【わたモテ】第12巻 感想① バレンタイン、姉妹で解こう『ちんこの呪縛』

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皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。

前回に続き、今回は私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(以下、わたモテ
第12巻の感想記事になります!

【わたモテ】第11巻 感想③ 理想との乖離が無い黒木、読める本が無い吉田
前回に続き【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第107話~第109話についてです。
【わたモテ】全キャラ登場回まとめ(高校1年生編)
今回は【わたモテ】の高校1年生編を対象とし、全キャラ毎にその登場回をまとめていきます。
【わたモテ】全キャラ登場回まとめ(高校2年生編)
今回は【わたモテ】の高校2年生編を対象とし、全キャラ毎にその登場回をまとめていきます。

それでは以下よりエピソード単位で感想&考察を記述します。

◆【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】第12巻 感想①

▼感想&考察

◎[喪110]モテないし受験者を応援する

感想&考察

この日は原幕高校の前期入学試験当日。
緊張と不安を胸に、会場となる教室へ次々と足を運ぶ受験生たち。
そして、そんな彼らを案内しているのが現役の原幕高校生…なのですが…!

その中に一人、
マシーンのように無表情で淡々と業務をこなす女子高生がおりました。
はい、もこっちです…w

実は2日前、
放課後に荻野先生に呼び止められたもこっちは、
荻野「あさって高校入試でしょ 委員会に行かないとダメじゃない」
と告げられ、軽くパニックに。
もこ「わ 私 何かやってましたっけ?」

荻野「後期のボランティア委員会入ってるでしょ!」
荻野「体育館で入試手伝いの説明やるはずよ」

そこで全てを思い出したもこっち。
ボランティア委員会は後期に1回くらいしか活動しない”
そんな噂を立ち聞きしたことをきっかけに、
ボランティア精神のかけらもない不純な動機から
もこっちはその委員会に入っていたのです…!w

しかし、まさかその1回が
休みの日に行われるとは夢にも思わなかったようで、
もこっちは受験生に対しお門違いな怒りを抱いていました…。
もこ(腹いせに受験生煽ってやりたい
もこ(この高校 ヤンキーとか変態が合格してるけど)
もこ(お前が落ちたらそれ以下だなって…)
お前みたいなクズも合格してるしな…!w(*´꒳`*)

時間は過ぎ、いよいよ試験開始。

もこっちたちは廊下に配置されたパイプ椅子に座り、
試験が終わるまでじっと待機していなければなりません。
もこ(一日中こうやって受験者を待っているのか…)
もこ(妄想物思いにふけるくらいしかやることない)

そして、彼女が思い起こすのは2年前
自らが受験生としてこの原幕高校で試験を受けた日の出来事。

原幕高校は進学校であり、その試験内容もなかなかに難しかったようです。
試験終了直後、もこっちも(結構ギリかもな…)と不安な様子でした。
そんな彼女が振り返った先にはレイプ目で放心状態のゆうちゃんが…!w
第7巻『[喪64]モテないし三人で夏休み』でも、ショックでレイプ目になっていた彼女。
追い詰められると思考停止してしまうタイプなんでしょうね…w

また勉強面に関しても、
私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。『毎日が夏休み』など、
以前から描写はあったのですが、ゆうちゃんは学力が致命的だったりしますw
こりゃ“大学でもこっちたちと合流”という展開は厳しそうですかね…w

【わたモテ】第7巻 感想③ 同中トリオで海水浴、思い出の「F●ck me!!」
前回に続き【わたモテ】の第7巻の感想となります。この記事で扱うのは第64話~第66話についてです。

=======※追記_ここから=======
2020年12月3日の近況報告でも触れた通り、
2020年12月22日(火)発売のガンガンJOKER2021年1月号、及び
2021年1月22日(金)発売のガンガンJOKER2021年2月号にて
ともモテ】の新作となる描き下ろし読み切りが掲載されました。
不定期ではありますが、“在りし日の彼女たちの一幕”は今後も拝めそうで何よりです。

【近況報告】2020年12月まとめ
この記事は2020年12月の【近況報告】をまとめたものです。

=======※追記_ここまで=======

もこ(できればゆうちゃんと一緒に入りたかったが…)
ゆうちゃんの様子から彼女の原幕入学が絶望的だと判断したもこっちは、
より良い高校生活を送るため、ここで未来への布石を打っておくことを決意…!

もこ(このままだと知り合いがいない高校生活になる)
もこ(今の内 受かりそうな奴と仲良くなろう
そして、彼女は右隣に座る名も知らぬ女生徒へと声を掛けました…。

もこ「ね…ねぇ」

ここでもこっちが声を掛けたこの人物こそ、根元 陽菜
あのネモだったのです…!!

もこ「テストできた?」
ネモ「あっはい まぁそれなりに…」
そう答えた彼女に対し、
もこ「うぇーい やったね
と、急に馴れ馴れしく拳を突き出すイカれた女子中学生www

もこっちから「拳合わせて 拳」と急かされ、仕方なくネモも付き合うことに。
そしてSLAM DUNKゴリ三井の様に互いの拳を付き合わせる二人…!
もこ「うぇーい
大体同じ構図のはずなのに、一切胸を打つものがないのは何なのか…w

【SLAM DUNK】『新装再編版』全巻購入特典が到着!いざ開封!!
【SLAM DUNK】『新装再編版』の全巻購入特典である特大ポスターが先日ようやく届きましたので、今回は画像を用いて内容の確認と紹介をしていこうと思います。

もこ「私 黒木だから 覚えといて
と、一方的に名前を告げられた側のネモも答えます。
ネモ「あっうん…私は…ね も…」
しかし、そんな彼女の自己紹介など、
自分のことでいっぱいいっぱいな今のもこっちには全く届いていませんでした。

ネモが言い終わるよりも先に、
今度は左隣に座っていた女生徒へ話しかけたもこっち…!
もこ「ねぇねぇ できた」

そしてまたしても明らかになる衝撃の事実!
ネモの次にもこっちが話しかけた彼女は、伊藤 光
こみちゃんの友達の、あの伊藤さんだったのです…!

