皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は週刊少年マガジン2019年21・22合併号より、
【それでも歩は寄せてくる】の第9局の感想記事になります!
本日発売のマガジンに「それでも歩は寄せてくる」載せてもらってます
よろしくおねがいします pic.twitter.com/HC3YzAqCAP— 山本崇一朗.高木さん⑩ツバキ② (@udon0531) 2019年4月24日
目次
◆【それでも歩は寄せてくる】第9局 感想
▼感想&考察
◎第9局
感想&考察
ここは校舎裏の花壇。
そこには珍しく浮かない顔をしながらため息をつくうるしちゃんがいました。
花壇のブロックに腰掛け、一人で何やら思い悩んでいる様子。
そんな彼女のもとへとやって来るのはもちろんこの男。
歩 「センパイ どうしたんですか」
うるし「んあ?」
この場所は校舎裏で普段人通りも少ないはずの場所。
うるしちゃんは素直に尋ねます。
うるし「お前なんで こんなところにいるんだ」
歩 「浮かない足取りだったのでつけてきました」
うるし「それってストー…」
歩 「で どうしんですか」
絶対にそれ以上は言わせないw 犯罪スレスレを攻める、それが男気ってやつさ…!
『おまわりさん、こっちです!』
そしてうるしちゃんが語る、悩みの種。
うるし「次 体育なんだけどさー 私 体育苦手なんだよー 運動神経悪いからさぁ」
明らかになった新事実。うるしちゃんは活発なイメージが強かったのでこれは正直意外でした。
ただ彼女は本気で悩んでいるようです。
そんな落ち込む想い人に対し、歩君が告げる言葉とは?
歩 「ふむ 運動神経はどうしようもないと思いますよ」
うるし「なっ!?」
改めて突き付けられる、揺るぎない真実…!
彼は先輩の止めを刺しにここへ来たのか?w
まぁこれはこれで、嘘を付けない彼の良い所でもあります。
すると「じゃあ」と言いながらうるしちゃんの隣へと腰掛ける歩君。
彼の本領発揮はここからです。
歩「サボっちゃいますか つき合いますよ」
歩君はうるしちゃんの目を見つめながら、真剣に提案しました。
彼を見つめ返すうるしちゃんも自身を思いやる可愛い後輩の優しさに気づき、
すぐには否定しません。
うるし「いやー…サボりはなー… それよりなんかこう… 元気づけてくれよ」
歩 「元気づけるですか」
これまた珍しく、素直に彼の優しさに甘えるうるしちゃん。
この辺り徐々にではありますが、当初に比べて
彼女なりに歩君の好意をしっかり受け止め始めている気がしますね。
そして、想い人から頼られたとあっては燃えない訳にはいかない、恋愛第一主義の歩君。
歩 「センパイは運動できなくても問題ないくらいかわいいですし」
うるし「んぁっ!?」
さぁ、宴の始まりだぁっ!!www
歩 「笑顔は最高にかわいいですし なのにマジメな顔するとすごくきれいですし」
歩 「髪の毛つやつやですし いい匂いしますし それに」
うるし「待てまてまて」
これは“いつもそういう目線であなたを見てます”という『自白』か?w
『告白』ではなく『自白』というニュアンスが強いのが歩君の凄い所…w
“いい匂い”のくだりとか、相手が相手ならやべぇーだろw
歩 「元気でましたか」
うるし「元気っていうか…」
すると、うるしちゃんは両手で顔を覆い、俯きます。
そして震える声で、こう告げるのでした。
うるし「……ダ…ダメになるから…逆に…!」
は?尊過ぎちゃいますか?(*´꒳`*)
とにかく、この一コマのうるしちゃんが可愛すぎる!!!
何とか顔を上げるものの、歩君と今目を合わせることなど到底できず…。
顔を覆う指の隙間から見えるのは赤く染まった乙女の頬。
それが意味するものは本当に“気恥ずかしさ”のみか、果たして…。
そして訪れるしばしの静寂。
何をするでもなく、ただじっと隣同士で座って時が流れるのを待つ二人。
いつも向き合ってばかりの二人が肩を並べることで見えてくる“新しい世界”。
うるしちゃんは一度だけ歩君を横目で確認し、ぼそっと呟きます。
うるし「ホントにサボっちゃうか 二人で」
一度否定していた通り、普段の彼女なら絶対に選択しない“答え”。
それでも“彼”となら…。今、彼女の中で世界は大きくカタチを変えようとしていました。
そして…。
歩「いいですよ オレは」
彼が迷うことなどあろうはずがありません。
もはやその一歩を踏み出すか否かは彼女次第なのです。
うるし「や…やっぱ行くわ!」
歩 「そうですか がんばって下さい」
結局、彼女は“変化”を選択することはありませんでした。
今はまだ、この心地良い関係のままで…。
しかし、これより彼女が歩み出す先には
“いつもの日常”とは少しだけ違う世界が待っていることでしょう。
そう予感してしまう程に“変化”の兆しを強く感じられた非常に興味深いエピソードとなりました。
というところで第9局が終了。
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◆まとめ
以上が【それでも歩は寄せてくる】第9局の感想となります。
いやいやいや、今回本当に尊すぎでしょ!?
歩君のストーカー具合(w)とか、もはや将棋してない(w)とか、
そんなの全部吹っ飛ぶぐらいの全編通した甘酸っぱさよ…!
上でも述べた通り、今回は明らかにうるしちゃん側の“変化”が見て取れる内容となりました。
これまで、まだ恋知らぬ乙女だったうるしちゃんですが、
そんな彼女の“変化”が今後の展開にも徐々に影響を与えていきそうです…!
歩君、そろそろ将棋強くなって良いのよ?w
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
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