皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
前回に続き【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】(以下、【わたモテ】)
の第10巻の感想記事になります!
以下より第92話からエピソード単位で感想&考察を記述していきます。
目次
◆【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】第10巻 感想②
▼感想&考察
◎[喪92]モテないし突然ゲームに巻き込まれる
感想&考察
放課後、とあるゲームセンターにて。
クレーンゲームで見事フィギュアをゲットしたもこっち。
ここは、例のぬいぐるみをゲットしたのと同じ場所でしょうか?
何かと一人の時間を最大限有意義に過ごす術を身につけている彼女にとって、
ここは放課後に立ち寄るお馴染みの場所なのかもしれませんね。
クレーンゲームに想定以上のお金を使ってしまい、
もこっちは今まさに帰宅するというところでした。
すると、店内で見知った人物を発見…!
慣れた手つきでパチンコをしていたのは、吉田さん!
もこ(凄ぇ…女子高生がパチンコ打ってるのに違和感0だ!!)
さすがヤンキー、てな具合でまじまじと見つめていたもこっちでしたが、
吉田さんももこっちの存在に気がつきました。
そこで何より吉田さんが気になったのは、
もこっちが抱えていたクレーンゲームの戦利品。
吉田「ちょっと隣来い」
もこ(え?かつあげされる!?)
いつまで経っても払拭されない吉田さんの不良イメージwww
こうして、パチンコ台の前に肩を並べて座ることになった女子高生二人。
この組み合わせ。
実は本編で二人っきりで描かれることは少なく、
というか、一話丸々という意味だと最新話まで含めてもこのエピソード以外ありません。
優しさが根底にあるものの、ついつい高圧的になってしまうヤンキー娘と、
そんな彼女にビビりまくってしまう元ぼっちだと、
やはりもう一人冷静にかじ取りできる“誰か”がいないと
お話を展開させづらい、または一辺倒な流れになってしまう、
というような判断からでしょうか。
実際、第10巻『[喪98]モテないし冬の雨』では今江先輩が間に入り、
二人の関係性に少しの変化を与えます。
特に吉田さんに対してはいろいろな意味である役割を託すのですが、
その詳細については上記エピソードの感想にて。
個人的には、明確に互いを友人として認識し合った状態での
もこっちと吉田さんの二人っきりのお話もいつかは読んでみたいところ…!
=======※追記_ここから=======
まさかの展開を経て、第16巻『[喪158]モテないし謹慎する』より、
主要メンバーがもこっちと吉田さんのみという
私が上記で希望していた展開が描かれることに…!!
どこか哀愁さえ感じさせるその内容に、
二人はついにここまで打ち解けたんだなと感慨深いものがありました…。
今回の『[喪92]モテないし突然ゲームに巻き込まれる』もそうですが、
これまでのエピソードを何度も読み返していればこそ
味わえる楽しみ方というものもあるはずです。
特に【わたモテ】の最新話を読む際は
事前にさらっとでも過去のコミックスを読み返しておくのがおススメですよ…!(*´꒳`*)
=======※追記_ここまで=======
吉田「お前さ そういうの得意なの?」
突然の質問で少々パニックになるもこっちでしたが、吉田さんは言葉を続けます。
吉田「それだよ 人形取るやつ」
もこ「ふ 普通だけど…」
吉田「でも取ることはできんだろ?」
そして、もこっちが吉田さんに連れて来られたのはとあるクレーンゲーム機の前。
私はよく知らなかったので軽く調べてみたところ、
いわゆる『Dリング』と呼ばれる種類のもののようです。
景品として吊るされていたのは、何とも可愛らしいぬいぐるみ。
吉田「これ取れ」
緊急クエスト発生により、困惑するもこっち。
もこ「で でも 私お金ないし」
吉田「ん 足りなかったらまた出す」
そう言って1000円を差し出す吉田さん。
このクレーンゲームは500円で6プレイできるので、1000円だと12回もできます。
“人のお金”ならという軽い気持ちで、もこっちは引き受けることに。
しかし…!
いざ実際にやってみてわかる、『Dリング』の難しさ!
いくらやっても『すい』、『すい』と
アームがぬいぐるみを通り過ぎて行ってしまいます。
もこ(なんだこれ?超ムズイ!!取れる気がしねぇ)
もこ「ん?」
そこで台から目を離したもこっちが気づいたのは、
誰が見ても明らかな吉田さんのイラつき具合w
もこ(あれ?これもし取れなかったら私が吊るされる!?)