もこっちの問いかけに対し、
伊藤「へ?あっまぁまぁかな」
そう彼女が答えると、先程と同様に拳を突き出し、
もこ「うぇーい やったじゃん
と、またしても馴れ馴れしく話しかけるもこっちw

ただし、そこは冷静な伊藤さん。
“何のこっちゃ?”という表情を浮かべます。
そして放たれる、もこっち渾身のキメ台詞…!
もこ「あれ?こういうノリ違う 真面目系?

歩く黒歴史製造機、それが黒木 智子だ!!www

場面は再び、現在へ。

諸々の出来事を思い出したもこっちは一気に顔が真っ赤っかにw
もこ(中学時代の思い出ってなんでこう体を熱くするものばかりなんだ…!?)

もこ(あれから2年か……結局私は合格してゆうちゃんは落ちて……)
もこ(あの時話しかけた奴らもその後どうなったかわからんし…)

そんな奴らと既に交流していることには、全く気づいていないもこっち。
この出来事はやがて、
第12巻『[喪117]モテないし2年生の終わり』
第12巻『[喪122]モテないし3年生になる』へつながることになります。

彼女が当時打った未来への布石
2年の時を経て、それがしっかりと機能することになるのですから驚きです。
まさしく(…………2年間も待たせやがって……)ですよw

(※【SLAM DUNK】新装再編版 第18巻 第248話『2年間』参照)

【わたモテ】第12巻 感想③ ふふふと君が笑ったから今日はレズ思い記念日
前回に続き【わたモテ】の第12巻の感想となります。この記事で扱うのは第117話~第119話についてです。
【わたモテ】第12巻 感想④ 誇りに殉ずる友に導かれ、そして少女は殻を破る
前回に続き【わたモテ】の第12巻の感想となります。この記事で扱うのは第120話~第122話についてです。

もこ(ここにいる奴らも 私みたくぼっちになる奴もいるのかもな…)
今になってみれば、この言葉は先の展開を暗示するものでもありました。
しかし、その意味がわかるのはもう少し先のこと…。

2時限目。
国語のテスト中に異変は起きました。
体調が悪くなった受験生の女の子がおり、
保健室へ連れて行くよう先生から指示が出ます。
先輩の女生徒からもう一人女子に手伝ってほしいと言われ、
そこで立ち上がったのがもこっち…!

保健室で横になった後も「もう試験って受けられないんですか?」と、
その女の子は不安気に訴えていました。
先輩は先生に聞いてくると言い残し、保健室を後にします。
そしてここに残ったのは、
受験生の女の子ともこっちの二人のみ。

すると、その女の子はついに顔を両手で押さえ泣き出してしまいます…。
ずっとストーブで温まっていたもこっちでしたが、
さすがに彼女のことが可哀そうに感じたのか、
もこっちはめずらしく赤の他人へ自分から声を掛け、彼女を励ますことに…。

もこ「こ…この高校 ヤンキー複数の変態が受かってるから」
もこ「一科目くらいならまだ挽回できるよ
それは、彼女なりの心からのエール。
少しぶっきらぼうで勘違いされがちな彼女が時折見せる優しさの一面でした。

これを受け、その子は答えます。
女の子「私……どうしても この高校に入りたくて……」
もこ 「へ…へーー」

明かされるのは、彼女がこの受験にかける想いの根源…。

女の子「彼氏も今テストを受けていて約束してるんです」
女の子「二人で絶対一緒の学校行こうって…」
女の子「だから 私それに応えたいんです」

その時、もこっちの中で急速に舵を切る轟音がこだまする…!www

もこ 「………じゃ じゃあ今は無理しないで
もこ 「休むことが彼氏に応えることになるんじゃないかな?」
女の子「え?」
語り出したもこっちはもう振り返りません…。
背中を向けたまま、彼女へ言葉を続けます。

もこ 「二人にとって大切なのはこの高校に受かることじゃなくて
もこ 「一緒の学校に行くことでしょ?」
もこ 「だから今は休むことに集中した方がいいよ」
尤もらしいことを死んだ目で語り続けたもこっち。
決してこの高校へ入るためのアシスト・助言は一切しない潔さw
しかし、そんな言葉も今の彼女には響いたようで…。
女の子「は…はい そうですね ありがとうございます
心なしか、いくばくかの光が彼女の瞳に宿ったように見えます。

そして、もこっちは思います。
もこ(この高校はヤンキー変態ぼっちだけでもう十分だろう……)

そこから時は流れ、5日後。

朝方、登校中のもこっちは
校舎内に中学生の人だかりができていることに気づき、
今日が先日の試験の合格発表日であったことを思い出します。

すると、もこっちは見知った顔を発見…!
保健室で休んでいた、あの女の子です。
「あっ!」と向こうももこっちに気づき、近づいて来ました。

女の子「この前はありがとうございました!!」
女の子「おかげで合格しました!!
もこ 「え!?受かったの!?
思わず聞き返してしまうもこっちw

なんでもあの後、
保健室で特別にテストを受けさせてもらったとのこと。
女の子「先輩の言う通り 無理しないでよかったです」
女の子「入学したらよろしくお願いします

結果的に、的確なアドバイスを送っていたもこっち。
こうなると気になるのが彼氏と過ごすであろう、幸せなスクールライフ…。
しかし…。

もこ 「あっうん…よかったね 彼氏と一緒になれて…」
女の子「あっそれなんですけど 彼は落ちちゃって……」
もこ 「え?」
まさかの彼氏の受験失敗…!www
いや、そっちが落ちるんかい!w
ただ、ツッコミどころはそこだけではありませんでした…。

