【チェンソーマン】第1巻『伏線』まとめ

漫画
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皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。

今回はチェンソーマン】第1巻の収録エピソードを対象に、
今後の展開に向けた『伏線』と思われる内容をまとめていきます。

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◆【チェンソーマン】第1巻『伏線』まとめ

▼はじめに

週刊少年ジャンプで連載中の作品の中で今、個人的に最も先の展開が読めない漫画作品。
それがこちら!チェンソーマン】です…!!(※2020年12月に『第1部』の連載が終了)

2018年12月3日発売の週刊少年ジャンプ2019年1号より連載が始まったこの作品。
連載当初からクレイジー極まりない展開の連続で読者を魅了し、
着実に人気とコミックスの発行部数を増やし続けています。

主要キャラの特徴をざっくりまとめると、

◎容赦なく肉を引き裂き・命を巻き取る、欲望第一主義イカれた主人公
◎纏うは母性・秘めるは狂気、人外従え暗躍続ける策略系ヒロイン
裏切り繰り返し、気分で退き・気分で暴れる傲慢全開の愛しき相棒

という具合に、一癖も二癖もあるキャラクターたちが作中世界を大いにかき回す本作。

先述の通り、予測不能な怒涛の展開チェンソーマン】の魅力の一つなのですが、
振り返ってみると先の展開をいろいろと仄めかす描写が多く、その中には
まだ『回収』されていないものが多々あります。

そこで今回は第1巻の収録エピソードを対象に、
今後の展開に向けた『伏線』と思われる内容をまとめていきたいと思います。
第1巻に収録されているのは
『[第1話] 犬とチェンソー』から『[第7話] ニャーコの行方』までです。



まず、本記事では伏線』を以下のように定義しておきます。

※本記事における『伏線』の定義
◎エピソードをまたいで『回収』されたもの。
◎または、今後『回収』される見込みのあるもの。

さすがにエピソード内で完結しているものは『伏線』というよりも
“フリ”と“オチ”の関係性なので省きます。
要するに今後の展開につながりそうなワードや描写を整理しておきたい、
そのような観点で進めます。

=======※追記_ここから=======
『早川アキ』の呼称を“アキ輩”から“早パイ”に変更。
どうやらそちらの方が主流っぽいので。(更新日:2020年6月8日)

第9巻『[第77話] チャイムチャイムチャイム』にて
ついにデンジが“アキ”呼びするようになっていたので、それに合わせて当サイトでも
『早川アキ』の呼称を“早パイ”から“アキ”に変更。(更新日:2020年7月13日)
というか、もう“パイパイ言ってられるような状況じゃねぇ…。。

伏線』として『恐怖①』を追加。(更新日:2020年6月10日)
伏線』の『デンジとマキマの抱擁』へ追記。(更新日:2020年8月5日)
=======※追記_ここまで=======

それでは以下よりエピソード順にまとめていきます。

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▼収録エピソード&『伏線』リスト

◎[第1話] 犬とチェンソー

・瀕死のポチタ

デンジとポチタが初めて出会った場面に注目。

既に衰弱していたポチタの体には銃創があり、後にその存在が明らかにされる銃の悪魔』、
もしくはその一派と交戦していたことが予想されます。

なぜ『銃の悪魔』はチェンソーの悪魔』の心臓を欲しているのか?
その謎に大きく迫るであろうポチタの過去
ここが明らかになるのはもう少し先のことでしょうが、
頭の片隅に置いておきたい『伏線』の一つです。

・デンジの両親

ヤクザへの借金を残したまま首吊り自殺をしてしまったデンジの父。

瀕死のポチタを見てデンジの脳裏には首を吊った父の姿が浮かびました。

この場面から父の遺体を発見したのはデンジだったと予想され、
その壮絶な過去にはやはり胸が痛みます…。

さらに、真夜中に突然吐血したデンジは直後ポチタへこう語っていました。

デンジ「俺の母ちゃんさ…心臓の病気で血ィ吐いて死んだんだとよ……」

この発言から察するに、デンジが物心つく前に彼の母は他界しており、
デンジの記憶には母の姿がほとんどないのではないかと思われます。

両親から十分な愛情を受けずに育ったデンジ。
この人物背景こそ、彼がマキマさんへ抱く熱い感情のその根源ではないかと私は考えています。
この点については後程もう少し掘り下げます。

