【それでも歩は寄せてくる】第82局 感想 四ツ葉が導く新たな恋の分岐点

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皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。

今回は週刊少年マガジン2020年50号より、
それでも歩は寄せてくる第82局の感想記事になります!

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◆【それでも歩は寄せてくる】第82局 感想

▼感想&考察

◎第82局

感想&考察

進級後としては初めてうるしちゃんと歩君が登場しない本エピソード。
その始まりは川辺での一幕から。

タケル「なかなか見つからんなぁ 四ツ葉のクローバー
桜子 「探すと案外ないもんだね」

制服姿のまま川辺で四ツ葉探しをしていたのはタケル君と桜子ちゃんの二人であり、
今回はこちらのカップルの恋模様がお話の焦点に…。

タケル「本のしおりにするんだっけか」
桜子 「うん」

タケル「ふーむ… 三ツ葉じゃいかんのか 似たようなもんだろ」
桜子 「全然違うよぉ… 四ツ葉は幸運を引き寄せるんだよ
タケル「あんまオレは信じねーからなぁ そういうの」
桜子 「ロマンチックがわかってないねぇ」

『ロマンチック』をよく知った様子の桜子ちゃんですが、
実際のところ胸に熱いものを秘めているのはむしろタケル君の側です。

タケル「ま でも桜子が欲しいってんなら意地でも見つけてやるよ
桜子 「………うん」

その想いのカタチが明らかになることは未だないものの、自身に向けられている
彼からの“優しさ溢れるぬくもり”を桜子ちゃんは十分に理解しています。

桜子 「ありがとね
タケル「いいさ別に こんくらい」
桜子 「それだけじゃなくって いつも一緒にいてくれてさ

歩君とタケル君が中学時代から同じ剣道部として切磋琢磨した仲であるのと同様、
もう一人の幼なじみである桜子ちゃんとの間にも長い歴史があることは当然であり、
この二人が今の関係性に落ち着くまでの過程にもいくつかの分岐点があったのでしょう。

その始まりは中学時代のことか、あるいはそれ以前のことか…。
いつの頃からか、気づけば二人は行動を共にすることが日常の一部となっていました。

桜子「私 引っ込み思案だし友達少ないし… タケルくんがいてくれるの嬉しいんだー」
桜子「だからさ…タケルくん…よかったら 私と……」

桜子「ずっと友達でいてね

タケル(紛らわしい言い方しやがって… てっきり…)

今の関係性を大切にしたい彼女からすれば、それは心地よい日常の延長依頼。
新たな関係性を渇望している彼からすれば、それは望み薄な現状の継続宣告。

互いの立場の違いが相手との向き合い方に若干のズレを生じさせている、そんな初心な恋のお話。
注目したいのは、桜子ちゃんが先のセリフを呟く場面。
これまでずっと隣り合ってきた二人がこの場面では背を向け合っているという、
非常に印象的な構図となっていますね。

とはいえ、今はそのズレを甘んじて受け入れ、彼女の望む“日常”を提供するしかないのが
惚れた弱み全開で青春を駆け抜けるタケル君の実情です。

しかし人が恋に落ちる状況は存外“劇的”とも限らず、日々の積み重ねの先にあることもしばしば。
ましてや誰しもが胸躍る大冒険や一大スペクタクルを体験する訳もなく、
きっかけ”とは得てして何気ない日常の中にこそ潜むもの。
つまるところ、次の分岐点はすぐそこに…。

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会話終わり、タケル君がふと視線を下ろすとそこには目的のものが…!

タケル「ん?あった!!あったぞ!!四ツ葉のクローバー
桜子 「ホント!?」
タケル「はっはっは どうだ ほら見ろ…」

…と、勇んだ一歩は小石を捉えてジャストミート。

バランスを崩して彼の体は前方へ。
有無を言わさぬ重心移動は少女を巻き込みそのまま加速、彼女の背中の行き着く先は草むらへ。

先の“背を向け合っていた”場面から一転し、そこに広がっていた光景とは
鼻先がつく程の距離で向かい合う押し倒した少年押し倒された少女という図。

慌てて起き上がり声をかけるタケル君に対し、
一方の桜子ちゃんはクスクス笑みをこぼしてなんとも楽しげです。

桜子 「こけちゃうなんて 四ツ葉のクローバー幸運を信じてないからだよ」
タケル(いや…めっちゃ幸運だったけど…!?