女の子「でも私はやっぱり入学することにします
女の子「同じ高校じゃなくても 離れていても 心は繋がっていますし」
女の子「彼の分までこの高校での生活楽しみたいですから
屈託のない笑顔でド畜生なことを言ってのける彼女www
彼氏との絶対一緒の学校行こうという約束が何より重要であり、
それに応えたいと言っていた彼女は一体どこへ…?w

猛烈に落ち込む彼氏を背に、元気よくこちらへ手を振る彼女。
その光景を見つめ、
もこ(ヤンキー変態 そして新たにクズが合格者に追加されたな……)

と、原幕高校が誇る奇人変人の顔ぶれに
また新たな風を感じるもこっちだったのでした…!
というところで第110話が終了。

今回初登場となった彼女。
このエピソードではまだ明かされませんでしたが、
彼女の名前は平沢 雫
何を隠そう彼女こそ、私が以前触れた
もこっちの後を辿るべき存在”、その人なのです…!
(※第10巻『[喪91]モテないし邂逅する』参照)

実はもこっちと雫ちゃんには共通した部分が多々あり、
先程の“原幕が誇るクズ”という評価はもこっち自身を指すものにもなっていたりします。
ただ、まだこの段階では“可愛いクズ”ぐらいの面しか雫ちゃんは見せておらず、
この作品における彼女の大きな役割が見え始めるのは
第13巻『[喪132]モテないし先輩後輩の関係』からになります。

前話の第11巻『[喪109]モテないし雪の日の学校』最終話かと思う程に
これまでの出来事が次々と収束していく内容だったのに対し、
今回はいろいろと今後の展開に向けてをまいていった、伏線を張り巡らせた、
そのような印象を受けるエピソードとなりました。

【わたモテ】第10巻 感想① 純粋無垢な少女の願い「見てみたいな ち●ち●」
今回は【わたモテ】の第10巻の感想となります。この記事で扱うのは第89話~第91話についてです。
【わたモテ】第11巻 感想③ 理想との乖離が無い黒木、読める本が無い吉田
前回に続き【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第107話~第109話についてです。
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◎[喪111]モテないし周回プレーする

感想&考察

強くてニューゲーム
それは、コンピュータゲームにおける一つのシステム。
ゲームクリアまで進めた場合、
その時点でのレベルや所持アイテムなどを引き継いだ上で
改めて始めからスタートすることができる、というもの。

自室でゲームをしていたもこっちは、
画面に表示された強くてニューゲームの文字を見つめ、ある思い付きが…。
そして場面は移り、
智貴の部屋で向かい合う黒木姉弟の図。

もこ「強くてニューゲームとか周回プレーってゲームの中だけど…」
もこ「現実でもできる方法思いついた」
彼女がその奇抜な発想で思い描くのは、奇想天外なIfの世界…。

もこ「留年してもう一回同じ高校生活送れば」
もこ「現実でもゲームとほぼ同じ状況になる」

これより始まるは、あったかもしれない“もうひとつの未来”。
わたモテ番外編、いざスタート!(※いつものバカの妄想

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まず、今の1年で自分のことを知っている人物はほとんどいないという理屈から、
留年したことさえバレなければ
完全に2年生をニューゲームで始められると、語るもこっち。
逆に数人は知っている人物がいる以上、
すぐに留年がバレて即アウトとしか思えませんが…w

既にいろいろと破綻している気がしますが、
彼女の妄想は止まりません。

もこ『前回の記憶を引き継いでて自己紹介も3回目だから…』

もこ「黒木智子…趣味は読書です よろしくお願いします。」

もこ『こんな感じで無難にこなせる

実はこのセリフが壮大な前フリ伏線になっていた、というのはかなり笑えますw

第12巻『[喪122]モテないし3年生になる』にて、
3回目の自己紹介でも見事にやらかし、全く無難にこなせない彼女の姿が描かれています。
しかし、そんな彼女のありのままの姿が、
巡り巡って一人の少女の心を救うのですから、やはり以前述べた以下の内容が頭をよぎります。

今回のエピソードも振り返ってみれば、
あの手この手でもこっちが見栄を張ろうと画策した部分はすべて失敗に終わり、
唯一損得勘定抜きで突発的に起こしたもこっちにしかできない独自の発想・行動
それのみが他者の心を動かしました。
これこそ、このわたモテという作品が我々に伝えている大きなテーマなのだと、
私は認識しています。

(※第7巻『[喪60]モテないし犬になる』参照)

【わたモテ】第7巻 感想② サイコ可愛いきーちゃんと過ごす、最高の夏休み
前回に続き【わたモテ】の第7巻の感想となります。この記事で扱うのは第60話~第63話についてです。
【わたモテ】第12巻 感想④ 誇りに殉ずる友に導かれ、そして少女は殻を破る
前回に続き【わたモテ】の第12巻の感想となります。この記事で扱うのは第120話~第122話についてです。

強くてニューゲームというだけあって、
テストはほぼ満点で、みんなとも仲良くなれると語りますが、
“もっと主人公っぽいふるまいをした方がいいか”と、
さらにここから調子に乗り始めます。

中間テストの成績順位が貼り出された掲示板の前。
当然の様に1位を飾る『黒木智子』の名前。
そこへ「ちょっと黒木智子!!」と突如現れる人物…!