また、デンジの両親については不明な点が多く、話の主軸とはならずとも
今後何か明らかにされる事実があるかもしれません。
先に述べた通りデンジの人物像を考察する上で重要な要素であるため、
ここでは一つの『伏線』としておきます。

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・死体を乗っ取る悪魔

かつてデンジがポチタに語った以下の発言。

デンジ「悪魔には…死んだ人の体を乗っ取れるヤツもいるらしい」

それに対するアンサーが第1巻『[第4話] 力<パワー>』でのアキのこの発言。

アキ「人の死体を乗っ取った悪魔…それが魔人だ」

(※第1巻『[第4話] 力<パワー>』参照)

それはデンジが辿った運命と異なるもの
少なくとも現状はっきりしているのは魔人側の定義であり、今後の比較のためにも
ここでまとめておきます。

=======※追記_ここから=======
第9巻『[第77話] チャイムチャイムチャイム』を読み終えて。

先の発言を“アキにさせていた”ことすら、もしかすると意図的な構成だったのかも…。
=======※追記_ここまで=======

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第1巻 [第4話] 力<パワー> ※該当なし
第9巻 [第77話] チャイムチャイムチャイム ※該当なし
・デンジとポチタの契約

死の間際で交わしたデンジとポチタの契約内容が以下のセリフの通り。

ポチタ「私は……デンジの夢の話を聞くのが好きだった …これは契約だ」

ポチタ「私の心臓をやる かわりに…… デンジの夢を私に見せてくれ

この契約が結ばれたからこそ彼らの新たな人生の幕は上がった訳であり、
必然的に本作ではデンジの夢や願望がストーリーの骨子となっています。

いいものが食べたい・女性を抱きたいと己の欲望に従順な彼は日々周囲を呆れさせますが、
子供のように純粋な彼の姿が作中においてひと際眩しく輝いているのもまた事実。

(※第2巻『[第10話] コン』参照)

混沌とした世界の中で復讐使命に燃える者たちが周囲を固める一方、
もはや普通の人間ではないにもかかわらず己の欲望に正直に生きる彼こそが
誰よりも人間らしく生きている
そんな皮肉の効いた構成になっているのです。

いずれはまたこの契約へと焦点が当たる・回帰すると思われる重要な内容の一つです。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第2巻 [第10話] コン ※該当なし
・マキマの目

未だに謎の多いマキマさんの素性ですが、そのキャラデザにも怪しい点が…。

彼女の目といえばグルグルしたデザインでお馴染みですが、
実はこのタイプの目をもったキャラが他に2名

ここからは先の展開に関して少々ネタバレを含むため、
それでも問題のない方のみ以下をクリックしてご確認下さい。

ネタバレありの考察(クリックで表示・非表示)
“他に2名”と述べましたが、正確には2体
1体目は第2巻『[第10話] コン』にて初登場となる狐の悪魔です。

(※第2巻『[第10話] コン』参照)
2体目は第4巻『[第31話] 未来最高』にて初登場となる未来の悪魔』。
(※問題の目が描かれるのは次の『[第32話] 繰り返し繰り返し』)

(※第4巻『[第32話] 繰り返し繰り返し』参照)
このように、マキマさんと同系統の目を持っているのはいずれも悪魔なのです。
もちろん偶然かもしれませんし、キャラデザの範疇なので
何か意図があったとしても直接的に『回収』されることはないでしょう。
とはいえ、現時点で彼女が人外の存在であることを示唆する一つの要素と考えられ、
特筆しておきたい内容の一つでした。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第2巻
[第10話] コン ※該当なし
第4巻 [第32話] 繰り返し繰り返し ※該当なし
・デンジとマキマの抱擁