もこ(なんで普通にクレーンゲームやっていただけなのに)
もこ(いつの間にかデスゲームになってるんだ!!)
急に緊張感が増す、ゲームセンターの一角w
ここまでで既に4回失敗。
もこっちは気合を入れ直し、残り8回に挑みます…!
そして、15分後。
1000円分使い果たしたにも関わらず、未だ成果無し…!
恐る恐る吉田さんの表情を窺うもこっち…。
吉田さんは何も言わず、再び500円を投入。
吉田「次は頼むぞ」
迫りくる“デス”w
この張り詰めた空気の中、挑戦を続けるもこっちでしたが
一向に成果は得られません…。
イイ感じでリングがずれてきているものの、全く落ちる気配無し…!
もこ(あんなにグラグラしてるのに 最初の所からあんなにずらしたのに!!)
もこ(どうして…!!どうして…!!)
そして残り1回というところで、
もこっちは一度気持ちを落ち着けるためトイレ休憩を挟むことに。
一人残された吉田さんは、クレーンゲーム機のガラス越しに
「落ちろやくそが……んだよこれ…もうさわれば落ちんだろこれ」
と、ずっとぶつぶつ呟いていました…w
はい、めちゃくちゃ可愛いですw
そんな吉田さんを背にトイレへと向かっていたもこっちは、
一人の店員とすれ違いました。
笑顔のその店員が向かう先には吉田さんが…。
一方、トイレで状況を整理するもこっち。
もこ(やっぱり取るしかないよな……もう1500円使ってるし…)
もこ(あと少し……あと少しなんだー もう1000円使えばきっと…)
もこ(戻ろう!クレーンゲーム<デスゲーム>の場へ!!)
自らの1000円も使う覚悟で、再び戦地へと向かったもこっち。
しかし、戻って来たもこっちは信じられない光景を目にします。
今までずっとプレイし続けて来たクレーンゲーム機の前には、
見知らぬ女子高生が二人。
しかも絶賛プレイ中であり、
ここまで自分が苦労してずらしてきたはずのリングの位置は
元の状態にリセットされていたのです…!
その頃、吉田さんはというと…。
店員「すみません 袋はこれでいいですか?」
吉田「ああ」
例の可愛いぬいぐるみを店員から受け取る吉田さん。
これは俗に言う『店員アシスト』が発生していたのでしょう。
実際に調べてみてわかったこととして、
『Dリング』には攻略法など存在せず、
基本的にはこの『店員アシスト』頼みな面があるとか。
その『店員アシスト』を発生させるにも一定金額以上つぎこむ必要があります。
どこまでが真実かは定かではありませんが、一応この情報を信じるならば
最終的に目的の景品を吉田さんはゲットできたので
もこっちが挑んだ約1500円分のプレイも決して無駄ではなかったということです。
ただ、そんなことになっているとは露程も知らないもこっちは、
女子高生二人へ涙目になりながら訴えかけます。
もこ「わ…私がやってたのに!!何勝手に割り込んで…」
もこ「こっちは遊びじゃないんだよ!!」
もこ「ヤンキーに殺されたらお前らのせいだからな!!」
ヤンキーなど見ていないという女子高生に対し、尚ももこっちは猛抗議。
ですが、実はその様子を当のヤンキー本人が見ており…w
もこ「いたよ!ヤンキーみてーな見た目して」
もこ「このガキ向けなぬいぐるみに異常な執着してたの」
その直後、恐れていた通り
吉田さんに首元を掴まれ、しっかり店内で吊るし上げられるもこっち…!www
吊るし上げられるもこっちの苦悶の表情と、
吉田さんの背負う袋から
ちょこんと顔を出したぬいぐるみの可愛らしい表情とのギャップで非常にシュールな画に…!w
というところで第92話が終了。
吉田さんが“可愛いもの好き”であることは
第9巻『[喪84]モテないしとある秋の一日』内の『イメージ』という短編で
初めて描かれました。
今回が2度目の描写となります。
実は誰よりも乙女で少女な一面を持つ彼女。
第13巻で繰り広げられる遠足編では、
“夢の国”ではしゃぎ回るその無邪気な姿を存分に見せてくれます。
既にキャラものハンカチを使用していることが発覚している彼女ですが、
もこっちいわく、
修学旅行の時には黒色のキ●ィちゃんっぽいパンツをはいていた模様!