女の子「学年一位取った上私に勝ったんだからもっと嬉しそうな顔しなさいよ!!」
唐突なライバルキャラ登場www(※もちろん二度と出て来ませんw)
加えてもこっちもやれやれ系』属性を取得!w

ライバルキャラに加え、直後現れた学年3位の男子と共に、
もこっちのことを褒め称える夢の様な世界…。
その後も着実にクラスメイトの信頼を勝ち取り、ついには
『ちょっとみんなより精神年齢が高くて人生経験豊富で、みんなより上の領域
という次元に到達してしまいます。

ここまで良いこと尽くめのニューゲーム、改め留年生活…w
しかし、周回プレーにはさらに利点があるともこっちは語ります。

もこ「それにな周回プレーには」
もこ「普通プレーでは絶対に仲間にならないような奴も仲間になるんだよ」
そして語られる新たなパーティー編成…。

もこ「例えばお前と同じクラスパーティー>になったり!」
もこ「修学旅行も一緒に行動したり」

そこまで語った段階でもこっちに戦慄が走る…!

もこ「!?え…? 冗談なのになんでそんな怖い顔してんの…!?」

相対するは、ブチ切れ智貴!!www
向き合うべきはIfではなく、…!w
彼女がこんな妄想している内はまだまだ【わたモテ】も安泰だな~、
と感じたところで第111話が終了。

正直見てみたい気もする、留年編w
ただし、荻野先生が黙っちゃいないだろうな~という点に加え、
今となっちゃ、あいつもこいつも…。
“もこっちが留年するなら”って流れで普通に後に続きそうな奴らがちらほら…w
うん、あんまり顔ぶれ変わらないかもね!w(*´꒳`*)

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◎[喪112]モテないしバレンタインデーを送る①

感想&考察

今日は2月14日、バレンタインデー

朝から教室では、雌猫の間グループの面々が
「かわいー」「どこで買ったの?」と賑やかなムード。
“何のこっちゃ?”と首をかしげていたもこっちでしたが、
そんな彼女へ声を掛けたのはまこっちでした。

まこ「黒木さん これチョコだけど…」
もこ(え!?ガチ●ズさん… マジでガチ●ズなの!?

この誤解はいつ解けるのか…w
(※第11巻『[喪99]モテないし友達の友達』参照)

【わたモテ】第11巻 感想① まこっちに学ぶ交渉術、『友達or即レ●プ』
今回は【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第99話~第102話についてです。

まこっちと別れた後、それとなくゆりちゃんに確認してみるもこっち。
ゆりちゃんいわく、
まこっちは去年からみんなに配っており、自分も先程もらったと。

ここでもこっちはゆりちゃんのもらったチョコを見て、
もこ(なんか私のよりいいやつな気が…)
という感想を抱いていましたが、
これはもこっちが慕われていないというよりは、
ゆりちゃんとまこっちとの関係がかなり深い、と見るべきでしょうね。
伊達に縁結びのお守りでつながった二人ではありません…!
(※第8巻『[喪77]モテないし二日目の夜を迎える』参照)

【わたモテ】第8巻 感想③ 黒木・田村・吉田、三人で得たかけがえのないもの
前回に続き【わたモテ】の第8巻の感想となります。この記事で扱うのは第75話~第77話についてです。

ゆり「昨日クラスの人と放課後調理室に残ってたし 作ってたんじゃない」
それを裏付けるかのように向こう側で小陽ちゃんたちと女子トークを繰り広げているまこっち
相変わらず彼女の交友関係の広さが光ります。

逆に、こういうことと丸っきり縁の無かったもこっちにはある疑問が…。
もこ「こ…こういうのってお返しとかするの?ホ ホワイトデーとか…」
ゆり「え?どうだろう……」
ゆり「私は特に何かを返したりはしてないけど…したほうがいいのかな…?」
もこ(こいつも友達いないだけあるな…)

実は、修学旅行編
もこっちがゆりちゃんの人間性について明言するのは、
意外にもここが初めてだったりします。
そしてその内容が
“こいつも”というセリフが指し示す通り、
やはり“自分との共通点”になる辺りニヤリとしてしまいます。

そして、そんな人付き合いが苦手な二人は
放課後に集まり、調理室へ。
二人の目的はもちろん一日遅れの友チョコを作ること。

調理室に入ってすぐ、
もこっちは見知った存在を見つけます。
彼女らは変態シスターズ!!
改め、こみちゃん朱里ちゃん
(※第10巻『[喪91]モテないし邂逅する』参照)


絡むのが面倒だと感じたのか、
もこっちに“特に知らない人たち”扱いされた二人(笑)ですが、
この時の彼女らについては、
続く『[喪113]モテないしバレンタインデーを送る②』にて
アツい女の友情物語として描かれており、
まさかの感動巨編になっています…!(※智貴視点を覗く

【わたモテ】第10巻 感想① 純粋無垢な少女の願い「見てみたいな ち●ち●」
今回は【わたモテ】の第10巻の感想となります。この記事で扱うのは第89話~第91話についてです。

材料は昨日色んな生徒が使ったものが余っているとのことで、
スマホ片手に早速調理スタート、となりました。
基本的には市販のチョコを細かく刻んでから
溶かして固めるという単純なもののため、
特に詰まることもなく順調に作業は進んでいきます。

