皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は週刊少年マガジン2021年8号より、
【それでも歩は寄せてくる】の第90局の感想記事になります!
(※当サイトでは『マガポケ』で無料公開された後にその感想記事をアップしています)




今週の「それでも歩は寄せてくる」はプリクラ撮ってます。よろしくおねがいします pic.twitter.com/PkH7LqTTOW
— 山本崇一朗.高木14ツバキ5将棋5 (@udon0531) January 20, 2021
目次
◆【それでも歩は寄せてくる】第90局 感想
▼感想&考察
◎第90局
感想&考察
前回のエアホッケーでは歩君に対して終始“おんぶに抱っこ”状態だったうるしちゃん。
そのお返しとして、二人は今回『プリクラコーナー』へと訪れていました。

うるし「一緒に…プリクラって ホントにそんなお願いでいいのか」
歩 「はい センパイと二人で撮りたいんです」
うるし「んぁ…そ…そうか」(こいつ…やっぱ私のこと…)
“もう逃がしまへんで…!”とばかりに歩君へ視線を送る彼女でしたが、
その目に飛び込んできたのは珍しくも強張った表情を浮かべている彼の姿でした。
うるし「……緊張してるのか?」
歩 「…はい 初めてなもので…」
可愛い後輩が不安気とあらばいつも以上に輝きを増すのが彼女の先輩ムーブというもの。
ダブルピースを引っ提げ、満面の美少女スマイルが今ここに咲き誇る…!
うるし「まぁまぁ そう緊張するな 私は何度か撮ったことがあるから任せておけ」
うるし(歩のお願いなんだ 私がしっかりしてやらないとな)
うるし(つっても 私も…男子と撮ったことなんてないから…めっちゃ緊張してるけど)
今うるしちゃんの中ではいつもの“背伸びしたがり”な一面よりも
“期待に応えてやりたい”という使命感のような感情が前面に出てきています。
さらにそこへ“気になる異性とのプリクラ初体験”が重なり、
両者へ妙な緊張感を生み出していたのでした。
そんなドキドキを抱えたまま、二人はいざツーショット撮影へ!
うるし「ほ…ほら 一枚目くるぞ!!」
歩 「は…はい」
『カシャ』
一枚目とあって、二人の表情はまだまだ強張った状態です。
その中でもうるしちゃんだけはしっかり例のフィンガーアート(笑)をカマしており、
『さすが先輩!』となりますが、よく見ると失敗していて『さすが先輩!』\(^o^)/
うるし「へへー 一発目からと金のポーズをしてみ…た ってコレ逆だ!!」
歩 「あ ホントですね」
うるし(くそ…やっちゃった 私も緊張してんのバレたかな…)
早速やらかしてしまい、歩君の反応が気になって仕方がないうるしちゃん。
しかし、そういった所も全部ひっくるめて愛おしく、
“ありのままの彼女”へ誰よりも想いを寄せているのが歩君な訳で…。
歩 「センパイ」
うるし「な…なんだ」
歩 「ありがとうございます 少し緊張がほぐれました」
うるし「ふふふ それが狙いだったんだ」
歩 「さすがですね」
“うるし・やらかし・巻き返し”、これが将棋娘の因果律!『さすが先輩!』w\(^o^)/
これで二人の肩の力も抜け、そこからは非常にリラックスした状態で撮影は進んでいきました。
今この瞬間の“時”を切り取り・“想い”を刻み、
歩んだ“軌跡”が積もりゆく、そんな春の余暇の一幕。
うるし「なんか楽しくなってきたな」
歩 「はい」
うるし「しかし 歩はホントに表情変わらないな 次ラストだしめっちゃ笑ってみてくれよ」
歩 「……できるだけ頑張ります」
いよいよ迎えるラストショットに際し、こなれてきた先輩からはちょっとした要望が。
それは第3巻『第29局』でも焦点の当たった“歩君の笑顔”について。
連載初期と比べれば彼の表情変化もかなり豊かになった方ですが、
それで満足できるうるしちゃんではありません。そしてあっという間のラストショット!
(※第3巻『第29局』参照)

『カシャ』
撮り終わってすぐ、映し出された互いの姿のそのあまりの不格好さに思わず笑みがこぼれる二人。
うるし「あはは 歩目閉じちゃってるぞ ラストなのに」
歩 「いや センパイも目閉じちゃってるじゃないですか」
歩 「それにまた と金が逆ですよ しかも二人で」
うるし「ぷっ…」歩「はっ」
「「あははは」」
『カシャ』
うるし「ん?」
歩 「あれ?」
“その瞬間”に突如鳴り響いたシャッター音。
格好もつけず、見栄も張らず、ただ真っ直ぐに互いの“締まらなさ”を受け止め大いに笑い合う。
飾らない素直な二人を刹那に切り取り、今回のプリクラ体験はついに終わりを迎えました。
少し時間は流れて、二人がジュースを抱えながらタケル君と凛ちゃんのもとへ戻っている場面へ。
うるし「一枚残ってたとはなー」
歩 「油断しましたね でもありがとうございました センパイと撮れて嬉しかったです」
うるし「そっか よかった 私も楽しかったぞ」
うるし(いいもの見れたしな)
スマホ画面には先程の“笑顔満開な二人”が映し出されており、
それを見つめる彼女にも自然と優しい笑みがこぼれていました。
そうこうしている内にもとの場所までようやく戻ってきたうるしちゃんと歩君。
そこで二人を待っていたのは労いの言葉でも感謝の気持ちでもなく、
“新たな闘い”の始まり告げる、飢えた亡者どもの戯言ブザー!!
タケル「おい 遅いぞ!!第二セット始めるぞ!!」
凛 「バッチコーイです」
うるし「えっ!!まだやんの!?」
色づく想いは持ち込み不要の修羅の道、闘志を燃やして勝利を見据え、奏でろ青春ゴーサイン!
『ラゥ~ンドゥ2 ファイッ!!』(o^-^o)
というところで第90局が終了。
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◆まとめ
以上が、【それでも歩は寄せてくる】第90局の感想となります。
前振りの『第88局』も含めて計3話と、比較的コンパクトにまとまった今回のGW編。
『将棋部』としての学外活動はやはり新鮮で楽しく、
長編とはいかずとも今後もぜひ定期的に描いて欲しいところです。
今回うるしちゃんが最後にスマホで見返していた例のラストショットですが、
彼女は下手すると特に後先考えず『待ち受け』にしてマキちゃんあたりに見つかりそうで、
変なヒヤヒヤ感を覚えます…!いや、まぁそれで良いんですけどね!w
あのツーショットが新たな展開を生むかどうかは“今後のお楽しみ”です…!
そして今回が『第90局』ということで、いよいよ記念すべき『第100局』が見えてきました。
コミックスとしては第8巻に収録される見込みですが、もしかすると本誌では
カラーページやプレゼント企画など、何かしらまた新しい動きが見れるかもしれませんね!
そういった“記念回”まわりの動きにも注目しておきましょう!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙



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