(※それを暴露したもこっちは当然、直後にシメられてましたw)
まったく、このピュアヤンキーあざと過ぎるぜ!もっとやれ!w
◎[喪93]モテないしプレゼントを渡す
感想&考察
ゆう「もこっちお待たせ」
放課後、繁華街でゆうちゃんと待ち合わせていたもこっち。
今回は久々にゆうちゃんと二人っきりのデート回か、
と思いきや、もこっちは浮かない表情。
理由は、今日集まった目的にあります。
数日前、もこっちはゆうちゃんと電話で話をしていました。
ゆう『来週こみちゃんの誕生日だよね』
もこ「へーそうなんだ」(どうでもいいな)
この嘘偽りない本心を口に出さなかっただけでも彼女を褒めてあげたいw
ゆう『うん それで暇な時に一緒にプレゼント買いに行こうと思って』
もこ「え!?あ…うん そだね」
こうして、もこっちは全く乗り気ではないものの、
二人はこみちゃんの誕生日プレゼントを買いに集まったのでした。
すると、ゆうちゃんからこんな質問が。
ゆう「こみちゃん 何あげたら喜ぶかな?」
ゆう「もこっち こみちゃん何が好きか知ってる?」
もこ「野球と弟じゃない?」
ゆう「え!?」
こみちゃんが野球好きであることは、
第6巻のおまけ漫画、及び、
第7巻『[喪64]モテないし三人で夏休み』で既に明らかになっていました。
ただ、こみちゃんが智貴のことを好きだいう事実に関して、
ゆうちゃんはまだ知らなかったようで、驚きを隠せません。
すると何を思ったのか、ゆうちゃんは笑顔に…。
ゆう「でもちょっと面白いね」
ゆう「だってもしこみちゃんと智貴くんが付き合って結婚したりしたら」
ゆう「もこっちがこみちゃんのお姉ちゃんになるんだよ」
うふふと笑みがこぼれる天使のようなゆうちゃんでしたが、
彼女は今とんでもない地雷を踏んでしまったことに気づいていません…。
もこ「……ゆうちゃん」
ゆう「ん?」
もこ「ぶち殺すぞ」
急に荒ぶるもこっちwww
たとえ仮定の話であってもそんなに許せないものなのか…w
もこ「ゆうちゃんでも言っていいことと悪いことあるよ?」
めずらしく、もこっちからお叱りを受けたゆうちゃん。
気を取り直し、二人はショッピングを続けます。
一方、同所を偶然訪れていた“雌猫の間グループ”の一行。
その時うっちーは“ニュータイプ”よろしく、気になるアイツの気配を感知…!
視線の先にはもちろんもこっちが…!
この“もこっちセンサー”、回を重ねるごとに徐々に研ぎ澄まされていきますが、
特に、第14巻『[喪140]モテないしオープンキャンパスに参加する』に関して言えば、
(あいつがここにいればな~) ↓ ※もこっち出現 (いた!?)
のように、具現化系能力者かと見まがう程の展開もw
うち(あいつ なんでここに?)
うち(まさか私をつけて……!?)
第9巻『[喪80]モテないし修学旅行最後の夜』の一件以来、
すれ違い続ける二人の認識…w
最初の頃は本当に恐怖心もちょっとはあったはずです。
それなのに、一向に周囲の友人へ
「こんな被害に遭っていて困ってる」などとは決して打ち明けないあたり、
どこか彼女なりの優しさを感じる部分があります。
うち(いや違う!?別の女の子連れてる!)
うち(なんか私に髪型似てない!!?)
困惑し続けるうっちーをよそに、
もこっちとゆうちゃんはあるショップへと入店。
うち(下着の店!!?)
店内ではいつものように、もこっちからゆうちゃんへのセクハラタイムが始まっていました…w
もの凄く大胆な下着を手渡し、
もこ「とりあえず合わせてみて イメージ浮かぶから」
とアクセル全開w
それを確認したうっちーは、
うち(後ろ姿が私似の女に下着あてがってる!?)