ゆり(とりあえず基本はこれでいいみたい)
ゆりちゃんが何気なくそう思っていた時のことでした。

朱里「先輩これ固まってますよ!」
こみ「あっ本当だ…!!」
後方で同じようにチョコを作っていた見知らぬ二人の女生徒の会話が
ゆりちゃんの耳に入ってきます。

朱里「先輩けっこう不器用ですね
こみ「お菓子はほとんど作らないから」
朱里「お菓子以外は作るんですか?」
こみ「まぁたまに

この場面、本当にちょっとした描写なんですが、
いろいろと思うところの多い内容になっています。

まず、こみちゃんと朱里ちゃんの関係性の変化について。
朱里ちゃんからこみちゃんへの
けっこう不器用ですね”という指摘。
学生にとって一学年違うという事実は
思った以上に大きな壁であり、
関係性が関係性なら、先ほどのセリフは
かなりまずい状況にもつながる一言でした。
しかし、朱里ちゃんには悪気が一切見られず、
受けた側のこみちゃんにも特に怒った様子がありません。

第11巻『[喪108]モテないし弟は思われてる』の内容を経て、
朱里ちゃんにとってこみちゃんとは、
もはやただの“嘘つきで恋敵のド変態な先輩”ではなく、
自分が手を差し出して守るべき対象、
そんな愛すべきド変態な先輩”となっているように思えます。
(※いずれにしてもド変態という事実は覆らずw)
そして、こみちゃんも
そんな可愛い後輩からの支援を
快く受け入れている
ように見えます。
その詳細な描写は続く
『[喪113]モテないしバレンタインデーを送る②』にて。

【わたモテ】第11巻 感想③ 理想との乖離が無い黒木、読める本が無い吉田
前回に続き【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第107話~第109話についてです。

次に、こみちゃんの
お菓子以外は”たまに作るという発言について。
私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。にて
既に明らかになっている事実ですが、
こみちゃんは5歳の時にお父さん病気で亡くしています

先の発言は、働いているのであろうお母さんの代わりに、
普通にご飯を作ることもある、ということを指していたのでしょう。
幼い時に父を亡くしているという事実は、
彼女の人格形成に多大なる影響を与えていることは間違いなく、
彼女のロッテ好きも、もしかしたら…。

ただし、そのような境遇と
純粋なド変態”という彼女の性質には何の因果関係もなく
それはこみちゃんの生まれ持ったポテンシャルである、
ということは明言しておきたい…!w
こみちゃんが亡き父を語る、
そのようなエピソードもいつかあるかもしれませんね…。

最後に、このエピソードにおける重要な点。
自分たちと同じように
放課後に残ってチョコを作っている見知らぬ二人が、
自分たちとは違って
和気あいあいとした空気でおしゃべりする様子を見て、
ゆりちゃんがそれをどう捉え何を感じたか、について。

ゆり(私は黒木さんって無理して話さなくていいから楽だけど)
ゆり(黒木さんはどう思ってるんだろ…)

これまで、ゆりちゃんがもこっちのことをどう思っているか
という内容は定期的に描かれてきました。
修学旅行編直後である、第9巻『[喪82]モテないし日常に戻る』では、
既にもこっちのことを心を開くべき仲間”として認識している描写がありました。

また、第10巻『[喪95]モテないし秋の終わり』では、

ゆり「ああー別にもう黒木さんのことわかってるし」
ゆり「そうだとしても変に思わないけどね

というセリフの通り、
飾らないありのままのもこっちを認め、受け入れているという描写もありました。

【わたモテ】第9巻 感想② 姉は日常の変化に戸惑い、弟はGENKANでS●X!
前回に続き【わたモテ】の第9巻の感想となります。この記事で扱うのは第82話~第85話についてです。
【わたモテ】第10巻 感想② LGBTを語る主人公は弟想いでつり銭パカパカ
前回に続き【わたモテ】の第10巻の感想となります。この記事で扱うのは第92話~第95話についてです。

そして、今回はさらにその先
“もこっちにどう思われているか”を気にし出したゆりちゃん。
これはつまり、
“もこっちにこう思われたい”という“理想”が今のゆりちゃんにはあるということ。

今回は、もこっちの存在が自分の中でより大きなものへとなっていた、
その事実にゆりちゃんがようやく気づく
そのようなエピソードになっていたのです。

ゆりちゃんの感情の揺れ動きとは別に、
友チョコ作りは順調に進んでいき、あとは形を整えるのみという段階に。

自身が作った丸っこいチョコを前に、
ゆり(シンプルすぎてつまらないかな…?)
と、どこか物足りなさを感じていたゆりちゃん。
ふと、もこっちの作ったチョコを確認すると、
何やら一定の長さの棒状の物体が…。
ゆり(かりんとう型!?いや 黒木さんだから…)

ゆり「何作ってるの?」
もこ「うんこをちょっと…」
ゆり(やっぱうんちだった…)

うんこのことうんちって言うタイプ!?www(*´꒳`*)
(※第14巻『[喪140]モテないしオープンキャンパスに参加する』のもこっちの発言参照)

ゆりちゃんも黒木さんのことわかってると言うだけあって、
もこっちのチョコが何を模しているのか、すぐ気づくあたり、
ちゃんと通じ合っているということがわかります。
まぁ“もこっちよ、それで良いのか?”とはなりますが…w

もこっちが作った“うんチョコ”(≒うんちチョコレート)を見て、ゆりちゃんは思います。

ゆり(まだ余ってるし 私も別の作ろうかな…)

これもまた、第11巻『[喪109]モテないし雪の日の学校』の内容に続き、
もこっちの行動・選択が周囲へ与えた影響の一つと言えるでしょう。

自分が作ったチョコを見てゆりちゃんが評していた通り、
シンプル”でどこか変化の乏しかった彼女の心
遊び心”が芽生えた、と捉えることができ、
今回の一件でゆりちゃんの心がより豊かになったように思えます。