デンジとマキマさんが初めて出会った場面。

満身創痍で意識が朦朧とする中、突如目の前に現れた美女に
デンジは思わずありのままの願望をぶちまけます。

デンジ「だ…抱かせて……」

これを受け、躊躇なくデンジを抱きしめたマキマさん。

注目したいのはあくまでもデンジはマキマさんに抱きしめられた側ということです。
不慮の事故とはいえ、続く『[第2話] ポチタの行方』でも同様の描写があり、
今のところこの二人にとっての『抱擁』は
マキマさんから一方的にデンジへ与えられるものとなっています。

(※第1巻『[第2話] ポチタの行方』参照)

そしてこの事実が冒頭で述べたデンジの人物背景と繋がり、
彼がマキマさんへ抱く感情に多大なる影響を与えていると推察されます。

すなわち、デンジにとって彼女から一方的に与えられる抱擁』とは
親から与えられる無償の愛情』として機能しており、
彼は無意識のうちにマキマさんに対して母性を求め、
さらには母親の幻影を重ねているのではないかと思われるのです。

内面的にはまだ幼い子供同然のデンジ。
彼自身はマキマさんに対して恋愛感情を抱いていると認識しているようですが、
実際のところ定かではありません。

それだけに第6巻終盤で彼が下したある決断には
マキマさんから『心変わり』したというよりも親からの自立』、
その第一歩
が描かれていたように感じられました。

ネタバレありの考察(クリックで表示・非表示)
デンジがレゼに抱いた感情こそ、紛れもない恋愛感情でした。
理由もわからず突然命を狙われたというのに彼は特に責め立てることもなく、
最後の瞬間までレゼに寄り添う姿勢を見せていました。

(※第6巻『[第51話] ダークダイビング』参照)
『抱擁』描写について振り返ってみると、
デンジが意識的に誰かを抱きしめたのはレゼが初めてのことです。
その事実からも彼女の存在がデンジにとって、
さらにはこの作品にとって特別であったことが窺えます。
また、そういう意味では過去に結果として抱き寄せるかたちになっていた
パワーも相手役としてない訳ではない…のでしょうか?w
まぁ、こちらは恋愛というよりも家族愛という印象を強く受けます。

(※第2巻『[第9話] 救出』参照)

今後、本当の意味でマキマさんがヒロインとなるのかはわかりませんが、物語の転換、または
主人公の成長要素として彼女との関係性にはこれ以上ない程に変化の余地が残されています。

第1巻『[第3話] 東京到着』にて「もう一回抱きてぇなあ」と呟いていたように、
デンジはマキマさんを既に『抱擁』したと思っています。
この認識違いに彼が気づく時、またはデンジからマキマさんへの『抱擁』が描かれる時、
それは物語の新たな幕開けを意味するのかもしれません。

数話の後、この二人が敵対関係になっていたとしても全くおかしくないぐらい
目まぐるしい展開を続ける本作。
一つの観点として二人の『抱擁』描写にも注目してみると、
また何か新たな発見が得られるかもしれません。

(※第8巻『[第66話] ワン!』参照)

=======※追記_ここから=======
“デンジとマキマさんの『抱擁』描写に注目していこう”とまとめましたが、
第9巻『[第79話] キャッチボール』において
抱擁』描写への新たな着眼点が生まれたので追記しておきます。

しれっと衝撃のネタバレを含んでいるので、以下要注意です。

ネタバレありの考察(クリックで表示・非表示)
本作において『抱擁』が『無償の愛情』表現として象徴的なことは先に述べた通り。
そして第9巻『[第79話] キャッチボール』を経て、
この描写にはデンジの心境や立ち位置の変化を表す一面もあることが明らかになりました。
注目したいのは、
第1巻『[第1話] 犬とチェンソー』と第9巻『[第79話] キャッチボール』の対比関係
例えば第1巻『[第1話] 犬とチェンソー』でのデンジは他者から『抱擁』を受け、
安らぎや心地よさを感じながら人の姿
と戻りました。
一方、第9巻『[第79話] キャッチボール』でのデンジは他者へ(血みどろの)『抱擁』を与え、
悲しみや絶望を感じながら人の姿
と戻っています。