と、体の震えが止まりません…!w
もこ「えーと 次はこれを…」
とパンツを掲げたところで、ようやくうっちーと目が合うもこっち。
ただし、うっちー視点から見た景色は全く違った世界であり…。
うち(遠距離から私に下着あてがってきたーー!!?)
もうこりゃ取り返しつかねぇわw
うち(しかもあのパンツ 修学旅行で盗まれそうになったやつじゃん!?)
うち(私似の女に私がはいていたパンツあげるって何考えてるの!!?)
思わぬところでパンツミラクルが起きていた模様…!w
これ以上はもう無理、という感じでうっちーは走り去ってしまいました。
もこっちはというと、
この辺りにもクラスの生徒がいるということを知り、
ゆうちゃんへのセクハラはここで切り上げることを決意。
こみちゃんへのプレゼントに関しては
「もっと実用的なタオルとかでいいや」と告げるもこっちに対し、
「今までのは…!?」というゆうちゃんのツッコミが店内に響き渡りますw
その後、もこっちは本当にタオルを購入し、この日は解散。
自宅にて、お風呂から上がったもこっちは
カバンの中からタオルが無くなっていることに気づきます。
実はお母さんが体操着とまとめて洗濯カゴに入れていました。
事情を知ったもこっちはカゴからタオルを回収することに。
もこ(水色ピンク白…あれ…?水色じゃなくて青だっけ…?)
もこ(まぁいいか…)
この“まぁいいか”の精神がこみちゃんをさらなる高みへと誘うことに…。
後日。
いつものカフェで集まった、
もこっち、ゆうちゃん、こみちゃんの三人。
ゆう「こみちゃん お誕生日おめでとー」
ゆうちゃんは早速、プレゼントのおしゃな髪飾りを手渡しました。
こみちゃんも本当に嬉しそうです!
そして、次はもこっちからのプレゼント。
差し出されたタオルにやはり困惑気味なこみちゃん。
こみ「……って何これ?」
もこ「タオルだよ 実用的だろ」
こみ「ああ…まあ ありがとう……」
こみ(ん?この青いタオル…?)
受け取ったタオルを嗅いだ、その瞬間…!
こみちゃんの脳裏をよぎったもの、それは…。
新世界誕生の記憶…!!www
(※第10巻『[喪89]モテないし忘れ物する』参照)
こみ(あっこの匂い…あの時の…!!!)
こみ(ってことはこの青のタオルって!!?)
もこっちが“まぁいいか”の精神で適当に回収した青のタオル…。
それは、智貴のタオルであり、かつ使用済みのものだったのです…!
こみ「ありがとうな いっぱい使わせてもらうよ」
もこ「え?お…おお…」
今溢れ出るは感謝の想い…。
澄み切った瞳で伝える、彼女の本心からの言葉。
ウソみたいだろ。ド変態なんだぜ、こいつ…w
絶対に知りたくない、使用済みタオルの使用方法w
事情がよくわからないもこっちは、
なぜタオルごときでここまで喜べるのかと、怪訝な表情に。
片や、同じく事情を知らないはずのゆうちゃんは、
なぜか微笑ましいものを見る様に、もこっちに対して優しい表情を浮かべます。
ゆう(もこっち こみちゃんのこと嫌いみたいなふりしてるけど)
ゆう(私なんかよりずっとこみちゃんのことわかってるんだな…)
穢れを知らぬ天使、成瀬 優。
穢れにまみれた怪物共を従え、過ごすは穏やかな午後のひと時。
彼女にだけは真実が伝わらぬことを切に願う…!w
というところで第93話が終了。
(少なくとも本編において)特に本人はまだ何も悪いことしていないのに、
こみちゃんが超えてはいけないラインを超えてしまった感のある本エピソード…w
それはさておき、触れておきたいのはゆうちゃんの最後のセリフ。
“嫌いみたいなふり”という言葉が飛び出てきて、私は思わずドキッとしてしまいました。
おしとやかで少し天然という印象が強い、ゆうちゃん。
もこっちとこみちゃんの関係についても、“なぜか、たまに揉める時があるな~”ぐらいにしか
ゆうちゃんは認識していないのだろうと私はずっと思っていました。
ところが、“嫌い”という強いニュアンスの表現が彼女の口から出たことで、
私が思ってた以上に
彼女はシビアに人間関係を読み取れる人物だったのでは?と思い直しました。