改めて振り返ってみると、ゆりちゃんにとっては
作ったチョコが今の自分の心を投影したものになっており、
大切な友へチョコを作るという今回の行為を通して、
結果的に自分自身の心を見つめ直すことにつながっていた
というのは非常におもしろい構成でした。

一方もこっちはというと、“うんチョコ”の他に、
もこ(ゆうちゃん用のセクハラチョコでも作るかな)
と、通常運転でしたとさ…w
しかも、これが続く
『[喪113]モテないしバレンタインデーを送る②』への伏線にもなっているんですから、
もう訳わからんwww\(^o^)/

【わたモテ】第11巻 感想③ 理想との乖離が無い黒木、読める本が無い吉田
前回に続き【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第107話~第109話についてです。

そして、ついに出来上がった友チョコ

もこ(放課後にチョコ作りとか完全乙女だが…)
自身を取り巻く環境の変化について、改めて痛感していたもこっち。
すると、ゆりちゃんから自分を呼ぶ声が…。

ゆり「黒木さん これ

は?天使やん?w(*´꒳`*)

ゆり「今日付き合ってくれたお礼っていうか……」
ゆり「私は真子と違ってこういうやり取りやったことないけど…」
ゆり「友…達はするんでしょ こういうの?」

これまではただ何となく、でも多分そうなんだろうと思っていた関係性。
共に過ごす時間が長くなり、本音で語り合うことも多くなった二人。
それでも口で言わなければ伝わらない、踏み出すことのできない部分があるのも事実。
そんな中、ゆりちゃんは今はっきりと明言したのです。

君は私の友達だよ”、と…!

ゆりちゃんと同様、この手の人間関係には奥手で、
ついつい相手の顔色を窺い、
自分から一歩踏み出すことを苦手とするもこっちにとっては
ゆりちゃんのこの直接的なメッセージがどれだけ嬉しかったことでしょう…!

そして、もこっちも彼女の真摯な想いに答えます…!

もこ「私 うんこしかないけど…」
お前って奴はよぉお~!!www

ゆり「え?あっいいよ それでいいからちょうだい」
もこ「うんこでいいの?
ゆり「連呼しないでよ…」

似た者同士の二人ではありますが、圧倒的な乙女力の差を感じますw

さて、チョコも作り終え、二人は帰り支度をして下駄箱へ。
すると、もこっちの下駄箱の中には小包が…!

添えられた手紙にはこう書かれていました。
余ったからあげる 靴あるから』
校舎回ったけどどこにもいなからゲタ箱入れた。
『汚いと思ったら捨てて。 

差出人はうっちーでした!
第11巻『[喪105]モテないしお返しをする』での一件より、
うっちーにとって下駄箱とは、もこっちとの
“二人にしかわからない秘密の共有”をする
特別な場所
という認識になっています。

また、校舎回ったけどという一文も紛れもなく事実であり、
続く『[喪113]モテないしバレンタインデーを送る②』にて、
想い人を求めてそれこそ探し回っている彼女の姿が
たった2コマだけ描かれているので、お見逃しなく…!w

それと、言うまでもないことですが、
今回の小包の表面にニコちゃんマークが描かれている辺りは、
先生の“遊び心といったところでしょうかw(※うっちー≒絵文字)

【わたモテ】第11巻 感想② 少女の更生を願う姉の依頼「外でウンコしてみて」
前回に続き【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第103話~第106話についてです。

ゆり「お返しする相手増えたね」
と、微笑むゆりちゃんは天使そのもの
Stay who you are.』

もこ(こんなことなら普通のチョコもっと作ればよかった……)
と、嘆くもこっちは乙女力ゼロ
『Please reborn.』www

場面は変わり、ここは智貴の部屋。

帰宅後、もこっちは最も“うんチョコ”が映える構図、
すなわち最も本物のうんち”っぽく見えるようなセットアップが完了。

もこ(よし…!
何がだwww

そうこうしていると智貴が帰宅。

もこっちは慌てて智貴に駆け寄り、
もこ「どうだチョコもらえたか?」
もこ「私は3個ももらったけどな これもらったやつだ」
と、自慢しているところなんて可愛いもんじゃないですか…!

智貴は「そうかよ」と素っ気ない返事のまま自分の部屋へ。
直後、彼の目に入るのは机に優しく広げられた姉からの贈り物…。

スイートだの、ミルクだの、ルビーだの、チョコの種類は数あれど、
本当に大切なことは相手を想う心それ自体…!
それさえあれば、どんなチョコでも想いは伝わる…!
マーケティングに踊らされ、浮足立った世の女性たちに彼女は一石を投じたのです…!
そう、“うんチョコ”で!!!

智貴「汚ねっ!

あ、ダメだわwww(*´꒳`*)
やっぱり無難な形状のチョコが一番だな~と思いましたまるw
というところで第112話が終了。

さてさて、実は本エピソードを踏まえ、
バレンタイン編は三部構成になっています。
しかも、今回と続く
『[喪113]モテないしバレンタインデーを送る②』とは同じ時間軸です。

この、同じ時間軸の題材に対して別視点から物語を展開させる”
という新しい試みは、私がかねてより触れてきた
第12巻『[喪115]モテないし二年目の卒業式』とそこから続く、
第12巻『[喪116]モテないし二年目の卒業式(裏側)』の2話にも反映されています。

第13巻で描かれる遠足編でも一部、そういった描写があり、
先生的にも今後の展開の幅を増やす上での
挑戦的試み
だったのかな~などと感じています。
実際、“この時あのキャラは何をしていた”、
という部分はファン心理としては非常に気になる所なので、
多構造のストーリー構成は非常に難しいとは思われますが、
個人的にはぜひとも今後も取り入れて頂きたい手法です。

