女 ロリコン 汁●優がいたらわたしのとこに来なさい 以上。)
(あっ駄目だこれ…今思うと酷すぎる…)
いつ、いかなる状況で考えても酷すぎるだろ!w
回想シーンで語っていた2パターンの自己紹介ネタの内、ハ●ヒ風って言ってたのはこれか!w
マジで、むしろ当時はまだマシな方を選択していたという事実にただただ驚愕…!
しかし…!数々の修羅場を越えて来たもこっちには、既に次なる手が!
(いや待て ここまで注目されてるならあれができるかもしれない)
(あえてつまらないこと言って!)
「く く 黒木智子です… え…え…Fカップです」(シーンとした所で)
「え?ちょっあれ?何この空気 やり直していいっすか?」
(これで変な空気になって笑ってもらえる)
だが、しかし…!!!
その日、世界は静止した…!ウソのように静まり返る教室…。
「はい!面白い自己紹介だったね じゃあちょっと早いけど体育館に移動ね」
全く心のこもっていない荻野先生の賛辞がむしろ清々しくさえ思えるw
以後、教室内ではスベッた人間に対して付けられる
“黒木さん状態”というフレーズがちょっとしたブームに…。
というところで第39話が終了。
いやぁ本当にいろいろと濃いエピソードでした。
まだまだこの時点では謎が多いものの、
ネモが本格的にストーリーに関わってきた最初のエピソードでした。
ネモがなぜもこっちにこだわるのか、
それは第12巻『[喪110]モテないし受験者を応援する』にて理由の一部が垣間見れます。
同じく第12巻『[喪122]モテないし3年生になる』では、
今回と同じ“新たなクラスでの自己紹介”という題材で、
今度はネモが自分の殻を破り新たな一歩を踏み出すという内容になっています。
もちろん彼女が変われたのはもこっちが決して腐らず、
たとえ空回りだろうとその独自の発想で挑み続けたからなんです…!(。ノω\。)゚・。
◎[喪40]モテないし周りにアピールする
感想&考察
扉絵を除き、たった5ページで描かれる高校二年生 黒木智子の日常。
月曜日。
もこっちはたった一人、自席でジャンプを読んでいました。
読み進めながらも頭の中に浮かぶのは、
もこっちの周囲に集まる男子生徒と楽しそうにジャンプの話題で盛り上がる自分…。
水曜日。
この日はマガジンを読みながら、先程と同様、
いずれ周囲に集まるはずのクラスメイトと談笑する自分の姿を思い浮かべています。
木曜日。
今度の雑誌はリボン。
ですが、周囲の状況は何も変わらず…。
週末をはさみ、翌 月曜日。
コンビニでジャンプを片手にふと思いつき、お菓子を購入するもこっち。
きっと「一口ちょうだい」と集まってくれるはず。
その日の休み時間。
あえて皆に聞こえる様な音でお菓子を食べながらジャンプを読むもこっちの周囲には、
やはりいつもと変わらず誰も集まっては来ませんでした。
そして、そんな状況を見つめていたのは担任の荻野先生でした…。
「もう少し友達を作る努力をしなさい」
職員室に呼ばれたもこっちは、荻野先生にそう指導されていました。
荻野先生はそのデリカシーの無さばかりが注目されがちなんですが、
彼女は少なくともしっかりと生徒を“見て”、そして“導いて”いるんですよね。
ただそのやり方は強引な時が多く、
他にもっとやり方があるのでは?と思いたくなるような場面も少なくありません。
ですが、ここまではっきり言ってくれる教師というのはなかなかいるものではありません。
もこっちは認めたくないでしょうが、
今後の展開も踏まえると、間違いなくもこっちにとっての恩師は荻野先生になるはずです。
さて、ではもこっちはというと、これまで友達を作る努力はしていなかったのでしょうか?
もこっちは現状のままで良いと思っているのでしょうか?
今までもこっちと共に歩んできた読者なら、そんなこと一目瞭然ですよね。
もこっちから真実を聞いた荻野先生は答えます。
「え?友達作りたいから一人で漫画読んでお菓子食べてる?」
「あなたは何を言ってるの?」
ですよね~!w(*´꒳`*)
しかし、その努力は全く報われない訳ではなく…。
最後の1ページで描かれたのは、ちびっ子たちが遊ぶ公園のベンチ。
足元にはお菓子を食べに集まった猫。
そして、ちびっ子たちと一緒にジャンプを読むもこっちの姿でした。
以前から、もこっちはちびっ子と仲良くなるのが上手な描写がありました。
第2巻『[喪16]モテないし挽回する』では、
駄菓子屋でクイーンと呼ばれるほど慕われていましたし、
きーちゃんや幼い頃の智貴とも大の仲良しでした。
ですが、そのやり方が通じるのはどうやらそこまで。
現状を変えるため、もこっちはもこっちなりに
努力の仕方を少し変えなければならないのかもしれない、
というところで第40話が終了。
今回の5ページの中にもこっちの現状、そして、今後の課題がしっかり描かれており
それこそ、当時は笑って読んでいた内容も今となっては、
谷川 ニコ先生からの高校2年生編はこういうテーマでやっていくから、
という提示だったようにも思えました。
◆投稿動画
▼イベント紹介動画
【わたモテ】や【チェンソーマン】など、大好きなエンタメ作品のイベント開催時は
できる限り実際に参加し、その都度『紹介動画』を作成してきました。
これまでに作成した『紹介動画』は全てYouTubeで公開していますので、
何か気になる作品・イベントがありましたら、どうぞお手隙の際にでもご確認下さいませ。
▼聖地巡礼動画
現在、YouTubeで【わたモテ】の聖地巡礼動画を公開しています。
第1弾:【伏見稲荷大社】
第2弾:【東京ディズニーランド】
原作で描かれた“あの日々”の追体験として、どうぞお楽しみ下さい。
また、皆さんが聖地巡礼する際の参考にでもして頂ければ幸いです。
チャンネル登録の程、何卒よろしくお願い致します。m(_ _)m
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【エンタメ日和のエンタメチャンネル】
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◆まとめ
以上が【わたモテ】第5巻の感想①となります。
長くなったので次の投稿に続きます。
それでは、また~(。・ω・)ノ゙
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