思えば第8巻『[喪77]モテないし二日目の夜を迎える』の感想で触れた、
以下の内容もそうです。
二人で一緒に写メを撮るようお願いしていたのはゆうちゃんでした。
普段、天然ぶりが目立っていますが、
こういうところで意外に気が回る子だったりします。
いつも何かと衝突する二人のために、あえてこういうお願いをしていたのかもしれませんね。
気が回る子だな~ぐらいに捉えていましたが、
その数段は先の次元で、あれこれと加味した上での判断だったのでしょう。
彼女の観察眼の鋭さ。
これは先の展開にも言えることで、第13巻『[喪124]モテないし友達の関係』では
初めて出会ったゆりちゃんとまこっちに関して、
ゆう「もこっちのこと本当に好きなんだって思った」
と評していました。
我々読者はキャラの内面の言葉すら読み取れる、いわゆる神の視点を持っています。
この作品において、ゆうちゃんはそれに近い視点を持っている存在なのではないでしょうか。
ここまで来ると彼女の人物評価は実は常に的を得ており、
本人さえ気づいていない部分を読み解いている、ということなのかもしれません。
そう考えると今回のエピソードで最後に呟かれた、
ゆう(私なんかよりずっとこみちゃんのことわかってるんだな…)
というセリフもより意味深いものになってきます。
それこそいつか“読者ですら気づいていなかったキャラの心情をゆうちゃんが代弁する”、
というような展開も今後あるかもしれませんね。
と長々と語ってしまいましたが、
こんな変態濃度の高いエピソードで触れるべき内容ではなかったですねw
自重します。。(*´꒳`*)
◎[喪94]モテないし弟はサッカーやってる
感想&考察
今回は非常に珍しいタイプのエピソードで、もこっちは回想シーンにしか登場せず、
その代わり智貴に大きくスポットが当たった内容になっています。
第1巻のおまけ漫画のような構成です。
『全国高校サッカー大会 千葉県二次予選 一回戦』
グラウンドでは既に試合が行われており、一方のチームは原幕高校サッカー部の面々。
そこで監督からの指示が飛び、智貴が交代出場することに。
1年生にして起用されるとはやはり彼の実力は大したものだったのですね。
既に原幕が1点ビハインドという状況。
すると、直後に危ない展開が。
相手選手の一人がフリーになりそこへボールが回ってきました。近くにいるのは智貴…!
絶対止めなくてはいけない状況!
ここで智貴の頭をよぎるのは姉との思い出…。
晩ごはんに出てきた唐揚げにまつわる記憶。
自分の唐揚げへ、許可も無くレモンを荒々しく絞り、ぶっかける姉…!
もこ「お前の唐揚げ 全部レモン絞っといてやったから」
直後、躍動する智貴のタックル…!
ファウルを取られることもなく、見事ボールを奪うことに成功!
試合はめまぐるしく展開し、今度は原幕のチャンスが…!
ゴール手前の位置でボールを受け取った智貴!
そして再び頭をよぎる、姉との思い出…。
何かを返してもらうためか、姉の部屋を訪れた智貴は偶然、
タイツを履こうとしていた下半身丸出しの姉を目撃…!
返す刀で繰り出される姉からの罵詈雑言!
もこ「何 着替え中入ってきてんだ このド変態が!!」
もこ「わざわざタイツはくタイミング狙って入ってきやがって!」
もこ「姉のタイツにばっか興奮してる変態弟が!!」
直後、躍動する智貴の右足…!
相手のゴールネットを揺らす、貴重な同点弾!!
いや、さっきから何だこれ?www
漫画やアニメの技法で回想シーンを挟み、その後パワーアップ・逆転するという
“回想ブースト”なるものがありますが、こんな回想は見たくねぇw
というか試合に全く関係ないし!w
ちなみに、第8巻に収録されている『特別編4』というエピソードの一件で、
智貴は“姉&黒タイツ”に興奮する性癖の持ち主としてもこっちに勘違いされています…w
それを踏まえての先のセリフでしょうw
その後も、“回想ブースト”によって智貴は目覚ましい活躍ぶりを見せてくれます!
当然、差し込まれる回想シーンはより神経を逆撫でるものに…!