【わたモテ】第12巻 感想② 卒業式、少女が辿り着く抱擁の意味と感謝の想い
前回に続き【わたモテ】の第12巻の感想となります。この記事で扱うのは第114話~第116話についてです。
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◎[喪113]モテないしバレンタインデーを送る②

感想&考察

朱里「先輩 なんで智貴くんにチョコ渡さないんですか?
こみちゃんへ必死になって訴える、そんな朱里ちゃんの様子から今回は始まりました。

こみ「いや まあ…私からチョコなんて急にもらっても迷惑だろうし…」
朱里「そんなことないですよ!
こみ「それにバレンタインはちょっとだけ嫌な思い出があるというか…」

こみちゃんが言及しているのは、
第6巻『[喪47]モテないし昔の知り合いを思い出す』にて描かれた、3年前の出来事について。
あれ以来ろくに弁解することもできず、
彼女にとっては軽いトラウマになっているようです…。

【わたモテ】第6巻 感想① 紐解かれるこみちゃんの過去と現在、やっぱ変態
今回は【わたモテ】の第6巻の感想となります。この記事で扱うのは第47話~第49話についてです。

うつむき、悲し気な表情を浮かべる先輩を前に、
朱里ちゃんの中では妙な使命感が芽生えていました…。

朱里「先輩 放課後空けといて下さい

そして、迎えた放課後。
調理室に改めて集まったこみちゃんと朱里ちゃん。

朱里「今からでも間に合います 手伝いますから
朱里「チョコ作りますよ

朱里「とりあえず やりましょう」
朱里「渡すか渡さないかは後で決めて下さい

えぇ子や~!!。゚(゚´Д`゚)゚。
前話でもその片鱗は見え隠れしていましたが、
第11巻『[喪108]モテないし弟は思われてる』の一件以来、
本当の姉妹かと思える程の強い絆が構築されています。

特に朱里ちゃんからは、
“この人は私が助けなきゃという想いが強く感じられ、
乗り気ではなかったこみちゃんも彼女のその熱量に押され、
ようやくチョコ作りを始めることに。

【わたモテ】第11巻 感想③ 理想との乖離が無い黒木、読める本が無い吉田
前回に続き【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第107話~第109話についてです。

作業は進み、
二人がチョコの形状をどうするか話し合っていた、その時!
同じ様にチョコを作る目的で調理室へ入って来たのが、
もこっちとゆりちゃんの二人でした!
ここで前話お話がつながることになります…!

前話ではもこっちが無視したことになっていましたが、
こみちゃんと朱里ちゃんも同様、
朱里「別に私達に用があるわけじゃないようですね」
こみ「うん 気にせずやろうか……」
と、“触れぬが吉”という判断を下しており、
これははこれで通じ合っていると言えなくもない…のか?w

そうこうしてる内に形を整える肯定も終わり、
あとは冷やして固めるだけ、という段階に。
こみちゃんが作ったチョコの形がこちら。
サッカーボール野球セット(バット&ボール)!

めちゃくちゃクオリティ高くないですか?
前話では“うんチョコ”とかを散々見せつけられていただけに、
朱里ちゃんがいるからなのか、凄まじい女子力の差を感じます。
また、智貴へのプレゼントなのに自分の好きなものも詰め込んでしまう辺り、
今回の“オチ”へ向けた伏線であるとは言え、
こみちゃんらしいな~と納得してしまいますw

休憩を挟み、窓辺で語らうこみちゃんと朱里ちゃん。
朱里「部活終わりに間に合いそうですね」
こみ「うん…ありがとう 朱里ちゃん」
そんな二人の背後には、想い人を探して校内を彷徨ううっちーが…!w

今回の彼女の登場はあと一コマ…!w

そんな愛の亡者のことはさておき、
また新たな青春物語の1ページが刻まれようとしていました…。

こみ「朱里ちゃんがいなかったら二度とチョコなんて作らなかったかも…」
朱里「……昔 何があったんですか?

こみ「まぁ色々あってね…智貴くんにチョコを渡しに行ったのに」
こみ「何故か私が智貴くんのチンコを見に行ったことになってたの……」
朱里「いや 全然わからないんですけど…」

全くページが進まない、青春物語…!www

朱里ちゃんは既に智貴へチョコを渡すことができたそうです。
それを聞いても、こみちゃんは全く嫉妬心を見せることは無く、
やはりこみちゃんにとっても朱里ちゃんは特別な存在なんだな、
と強く感じさせてくれます…。

こみ「私のは受け取ってくれるかな…」
朱里「受け取ってくれますよ」
朱里「昔 私が下手なクッキーを作った時も嫌な顔しないで食べてくれたんですよ」

彼女が言っているのは、
第5巻『[喪41]モテないしポイント制にする』での一件ですね。
当時は、紗弥加ちゃんに背中を押されて前へ一歩踏み出していた朱里ちゃん。
そんな彼女が、今やこみちゃんの背中を押す側になっているのですから驚きです。
しかも、その想い人は同じ男の子。
この二人の友情関係は、他にはない独自の魅力を持っていますね。

それとは別に、私は少々紗弥加ちゃん不足”気味です…w
早く、あの“荒れ狂う獅子”に再会したい…!w

【わたモテ】第5巻 感想② 変化の足音、もこっちを見守り導く者の存在
前回に続き【わたモテ】の第5巻の感想となります。この記事で扱うのは第41話~第43話についてです。

時間は経ち、チョコもしっかり固まった模様。

朱里「後片付けは私がやっとくので先輩は行って下さい」
どこまで気が利く子なんや、この子は~。゚(゚´Д`゚)゚。
こみちゃんも朱里ちゃんからの激励に応えつつ、
調理室を出ようとした、その時…!