(※第9巻『[第79話] キャッチボール』参照)
原因と結果が似通っているようでその実情は全く異なる両場面。
その他、自らの願い(「抱かせて……」)を口にして『抱擁』を受けたのと、
他者の願い(「助けて……」)を聞いて結果的に『抱擁』を与えるという対比も印象的です。

(※第9巻『[第79話] キャッチボール』参照)
さらには、両者の構図を比較すると変身が解けるまでのコマも含めて
デンジは前回と今回で左右逆転しており、これらは文字通り、
本作での彼の立ち位置役割が変化したことを象徴しているように感じられます。
他にも上記エピソードで描かれた“変化”がありますが、
これ以上ここで触れるのは少々ズレる気がするので、詳細は第9巻のまとめ記事にて記述予定。
(展開が早すぎて更新が全く追い付かない…w)

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第1巻 [第2話] ポチタの行方 ※該当なし
[第3話] 東京到着 ※該当なし
第2巻 [第9話] 救出 ※該当なし
第6巻 [第51話] ダークダイビング ※該当なし
第8巻 [第66話] ワン! ※該当なし
第9巻 [第79話] キャッチボール ※該当なし

=======※追記_ここまで=======

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◎[第2話] ポチタの行方

・鼻が利く

悪魔から心臓を譲り受けたというデンジの奇想天外な話を信じる”と断言したマキマさん。
彼女が続けて語ったその根拠がこちら。

マキマ「私は特別に鼻が利くんだ だからわかる」

当時はマキマさんの理解ある発言に彼女の人間性の高さを感じましたが、
第7巻『[第55話] レッツゴー』をもってこの発言の持つ意味合いが反転することになります。

護衛の要請を受け、スバルさんをはじめとする京都組が移動中の出来事。
“デンジ(=『チェンソーの悪魔』)を隠すという話になった際、
スバルさんが語っていたのが以下の内容。

スバル「悪魔は人よりえらい鼻が利くからなあ」
スバル「悪魔と契約してる奴から隠すのんはややこしいやろうな」

(※第7巻『[第55話] レッツゴー』参照)

スバルさんの話を信じるならばあくまでも鼻が利くのは悪魔の側であり、
契約者の能力ではありません。

しかし、マキマさんは“私は鼻が利くと明言しています。これらが一体何を意味するのか…。

ストーリーが進行すればする程、
マキマさんに関しては“人ではない何か別の存在としての描写が増えていきます。
これもそうした裏付けの一つなのか、それとも壮大なミスリードなのか、謎は深まるばかり…。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第7巻 [第55話] レッツゴー ※該当なし
・「キミの中で生きてる」

先の“鼻が利く”という発言内容も含め、デンジの今の状態に対するマキマさんの見解がこちら。

マキマ「キミの状態は歴史的に見ても前例がとても少ないよ
マキマ「名前もまだついてないくらいにね」

つまり、他にもいるということがこの時点で仄めかされています。
デンジの話を信じるとした上で彼女が続けて語ったのが以下の内容。

マキマ「キミの親友はキミの中で生きてる
マキマ「浪漫的な意味じゃなく…体から人と悪魔 二つの匂いがするもん」

これが現時点で発覚しているデンジ&ポチタと魔人との違いです。

また、『[第3話] 東京到着』ではアキが「噂半分でしか聞いたことありませんけど…」と呟き、
他にもデンジのような存在がいることが改めて仄めかされています。
ここから先の記述は少々ネタバレを含みます。

ネタバレありの考察(クリックで表示・非表示)
こうしたお膳立ての末、ついに姿を現したのがサムライソードでした。
第5巻『[第36話] 日本刀 VS チェンソー』での彼の発言から、
銃の悪魔』の一派は人工的にそういった存在を作り出す技術を既に有している、
ということがわかります。

(※第5巻『[第36話] 日本刀 VS チェンソー』参照)
そして第7巻『[第53話] 夢の中』において、
彼らのような存在は国家間で奪い合うような貴重な存在であることも発覚し、
物語にはさらなる緊張感が生まれています。