四ツ葉恩恵を誰よりも実感しているドラゴンなのであった…!(o^-^o)
ということで当初の目的も達成し、二人は川辺を後にして帰路に就くことに。

タケル「いいしおりになるといいな」
桜子 「うん」

それはいつも通りの何気ないやり取り………のはずが、彼を見上げる少女の顔には
決してこれまで彼女が見せたことのない“熱を帯びた表情”が浮かんでいました…。

タケル「ん?どうした?」
桜子 「あ…」

ここで思わず視線を逸らす桜子ちゃん。
そうです、ついに彼女にもタケル君から“視線を逸らす”時がやってきたのです。
もはや言及することすら野暮な気もする、意識的に相手から“視線を逸らす”という行為が
本作で持つ意味合いについて今一度。以下、第1巻『第12局』の感想より一部抜粋。

ところで、相手の手の内を読み合い
互いに向かい合って指す『将棋』という題材を用いた本作ですが、
両者の立ち位置”や“姿勢”の描写は非常に重要な観点として扱われているように思います。

(※中略)

また、視線を逸らす”という行為についても。
『第1局』『第3局』など、歩君は自身の恋心を指摘され、
うるしちゃんから視線を逸らしていました。
つまり、この作品において登場人物が意識的に視線を逸らした場合は、
自分の本心、その中でも特に恋心露わになりそうになり
相手に心の内を読ませまいと必死で抵抗しているそのような意味合いが強いと感じます。

では、先程うるしちゃんが目を逸らしたということは、つまり…。

【それでも歩は寄せてくる】第12局 感想 彼女が望む、盤外の『王手』
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桜子(……なんだろうさっき…)

まだ無自覚ながら少女の中で芽生えた感情とは、彼女の周囲をにぎやかにする登場人物たちが
日々頭を悩ませ、右往左往を繰り返しているその要因。すなわち『恋心』。

桜子 「ちょっと疲れたのかな…」
タケル「お前 普段運動しないもんなー 帰ったらゆっくり休めよ」

四ツ葉のクローバーがもたらした変化に二人は未だ気づけぬまま。
冒頭の桜子ちゃんのセリフを借りるとすれば、
彼女自身が『ロマンチック』の何たるかを正しく理解した時、
二人の物語にはまた新たな分岐点が訪れることでしょう。
ただし、それはもう少しだけ先のお話。
今はまだ四ツ葉が引き寄せた“謎のときめき”に少女は頬を染めるのみ…。
というところで第82局が終了。

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◆まとめ

以上がそれでも歩は寄せてくる】第82局の感想となります。

いつかは変化が訪れるだろうと思っていたタケル君と桜子ちゃんの恋模様ですが、
ついに本エピソードをもって“始まり”を迎えましたね!

メインのうるしちゃんと歩君のカップルがそうであるように、
本作で展開される恋模様では丁寧かつ着実に変化の機微が描かれていて、
一つ二つ飛ばしで進展することがなければ、逆に大きく後退することもありません。
そこには抗いようのない時間の流れが表現されており、
メインの二人に限って言えば“一方の卒業”という明確なタイムリミットがあるため、
どこに着地するのかという緊張感と確実に進んでくれるという安心感が同時に生まれています。

そんな中で今回新たに、脇を固めるキャラクターたちの関係性にも変化が訪れたことで、
より一層今後の作品世界の広がりへ期待が高まりました。
進級前では見られなかった“あれや・これや”がどれ程繰り広げられることになるのか、
初心な恋路行き着く先だけでなく、その過程にもしっかり注目していきましょう!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙

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