皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は週刊少年マガジン2019年32号より、
【それでも歩は寄せてくる】の第19局の感想記事になります!




本日発売のマガジンに「それでも歩は寄せてくる」載せてもらってます。運動会やってます。よろしくおねがいします pic.twitter.com/Rp6xM6jrhR
— 山本崇一朗.高木11ツバキ3将棋1 (@udon0531) 2019年7月10日
目次
◆【それでも歩は寄せてくる】第19局 感想
▼感想&考察
◎第19局
感想&考察
開幕早々描かれる、グラウンドを駆け抜ける生徒たちの姿。
今回の舞台は運動会!
いつもと異なる環境で二人が織り成すのは果たしてどのような物語か…。
すると、さっそく活躍していたのが歩君。
『第16局』にてうるしちゃんに対し圧倒的な脚力の差を見せつけていた彼でしたが、
その運動能力は一般的に見ても優れているようでしっかりと結果を残します。
「おい!!すごいぞ あの3組の一年!!」「アンカーでごぼう抜き!1着だ!!」
と、歩君は同じチームである3組の生徒たちから学年を問わず歓声を受けていました。

2年男子A「この運動会 我ら3組がもらったな」
2年男子B「君 名前は?」
歩 「田中です」
2年男子A「田中君!!部活は!?」
逸材と見るや、運動部の先輩方が勧誘目的で競技終わりの歩君へと話しかけてきました。
しかしそんな状況を黙って見過ごす訳にはいかないのが、我らが≪自称≫将棋部部長…!!
うるし「あーちょっとやめてくれるかなぁ」
うるし「わが将棋部員を勧誘するのは」
颯爽と現れ、歩君の前に割り込むうるしちゃん…!
腕を組みふんぞり返る彼女の姿は、
まるで“私がここまで育てたのだ…!”とでも言いたげな様子。
勿論、歩君の運動能力の高さとうるしちゃんの存在は全く関係ありませんw
歩 「センパイ」
2年男子B「えっ?将棋部!?もったいない …っていうか」
驚きつつもうるしちゃんの登場にふと我に返る先輩方。
そう、彼らはうるしちゃんのクラスメイトであり、彼女の運動能力を既に知っていたのです…。
2年男子B「そうか…ウチには八乙女さんがいたか…」
2年男子A「優勝はキツイか…」
うるし 「聞こえてるぞ おい!!」
運動面におけるうるしちゃんの“ポンコツ具合”がそんなに知れ渡っているとは…。
絶対去年の運動会で何かやらかしてるだろ、これw\(^o^)/
対して“期待のホープ”こと歩君には先輩たちからの熱いエールと勧誘が続いており、
大物ぶって現れたはいいものの、うるしちゃんは置いてけぼり状態に…。
そこへやって来たのが、今後“本格参戦”となりそうな新キャラクター!!
マキ 「うるしー 田中くんかっこいいねー」
うるし「マキ… そ…そうか?」
マキ 「うん かっこいいよぉ」
彼女はうるしちゃんのクラスメイトのマキちゃん!
うるしちゃんは幼い印象が強いだけに、
マキちゃんの全身から溢れ出す“お姉さん”オーラが際立ちます…!
いやぁ~けしからん!けしからんですよぉ~!!w(*´꒳`*)
そんなマキちゃんがうるしちゃんの左肩にちょこんと顎を乗せ、見つめる先は歩君…。
マキ 「うるしとそういう関係だったりするの?」
うるし「はぁ!?せ…先輩と後輩だよ…」
マキ 「へぇーー」
何とも意味深な表情で歩君を見つめ続けるマキちゃんに対し、
うるしちゃんもどこか複雑な表情を浮かべるのでした…。
とはいえ、今現在は運動会の真っ只中。
歩 「センパイ 次 障害物ですよ」
うるし「わ わかった」
自分の出番が回ってきたうるしちゃんは、気を取り直して高らかに宣言したのです…!
うるし「…フッ… 障害物競争には自信がある!!」
丁寧に“フラグを立てる”ことに定評のある先輩…!!w
次の1ページを丸々割いて描かれるのは、
『THE 運動オンチ』な一人の少女がほぼ全編涙目でお届けする、
悪戦苦闘するも全く思うように結果を残せない障害物競争での一部始終。