(※第7巻『[第53話] 夢の中』参照)

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第1巻 [第3話] 東京到着 ※該当なし
第5巻 [第36話] 日本刀 VS チェンソー ※該当なし
第7巻 [第53話] 夢の中 悪魔でも魔人でもない存在

◎[第3話] 東京到着

・「股間!しか!狙わねえ!」

初対面のアキから早々に“愛ある指導”を受けたデンジ。
そしてアキが背後をみせた直後、お返しとばかりにデンジが繰り出したのは股間への猛打…!w

デンジ「俺は!男と!喧嘩する!時ゃ!股間!しか!狙わねえ!

“ゴールデンボール”に異常な執着を見せるデンジでしたが、
まさかこれが後々の展開につながるとは…w

ネタバレありの考察(クリックで表示・非表示)
多くの犠牲の末、デンジは何とか『サムライソード』を捕らえます。
というところで唐突に始まった男だらけの“ゴールデン”粛清劇場。
狙うは股間、奏でろ悲鳴天まで届けよ鎮魂歌<レクイエム>。
これぞ我らが【チェンソーマン】だ…!www

(※第5巻『[第38話] 気楽に復習を!』参照)
さらに、第7巻『[第41話] 嵐の前』ではデンジとレゼが二人の関係性を構築する上で
“ゴールデンボール”がまたひと役買っていました。

※第7巻『[第41話] 嵐の前』参照)
まだ性別も定かではありませんが、もし『銃の悪魔』の股間をデンジが蹴り上げ
“ゴールデンボール”が“ウイニングボール”へと昇華したとなれば、この作品は
いよいよ神の領域へと到達し、アニメ化はさらに遠のくこと間違いなし…!!\(^o^)/

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第5巻 [第38話] 気楽に復習を! ※該当なし
[第41話] 嵐の前 ※該当なし
・早川アキの過去①

デンジに“マキマさんはいい人なのか?”と問われ、間髪入れずにアキが答えたセリフがこちら。

アキ「いい人に決まってる……俺の命の恩人だ…」

まだ本編でも描かれていない彼とマキマさんの出会いの物語
現状マキマさんの行動には怪しい点が多すぎますが、
全てが明らかになった時、それでもアキの忠義は揺らぐことがないのでしょうか…?
二人の過去と同様に今後注目していきたい内容です。

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◎[第4話] 力<パワー>

・早川アキの過去②

魔人に対して情けをかけるような行動を取るデンジ。
彼に対しアキは一人のデビルハンターとして警告しつつ自らの過去についても打ち明けました。

アキ「いいか 覚えとけ 魔人も立派な悪魔だ デビルハンターが悪魔に同情するな

アキ「俺の家族は全員 目の前で悪魔に殺された

そして、この出来事は第2巻『[第13話] 銃の悪魔』にて描かれることに。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第2巻 [第13話] 銃の悪魔 ※該当なし
・「友達になれる悪魔がいたら…」

続けてアキから「お前は悪魔と仲良しにでもなりたいのか?」と問われ、
デンジはこのように答えます。

デンジ「友達になれる悪魔がいたらなりてえよ オレ友達いねえもん……」

実際のところ、この場面でのデンジは別に悪魔へ情けをかけていた訳ではありませんでしたが、
ここで彼がみせた精神性は決して偽りではなく、
その事実は後のパワーとの関係性一つとってみても明らかです。

そして、そんな彼の影響をもろに受けることになるのが何を隠そう、
この場面でデンジを注意していたアキ本人なのです。

ネタバレありの考察(クリックで表示・非表示)
アキは天使の悪魔』とバディを組んで以降、悪態をつきながらも
少しずつ彼と心を通わせ始めています。
『天使の悪魔』に触れると寿命を吸い取られるにもかかわらず、
第6巻『[第50話] シャークネード』では彼に対し文字通り救いの手を差し伸べたアキ。