もこ「そういや 昨日ちん子ちゃん見たぞ」
もこっちの言う“ちん子ちゃん”とは、朱里ちゃんのことですw
第10巻『[喪91]モテないし邂逅する』での一件は、
もこっちにとってもさすがに衝撃的だったのでしょう…w
“ちん子ちゃん”呼びを止めるよう指摘しつつ、自分は興味ないと告げる智貴。
しかし、もこっちの言葉は続きます。
もこ「そんな言い方ないだろ あっちはお前のチンチンに興味津々なのに!」
もこ「だいたいお前はチンチン以外存在意義ないくせにえらそうなんだよ」
もこ「この歩く生殖器 サッカーやるディ○ド 存在がレッドカード」
回想明け、当然のようにファインプレーをキメる智貴…!!w
と、ここまで大活躍の智貴。
試合は最後までもつれ込み、PK戦に。
ここを外せば後がない、という状況で出番が回ってきた智貴。
そこで再び脳裏をよぎる姉との思い出…。しかし、今度のは少し様子が異なり…。
リビングのソファで横になっていた智貴。
起き上がるのも面倒で、このままここで寝ようかとボーっとしていた、そんな時でした。
リングにもこっちが入って来たことを察知した智貴。
智貴(…何かちょっかい出してきたらしめよう……)
そう思ったものの、もこっちは特に何もせず出て行きました。
安堵する智貴でしたがしばらくすると戻って来たもこっち。
彼女は何も言わず、智貴にそっと毛布をかけて去ったのです…。
回想明け、心が乱れた智貴の放ったボールは惜しくもゴールポストに直撃!
そして無情にも告げられる、『一回戦敗退』という現実…!!
栄光も、挫折も、その全てはもこっち次第。
姉に翻弄され続ける智貴の苦悩の日々はまだまだ続く…。
というところで第94話が終了。
以下、第7巻『[喪60]モテないし犬になる』の感想より一部抜粋。
今回のエピソードも振り返ってみれば、
あの手この手でもこっちが見栄を張ろうと画策した部分はすべて失敗に終わり、
唯一損得勘定抜きで突発的に起こしたもこっちにしかできない独自の発想・行動、
それのみが他者の心を動かしました。
これこそ、この【わたモテ】という作品が我々に伝えている大きなテーマなのだと、
私は認識しています。
今回は文字通り、もこっちの行動が智貴の心を動かし、
最終的にはそれが動揺というカタチで表れてしまいましたね…!w
智貴からしたら、心じゃなくゴールネット揺らせや!ってなもんでしょうか?w
ただし、PKのシュート一本とは比べ物にならない程大切なものを、
彼、そして彼女は手に入れているでしょう。
お話のフォーマットだけではなく、
【わたモテ】流でありつつも純粋に姉弟愛に焦点が当てられるなど、
非常に珍しく貴重なエピソードとなりました。
◎[喪95]モテないし秋の終わり
感想&考察
今回は、第9巻『[喪84]モテないしとある秋の一日』以来の
ショートショートの形式でした。
その中でも特に触れておきたいのは、以下の短編。
・『印象』
登校中に偶然一緒になったもこっち、ゆりちゃん、吉田さんの三名。
今や、同中トリオにも匹敵する程の安定感です。
自販機の前を通りがかった際、流れるような動きでもこっちはつり銭を確認してしまいます。
そこでハッとなるもこっち。
もこ(しまった つい いつものクセで自販のつり銭を見てしまった!!?)
引かれてしまう、そう思ったもこっちは急に取り繕い始めます。
もこ「い…いや違くて き 昨日ここでジュース買って」
もこ「つ つり銭忘れて…別にいつもつり銭漁ってるわけじゃなく…」
嘘をつく程に文言が増えていく、わかりやすい彼女。
そんなもこっちに対し、ゆりちゃんは特に驚いた素振りもなくさらっとこう言ってのけます。
ゆり「ああー別にもう黒木さんのことわかってるし」
ゆり「そうだとしても変に思わないけどね」
続けて、吉田さんにも「ね?」と同意を求めるゆりちゃん。
やはり吉田さんも同様で、
吉田「ああ まあな」
と、平然としています。
これを受け、もこっちは
もこ(よかった…特に引かれてる様子はないな…)
と一安心。
そして、学校に着き、授業を受けること数時間。
冷静になったもこっちは先のことを振り返り、
ある事実に辿り着きました…!
もこ(え!? 私ってつり銭パカパカしてそうなイメージだったの!?)