終わってみれば先程の勢いなど既に見る影もなく、
彼女の口から出るのはたった一言、謝罪の言葉…。
うるし「ゴメンなさい」
マキ 「お疲れー うるし」
歩 「お疲れ様です」
うるし「うん…」
特に責めることもバカにすることもない二人の優しさがむしろ逆に心に染みてきます…。
しかし、ここでうるしちゃんの心をさらにざわつかせる事態が…!
マキ 「そんでさー話の続きだけどー」
歩 「はい…」
なんと、つい先程まで初対面であったはずの歩君とマキちゃんの二人が
うるしちゃんをよそに仲良さそうに会話をしているのです…!!
その様子を見てうるしちゃんは一瞬不愉快そうにしますが、
どこか諦めたように二人に背を向け、とぼとぼと一人校庭の片隅へと移動…。
そしてそんな彼女の様子に“彼”はいち早く気づき、
その悲し気な後ろ姿を見つめていたのでした…。
うるし「ふんだ」
校庭の片隅に腰を下ろし、皆に背を向け一人でいじけていたうるしちゃん。
うるし「マキは美人だもんなー」
彼女がここで発露した感情とはまさしく『嫉妬』。
これまでこの作品は、基本的に
うるしちゃんと歩君の二人だけが共有する小さな世界でお話が展開してきました。
その中でうるしちゃんはいつも自分を慕い敬ってくれるかわいい後輩に対し、
いつしか自身も胸を焦がす想いを覚えるに至りました。
(※第1巻『第11局』参照)
しかしそんな世界が広がりをみせた今回、マキちゃんという第三者の存在を前にしたことで
たとえ一時とはいえ、いつも自分一人に向けられていた歩君の視線が
自分から外れてしまった事実に、うるしちゃんは悔しさや寂しさを感じています。
今の彼女にとってはそれだけ歩君の存在が大きくなっていた、ということです。
また、逆に言ってしまえば世界が広がりをみせてなお、
それでもいつもと変わらず揺るがず隠し切れぬその想いを胸に、
彼がうるしちゃんを慕い続けるのならば嘘偽りなく彼の想いは“本物”ということです。
そしてもう一点付け加えるとすると、この物語は“そういう物語”であるということ…!
歩 「惜しかったですね」
そっと静かにうるしちゃんの左隣へ腰を下ろす歩君。
この場面は本作の転換期でもあった第1巻『第9局』での、
落ち込んでいたうるしちゃんを励まそうと
歩君が彼女の隣に腰掛けたあの場面を思い起こさせる構図です。
(※第1巻『第9局』参照)


うるし「別に惜しくないだろ」
歩 「障害物の途中に詰め将棋があれば勝ってましたよ」
うるし「なぐさめてんのか それ」
独自の視点ではありつつも、
彼の言葉の節々から溢れ出る大好きな先輩を気遣う真っすぐな想い…。
いつものマイペースな彼の優しさがうるしちゃんの漠然とした不安をかき消していきます。
うるし「でも3組の足引っ張ってるし…」
歩 「大丈夫です オレがその分 全部取り返します」
歩 「ここから先 オレはセンパイの為だけにがんばります」
互いに見つめ合うこと数秒。
うるしちゃんは歩君から視線を逸らし、
うるし「そ…そっか…」
と、一言答えるのみで精一杯でした。
この、意識的に相手から“視線を逸らす”という行為が
本作で持つ意味合いについては、第1巻『第12局』で述べた通り。
以下、上記エピソードの感想より一部抜粋。
ところで、相手の手の内を読み合い、
互いに向かい合って指す『将棋』という題材を用いた本作ですが、
両者の“立ち位置”や“姿勢”の描写は非常に重要な観点として扱われているように思います。(※中略)
また、“視線を逸らす”という行為についても。
『第1局』や『第3局』など、歩君は自身の恋心を指摘され、
うるしちゃんから視線を逸らしていました。
つまり、この作品において登場人物が意識的に視線を逸らした場合は、
自分の本心、その中でも特に恋心が露わになりそうになり、
相手に心の内を読ませまいと必死で抵抗している、そのような意味合いが強いと感じます。では、先程うるしちゃんが目を逸らしたということは、つまり…。
今回も上記の意味合いを改めて感じる描写の一つとなりました。