(※第6巻『[第50話] シャークネード』)
第7巻『[第60話] クァンシと魔人達四十九人斬り』でも
身を挺して彼を守るアキの姿が描かれています。

(※第7巻『[第60話] クァンシと魔人達四十九人斬り』)
悪魔に同情するなと語っていた彼が、
今では自分の命を危険にさらしてでもその悪魔を守っているのです。
一方の『天使の悪魔』もアキへ徐々に心を開きつつあり、
この二人の友情関係が何か新たな展開を生み出すのかもしれません。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第6巻 [第50話] シャークネード 「目の前で死なれるのは…」
第7巻 [第60話] クァンシと魔人達四十九人斬り ※該当なし
・名前の由来:血の魔人 パワー

パワーの初登場時はやはりその名前に一瞬驚いたものの、登場人物がしっかりそこへツッコみ、
さらには彼女自身の横柄な態度も相まってそういう“ネタ”なのかと、
気づかぬ内に違和感が薄れていました。
今になってみればうまくごまかされていたんだな~と感じます。

それも後々サメの魔人』や『蜘蛛の悪魔』の名前が明かされたことで
ようやくその名前の由来に辿り着くことができました。
少なくとも現在マキマさんの管理下にいる
魔人、及び悪魔は『天使の階級』にちなんだ名前になっています。
血の魔人』であるパワー『能天使(パワーズ)』から名前が付けられていると思われます。

また、せっかくなのでデンジマキマさんの名前についても少し考察しておきましょう。

デンジの場合はテンシ(=『天使』)に濁点がついてデンジ
つまり『堕天使』が由来…というのが最有力でしょうか。
あとはチェンソー=デンノコから、デンの児→デン児→デンジとかですかね。
ちなみにデンノコ”という表現は第7巻『[第53話] 夢の中』など、
今後も度々作中に登場するワードだったりします。

(※第7巻『[第53話] 夢の中』参照)

一方のマキマさんは正直微妙なところです。
『デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けから出てくる神)』、
この“マキナ”をもじったというのがそれっぽいでしょうか。
しかし、マキマさんの場合は彼女自身の存在・立ち位置がまだあやふやなため、
現段階では何かと決定打に欠ける印象です。

(※第1巻『[第2話] ポチタの行方』参照)

ただし、魔人や悪魔以外の名前は“そういう設定”という域を出ず、
伏線』として作中で『回収』されることはほぼないかと思われます。
魔人や悪魔の名前はマキマさんたちが“こんな法則で命名したんだよ~”と
いつか種明かしされる可能性があるため、
当サイトでは魔人や悪魔の名前のみ『伏線』として扱うことにします。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第5巻 [第40話] 恋・花・チェンソー 名前の由来:サメの魔人 ビーム
第7巻 [第59話] めちゃくちゃ 名前の由来:蜘蛛の悪魔 プリンシ

◎[第5話] 胸を揉む方法

・魔人になる前のパワー

デンジはパワーとバディを組んで初パトロールへ向かいますが、全く悪魔と遭遇できません。
この状況に対し、パワーが随分誇らしげに語った内容がこちら。

パワー「多分 ワシのせいじゃのお!」
パワー「ワシは魔人になる前は超恐れられてた悪魔じゃったからのお!」
パワー「ワシの匂いで雑魚悪魔は逃げてくんじゃろう!」

多分、ウソ

・マキマとパワーの出会い

パワーが公安、及びマキマさんの管理下に置かれるに至ったその経緯。
それについてパワーは以下のように語っていました。

パワー「ニャーコを取り戻す前にワシはマキマに捕まってしまった
パワー「…もう殺されてるかもしれんが諦めきれん」

アキと同様、まだ本編では描かれていないマキマさんとパワーの出会いの物語

現在パワーがマキマさんに異常な程ビビり散らしている点からして、
過去に相当懲らしめられたのではないかと予想されますが、果たして…?