ここに来て、自分が思い描いていた“周りから見た自分の印象”と
実際に抱かれている印象とのギャップを痛感し、もこっちが驚くという展開に…!w
とまぁ、ギャグテイストなお話ではあったんですが、
これって、“もう私たちの前ではありのままの自分でいて良いんだよ”と、
明確に言葉で自分たちのつながりの強さを示してもらったようなものですよね。
現にこれ以降、少なくとも二人の前でもこっちが何かを取り繕うような素振りは無くなり、
素のゲスな発言をする場面が多くなっていきます。
こういう一つの転換期とも言える重要な内容を、
さらっと短編で流してしまうのも【わたモテ】らしいw
それと、新たな展開という意味では以下の短編にも注目。
・『おせっかい』
廊下を歩いていた朱里ちゃんと紗弥加ちゃんは、前方にもこっちの存在を確認。
第10巻『[喪91]モテないし邂逅する』にて、大失態を演じながらも
もこっちこそが智貴の実の姉であることを知った朱里ちゃんは、
その事実を紗弥加ちゃんへ告げました。
紗弥加「そうなの!?じゃライバルじゃないじゃん!よかったね」
と、非常に嬉しそうです。
本当に朱里ちゃんのことを大切に思っているんでしょうね。
が…!!
紗弥加「じゃあちょっと挨拶しとこうよ」
紗弥加「こんにちは 私達智貴くんと中学から一緒で」
トップアスリートの如きフットワークの軽さw
提案から実行まで、漫画的にも全て一コマに収まっており、
彼女の後先考えない感じが伝わってきますw
突然声を掛けられた側のもこっちが驚くのは当然として、
“ちんちん見てみたいな”事件の名残から、朱里ちゃんは口ごもってしまいます…。
まぁこれも当然でしょう…w
すると、ようやくもこっちが口を開きました。
もこ 「なに?ちんちんのことでも聞きたいの?」
朱里 「だっ!!?違います!!あ あれは誤解で!!」
紗弥加「え?ちん……?何言ってるんですか?」
事情を知らない紗弥加ちゃんは困惑。
ここでようやく二人から経緯を聞いた彼女は涙目で赤面する親友を見つめること数秒。
そして今、彼女の中の“何か”がハジけました…。
紗弥加「好きな人のあそこのこと考えて何が悪いんですか?」
もこ 「!?」
朱里 「紗弥加!?」
紗弥加ちゃん『暴走モード』突入…!!www
紗弥加「女の子だってそういうこと興味あるし変なことじゃないですよ」
もこ 「でも 姉の前で弟のちんちん見せてって変態だろ……」
紗弥加「変態じゃないです 純粋な気持ちです」
もこ 「いや 不純しかないだろ…」
紗弥加「それはお姉さんがそういう目で見てるからです」
もうキレッキレですわw
むしろ、もこっちがまともに見えてくる、不思議…w
そしてトドメの一発…!
紗弥加「朱里は中学の頃からずっと智貴くんのこと思ってるんです」
紗弥加「純粋に智貴くんのちんちんが見たかっただけです!!」
朱里 「お願い もうやめて!!」
K.O.!!www
紗弥加ちゃん、おめぇ親友ぶっ殺す気なんか?w
第9巻『[喪88]モテないし負ける』にて、
既にお節介にも近い“世話焼き”な一面が見え隠れしていましたが、
今回ついに彼女の暴走が始まってしまいましたね!w 本当にいいキャラしてますよw
ただ彼女の登場シーンはまだそこまで多くなく、
次にまともに登場するのは第15巻『[喪145]モテないし3年のある日』になります。
第11巻『[喪101]モテないし思いを伝えられる』でも一応登場するんですが、
回想シーンでのワンカットのみでした。
そして、そのどちらも彼女のセリフには“ちんちん”というワードが入っている狂いようw
もっと彼女の活躍が見たいところですが、
朱里ちゃんの相方はこみちゃんへとシフトしていくので、仕方ないことかもしれませんね。。
それから、これは新たな展開ではないんですが、
着実に進行しているという経過報告的な意味で言うと、以下の短編にも注目。
・『やけに詳しい』
保健体育の授業中。
荻野「LGBTとはなんの頭文字を取った言葉か?」
荻野「ではLを…」
そこで荻野先生にあてられた柿沼くんは答えられず。
次にあてられたのはもこっち。
立ち上がった彼女は口を開きました。
もこ「Lはレズビアンの頭文字で女性同性愛者を指します」