そして、そんな“さっさと付き合えや”状態の二人のやり取りを
静かにじっと見守っていたのがマキちゃんでした…!w
マキ 「なんだー そうなんじゃん」
うるし「マキ そうって…何が…」
はい、“そう”なんです!w(o^-^o)
マキ 「田中くん 私 次うるしと二人三脚なんだけど」
マキ 「体調悪いから代わってくれない?」
うるし「え」
歩 「よろこんで!!」
ブレないにも程があるだろ、コイツwww
大好きな先輩との共同作業を前にして、恥や外聞という概念が吹き飛んでいる歩君。
非常に面白いところは、うるしちゃんも驚きはするも、
最後まで決して一度もこの提案を拒否していないというところ。
今から我々読者は、
このバカップル(確定)に一体何を見せつけられようとしているのか…?w\(^o^)/
マキ 「うるしー がんばってね」
そう言いながら満面の笑みでうるしちゃんをサポートするマキちゃん。
初登場ながらこの子、絶対ええ子やぁ~w(*´꒳`*)
うるし「何か勘違いしてないか あいつ…」
歩 「何をですか」
うるし「…なんでもない…」
誰かうるしちゃんにはっきり告げてあげてほしい。
マキちゃんは“何も勘違いしてない”ということを…!w
これより始まるはバカップルの・バカップルによる・バカップルのための“ウィニングラン”。
肩を並べて共に駆け抜ける初々しくも仲睦まじい二人の姿を受け、
一体何人の読者がこの漫画の題材は『将棋』であったことを覚えていられるのだろうか。
というところで第19局が終了。(マジかよ…!!!www)
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◆まとめ
以上が、【それでも歩は寄せてくる】第19局の感想となります。
直近のエピソードから強く感じることは、
先日発売された第1巻に収録されているエピソード以上に、
全体の流れや構成を意識されてお話を展開されているのかな~という点です。
もちろん、第1巻でもそういう“流れ”は感じられましたが、ここ最近はそれが非常に顕著です。
第2巻の最初に収録されることになる『第15局』。
思えばこのエピソードから、
歩 「センパイ 今度 短距離走で勝負しませんか」
という“流れ”が始まっていました。
そしてここに来ての、はっきりと“次回に続く”という今回の展開。
この辺り、コミックスで読み返した際に心地良く読み進められるように
お話の道筋が構成されているのかな~と感じる次第です。
そして、問題の次回。
これもう、『イチャイチャ決定の巻』でしょ?w
まぁ、“そうじゃない”時があったのか?って話ですが…w(*´꒳`*)
非常に楽しみです!!
また、第1巻の売れ行きが大変好調なようで、担当編集さんのTwitter情報によると、
“発売前重版からの重版出来前重版”という、
担当編集さんもかつて経験したことのないミラクルが発生しているようです…!
購入を予定されている方はお早めにチェックしてみて下さいね!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
「それでも歩は寄せてくる」重版決まったようです。どうもありがとうございます pic.twitter.com/6A6Qba5ULw
— 山本崇一朗.高木11ツバキ3将棋1 (@udon0531) 2019年7月11日



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