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◎[第6話] 使役

・悪魔の軍事利用①

マキマさんが公安上層部と思われる面々に状況報告をしていた場面。
ここで出てきた気になるセリフがこちら。

米国の件ソ連はタカ派の声が大きくなっている 悪魔を軍事利用しているという噂も聞く」

まず、米国の件とは第2巻『[第13話] 銃の悪魔』にて言及のあった
銃を使った大きなテロ”のことを指しているかと思われます。

また、先の発言から作中世界ではソ連が解体されておらず
現実とは異なる世界線であることが明確になりました。
正確には“それぐらい過去の話”ということも考えられますが、
そもそも例の“テロ”以前から悪魔が存在している世界観であり、
もはやパラレルワールドも何もないっちゃない訳で…。

そして、そのソ連が悪魔を軍事利用しているという前振りがここで入り、
第6巻での怒涛の展開へと繋がっていくことに…。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第2巻 [第13話] 銃の悪魔 『銃の悪魔』が現れた日
第6巻 [第52話] 失恋・花・チェンソー 悪魔の軍事利用②
・恐怖①

今回明らかになった悪魔に関する新たな事実がこちら。

マキマ「全ての悪魔名前を持って産まれてくる」

マキマ「その名前が恐れられているものほど悪魔自身の力も増すという」

この悪魔の力恐怖の関係性”は今後の展開に大きく関わる重要な設定となります。
敵の脅威を示す役割だけでなく、デンジたちが困難を切り抜ける突破口になるなど、
お話の骨子として機能することもしばしば。

ネタバレありの考察(クリックで表示・非表示)
第2巻『[第15話] エンドレス8階』では姫パイから
悪魔恐怖が大好物だからね」との説明があった通り、
この章で登場した永遠の悪魔』は人間の恐怖で力を増大させる姿が印象的でした。

(※第3巻『[第17話] デンジを殺せ』参照)
そして、そんな悪魔に対抗する手段こそがまた“別の恐怖であり、
この章をもって“デンジの主人公たる所以”が明確に示されることに。
その詳細は第3巻『[第19話] ノーベル賞』にて描かれています。

巻数 関連エピソード 紐づく伏線
第2巻 [第15話] エンドレス8階 ※該当なし
第3巻 [第17話] デンジを殺せ ※該当なし
[第19話] ノーベル賞 恐怖②
第5巻 [第35話] 未成年 『幽霊の悪魔』②
第8巻 [第69話] シャイニングパワー 恐怖③

◎[第7話] ニャーコの行方

・ポチタがいなくなった日

『コウモリの悪魔』との死闘の中、デンジの頭に浮かんだのはまだ幼き日のポチタとの思い出

デンジ(朝起きたらポチタはいなくて 町中を探しても見つからない)
デンジ(悪魔に食われちまったって思ったけど家に帰るとポチタは泣きながら俺を待っていた
デンジ(ホっとしてそのまま一緒に寝たのを覚えている)

この時、ポチタはどこへ行っていたのか?そして、なぜ泣いていたのか?
現時点ではわからないことだらけですが、今後の展開へ大きく関わってくることが予想され、
個人的には第1巻の中でもかなり重要な『伏線』だと感じています。

しかし、ポチタに関する謎が解き明かされるのはやはりかなり先のことかと思われます。
いつか本編で詳細に描かれるのを待ちつつ、今はああでもないこうでもないと
尽きることのない妄想を楽しむとしましょう…!(*´꒳`*)

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◆まとめ

以上がチェンソーマン】第1巻の『伏線』まとめとなります。

私の独断と偏見により今後発展しそうだと判断したものを片っ端からまとめてみました。

こうして第1巻を振り返ってみてやはりマキマさんは怪しいな~というのが率直な感想です…w
もう怪しすぎてむしろ一周回ってミスリードなのかとすら思えてきましたね。
今後の展開が楽しみでなりません…!(o^-^o)

また、表には第2巻以降の『伏線も記述していますが、
実は本記事を作成するにあたって最新話までの全『伏線』のデータベースを先に作っており、
そこから現時点で紐づくだろうと判断したものをピックアップしました。
なので、各名称や項目数は今後整理していく過程で変更することもあるかと…。

とにかく、冒頭で述べた通りクレイジー極まりない展開が続く【チェンソーマン】。
そんな本作への理解を深める上でこの記事が何かしら手助けになっていれば幸いです。
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙

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