もこ「同性が恋愛対象という点でバイセクシャルを指す場合もあります」
聞かれてないことも含め、すらすらと答える優等生ぶりを発揮。
荻野「正解 よく聞いてたわね 次はGを……」
と授業が続く中、一人この様子を固唾を呑んで見守っていた生徒がいました。
彼女の名前は内 笑美莉。
うち『ゴク』
これはwww ほんとこれだけの内容なんですが、
着実に進行してますね~ということが伝わる短編だってのでピックアップしましたw
そして、最新話近辺で同じ質問をうっちーにした場合、
今度はうっちーがすらすら答えそうでもあり、
さらにそんなうっちーを見て別の誰かが『ゴク』っとしそうな感じがしますw
“愛”と“月日”は人を変えますね…!w(*´꒳`*)
◆投稿動画
▼イベント紹介動画
【わたモテ】や【チェンソーマン】など、大好きなエンタメ作品のイベント開催時は
できる限り実際に参加し、その都度『紹介動画』を作成してきました。
これまでに作成した『紹介動画』は全てYouTubeで公開していますので、
何か気になる作品・イベントがありましたら、どうぞお手隙の際にでもご確認下さいませ。
▼聖地巡礼動画
現在、YouTubeで【わたモテ】の聖地巡礼動画を公開しています。
第1弾:【伏見稲荷大社】
第2弾:【東京ディズニーランド】
原作で描かれた“あの日々”の追体験として、どうぞお楽しみ下さい。
また、皆さんが聖地巡礼する際の参考にでもして頂ければ幸いです。
チャンネル登録の程、何卒よろしくお願い致します。m(_ _)m
YouTubeチャンネルはこちら!:
【エンタメ日和のエンタメチャンネル】
◆おすすめ電子書籍サービス [PR]
▼eBookJapan
電子書籍をご利用なら、まずおススメなのがeBookJapanです!
約50万冊という世界最大級の品揃えに加え、
一冊まるごとタダで読める無料まんがが提供されています。
無料まんがのラインナップは定期的に更新されるので要チェックですよ!
▼DMMブックス
次におススメなのがDMMブックスです!
こちらも品揃え抜群ですし、何より特徴的なのが成人向けタイトルなど、
他にはないジャンルのコンテンツが充実していることです!
無料サンプルも付いていて試し読みができるので安心ですよ!
◆おすすめ動画配信サービス [PR]
▼U-NEXT
アニメや映画、さらには漫画などをまとめて楽しむならU-NEXTがおすすめです!
月額料金は2,189円(税込)ですが毎月1200円分のポイントが支給されるので、
実質989円となります。
さらに今なら『31日間無料トライアル』が実施中であり、以下の2つの特典が付与されます!
・特典1:31日間無料で見放題!(対象:見放題動画・読み放題雑誌)
・特典2:600ポイントプレゼント!(対象:新作・コミック・書籍)
他の動画配信サービスと比べて扱っている作品数がかなり豊富なので、
きっと夢中になれる作品が見つかるはずです!
ご興味のある方はまずは無料期間で存分にU-NEXTコンテンツを体験してみて下さいね!
※本ページの情報は2020年9月時点のものです。
※最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください。
▼DMM動画
“多種多様なコンテンツを楽しめる”という面ではDMM動画もおすすめ配信サービスの1つです。
第1話のみ無料公開中という作品も多々あるため、ひとまずのご確認だけでもぜひ!
また、DMM見放題CHライトという定額の見放題プログラムも用意されており、
お笑いやグラビア、さらにはアダルトな作品まで、月額550円(税込)で
コアなジャンルを含めた7000タイトル以上の作品を好きなだけ堪能できますよ!
なお、マルチデバイス対応でスマホやPC以外にもTVやPS4などでも視聴が可能です。
そしてDMM動画もDMM見放題CHライトも共通のDMMポイントが利用できるため、
普段からDMM関連のサービスに慣れ親しんでいる方には“特におすすめ”といえるでしょう!
◆まとめ
以上が【わたモテ】第10巻の感想②となります。
長くなったので次の投稿に続きます。
それでは、また~(。・ω・)ノ゙
コメント