偶然調理室へ入ろうとしていたもこっちと
こみちゃんはぶつかってしまいます…!
その際、お互いの手元にあったチョコの入っている小箱が落下

今から智貴へチョコを渡しに行くという気恥ずかしさからか、
早々にこみちゃんは箱を拾い上げ、その場を去ってしまいます。

一方、調理室のテーブルに戻ったもこっちは一応中身を確認することに。
すると…。

もこ「あれ!?チョコが違う!!
ゆり「さっき落とした時間違ったんじゃない

二人の会話を聞き、思わず尋ねてしまう朱里ちゃん。
朱里「あの…何かあったんですか?」
もこ「あっチンチン妹!!あのメガネが私のチンチンチョコパクったんだよ!!」
それは、前話で彼女が触れていたゆうちゃん用のセクハラチョコ!
“うんチョコ”の次は“チンチョコ”って、
この女子高生、相当狂ってます…!www

そして描かれるのは、校内を駆け抜ける一人の美少女

この場面、人によっては
頭の中で特定のBGMが流れ出した人もいるのではないでしょうか。
それ程にアツく青春している場面です!
前後で“チンチン”という単語がめっちゃ出てますが、今は気にしちゃいけません…!w

私の場合、第11巻『[喪102]モテないしいつかの冬休み』の考察をまとめた後に
久しぶりに映画【涼宮ハルヒの消失を見ていたためか、
劇中で流れる『涼宮ハルヒの手がかり』という楽曲が頭の中を流れていました。

時空改変後の世界でキョンがようやくハルヒへの手がかりを見つけ、
彼女のもとへと駆け出した場面で流れた楽曲です。
全くシチュエーションは異なりますが、
“青春”、“駆け出す”とかのキーワードが頭の中でかみ合ったのでしょうか…?
しかし、間違ってもそちらの劇中に“チンチョコ”は出て来ないので、
これから鑑賞される方はご安心下さい!w

【わたモテ】第11巻 感想① まこっちに学ぶ交渉術、『友達or即レ●プ』
今回は【わたモテ】の第11巻の感想となります。この記事で扱うのは第99話~第102話についてです。

朱里(いない…!)(いない…!!)
と校内を探し回る朱里ちゃん。
その中でワンカット、同じく校内を駆け回っていたのであろう、
うっちーの姿が確認できました…!

今回は残念ながら、ここで彼女はクランクアップ…!w
そんな彼女も、続く『[喪114]モテないしバレンタインデーを送る③』にて
しっかり報われることに…!うっちーファンはしばし待たれよ!(o^-^o)

【わたモテ】第12巻 感想② 卒業式、少女が辿り着く抱擁の意味と感謝の想い
前回に続き【わたモテ】の第12巻の感想となります。この記事で扱うのは第114話~第116話についてです。

そして、ようやく窓から
校庭を歩くこみちゃんと智貴の姿を発見できた朱里ちゃん!

朱里「せんぱーい 待って下さーい」

大声で叫ぶ今の彼女には、当時のような
想い人の前でモジモジしていた奥手な彼女の面影は無く、
ただひたすらに大切な先輩の恋路を応援する
心優しい後輩がそこにはいました…。

”だけでなく、
友情”もまた人を変えるのでしょうね…。(*´꒳`*)

何とか箱を取り換えることに間に合った朱里ちゃん。
こみちゃんが手元に残った箱をそっと開けると、
中には“チンチョコ”が…!!www

こみ「……ありがとう朱里ちゃん もう少しで大変なことになるとこだった…」
“チンチョコ”を前に胸をなでおろす二人。
こみ「朱里ちゃんが来てくれたお陰でどさくさにまぎれて」
こみ「智貴くんにチョコも渡せたし 本当にありがとう…」
朱里「先輩…」
直後に描かれたのは真っ赤な夕焼け空
それはまるで、
密につながった二人のアツい友情関係を示しているようにも思えます。

こみ「今日でようやくバレンタインチンチン呪縛から解放された気がするよ」
朱里「よ…よかったですね よくわかりませんが…」
こうして3年の時を経て、可愛い後輩の手助けを借り、
ついに過去のしがらみから抜け出すことができたこみちゃん。
彼女は今、本来の目的以上に大切なものを手に入れているということを
いつの日か気づくことでしょう…。

そして場面は変わり、チョコの受け手側の智貴へ。

智貴(なんか生あたたかいんだが…)
そう思いつつ恐る恐る箱を開けてみると、あ~ら不思議

智貴(ちんこ…?)

バット1本・ボール2個が織りなす、奇跡のイリュージョン!!www
誰よりも“ちんこ”の呪縛から抜け出せていないのは智貴なのではないだろうか?w
というところで第113話が終了。

この作品では数多くの友情関係が構築されており、
こみちゃんと朱里ちゃんの関係は大抵その陰に隠れてしまいがちなんですが、
先でも触れた通り、
この二人の関係性は他にはない独自の魅力を持っていると私は感じます。

既に、お互いにありのままの感情をさらけ出しているこの二人。
実は作中でも早々に密な関係が構築された二人なのではないでしょうか?

いつか描かれるであろう、もこっちたちの卒業式を描いたエピソード…。
もしかしたら、
こみちゃんと朱里ちゃんの二人に泣かされる日が来るのかもしれませんね…。
とにかく…!今はまだ、奇跡のイリュージョンでも見て
笑っておきましょうか…!w(*´꒳`*)

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◆まとめ

以上がわたモテ】第12巻の感想①となります。
長くなったので次の投稿に続きます。
それでは、また~(。・ω・)ノ゙

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