皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は週刊少年マガジン2019年25号より、
【それでも歩は寄せてくる】の第12局の感想記事になります!
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本日発売のマガジンに「それでも歩は寄せてくる」載せてもらってます
よろしくおねがいします pic.twitter.com/H7fZ8BZDIs— 山本崇一朗.高木さん⑩ツバキ② (@udon0531) 2019年5月22日
目次
◆【それでも歩は寄せてくる】第12局 感想
▼感想&考察
◎第12局
感想&考察
うるし「食欲の秋だな」
思わず、1ページ読み飛ばしたのかと見返してしまう程の唐突な幕開け…w
放課後、部室にやって来た歩君はドアを開けて早々、
満面の笑顔で先のセリフをこちらへ語り掛けるうるしちゃんに出迎えられます。
正座姿で首をちょこんと傾ける彼女は、相も変わらず可愛らしい♪(o^-^o)
うるしちゃんのセリフに遅れること一拍、彼女の投げかけにようやく歩君が答えます。
歩 「すみません 何も食べ物持ってなくて」
うるし「犬みたいな扱いすんな!」
そういう解釈になるのか…w
先の彼女のセリフを単に“お腹空いたぜ!”的な意味合いと理解した歩君は言葉を続けます。
歩 「何か買ってきましょうか」
うるし「そうじゃなくてさー」
そう、ここまでは前置き。うるしちゃんの本題はここからだったのです…。
うるし「たい焼き食べに行かないか?」
歩 「え?」
突然告げられたうるしちゃんからの提案。
何気ない素振りで殊更軽快に語る彼女の様子は、
どこか無理に平静を装うとしているようにさえ受け取れ、
裏に隠された本当の意図を悟られまいと必死に誤魔化しているようにすら感じられました…。
うるし「近くにオープンしたらしいんだよ おいしいって評判なんだ」
歩 「いや でも…」
うるし「見ろ!!ポータブル将棋!!たい焼き食べながら指せるぞ」
歩君の言葉を遮り、何も問題はないんだと先回りして答えるうるしちゃん。
彼女は何としてでも先程の提案を彼に承諾してもらうつもりな訳です。
そんなうるしちゃんに対し、歩君は至って冷静。
歩 「いや オレが言いたいのは 下校デートということに なるんじゃないかな…と」
うるし「えぇ!?」
うるしちゃんは思わず動揺してしまいます。
これがもし『第9局』より前のお話であれば、彼女の動揺の原因は
“自分の提案がデートのお誘いになっていたことに、指摘されて初めて気づき焦ったから”、
という考えになっていたかもしれません。
しかし、うるしちゃんの心模様に変化が訪れた『第9局』以降の内容を踏まえると、
彼女の動揺の原因はまた別のところにあり、それこそ
“ひた隠しにしようとしていた自分の本心を簡単に見抜かれてしまったから”、
という解釈に至ります。
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いつも通り頬を赤く染めながら、その後も必死に言葉を続けるうるしちゃん。
ただしこの“頬の赤らみ”すら連載当初の意味合いとは大きく異なっているように感じられます。
そして少しの間を置き彼女が告げる一言をもって、
それらの予兆はついにそのカタチを成し、この作品は新たな局面を迎えることになります…。
うるし「まぁ お前がデートだと思うなら…それでもいいけど?」
そう言って、歩君から目を逸らすうるしちゃん。
先程以上に頬は赤く染まり、その表情は“照れ”を多分に含んだ微笑み。
うるしちゃんが告げた一言は、明らかにこれまでの彼女のセリフとは異なる種類もの。
相手の動揺を誘うためのものでも、苦し紛れや勢い任せで告げたものでもありません。
そこには隠し切れない“純粋な想い”があり、
一人の初心な少女を“甘酸っぱくも、煌びやかな青春の舞台”へと押し上げます…。
それに答えるのは、彼女と同じく純粋で一途な一人の少年。
歩 「いえ 買い食いですね ただの」
うるし「な!?」
一気に崩れ落ちる舞台…!www まぁ、彼には彼なりの事情と決意がある訳で…w
ところで、相手の手の内を読み合い、
互いに向かい合って指す『将棋』という題材を用いた本作ですが、
両者の“立ち位置”や“姿勢”の描写は非常に重要な観点として扱われているように思います。
例えばうるしちゃんの心模様に変化が訪れた『第9局』以降、それを強調するかのように、
“向かい合う”だけでなく“肩を並べる”二人の姿がずっと描かれ続けています。
普段は二人が向かい合っている作品なだけに、同じ視点で世界を見つめるということで、
両者の確かな心のつながりを強く感じる描写となっています。
また、“視線を逸らす”という行為についても。
『第1局』や『第3局』など、歩君は自身の恋心を指摘され、
うるしちゃんから視線を逸らしていました。
つまり、この作品において登場人物が意識的に視線を逸らした場合は、
自分の本心、その中でも特に恋心が露わになりそうになり、
相手に心の内を読ませまいと必死で抵抗している、そのような意味合いが強いと感じます。
では、先程うるしちゃんが目を逸らしたということは、つまり…。
こういった視点で読み解いてみても、この作品が新たな領域へと進もうとしている事実は
やはり浮き彫りになりますね…!
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結局あの後二人は歩君が言うところの“ただの買い食い”をするため、部室を出たのでした。
そしてたい焼きも購入し、訪れた公園。
嬉しそうに笑顔でたい焼きを口にするうるしちゃん。
その“笑み”からはたい焼きのおいしさから得た以上の幸福が感じられます。
一方、彼女の発言に返答もせず、腕を組んで将棋盤とにらめっこしていた歩君。
二人はベンチに腰掛け、たい焼きを食べながら
うるしちゃんの持っていたポータブル将棋で一局指していました。
こうして4話連続で描かれる、肩を並べる二人の姿。
やはりその意図を勘繰らずにはいられません。
掛けた言葉も届かない程の集中力をみせる後輩に対し、
素直に関心するという先輩な一面も持つうるしちゃん。
この二人が同級生ではない、という点もこの作品の魅力の一つですよね!
そんな中、突然現れた二人の少年。
公園を歩いていた二人はベンチに座るうるしちゃんと歩君の存在に気づき、
一人の少年が彼女らに指をさします。
そしてうるしちゃんに聞こえてくる、二人のこんな会話…。
少年1「あー見て カップルが将棋してる」
少年2「ほんとだー」
それだけ告げると、二人はその場を走り去ります。
“カップル”。この言葉をまずは真顔で受け止めるも、
時間の経過と共に乙女は徐々に頬を赤らめ、鼓動を早めるばかり…。
一方、集中力MAXな歩君はようやく次の一手を選択。
『ペシ』
そのままうるしちゃんを見つめる歩君。何とか心を落ち着かせた乙女も視線を彼に向けます。
そこで再び目と目が合う、先輩と後輩。
歩 「センパイの番ですよ」
うるし「あ…あぁ」
指摘され、意識を将棋に戻すうるしちゃん。
ただしこの場面において、本当の意味で“次の番”を迫られているのは歩君の側なのです…。
歩「センパイ そういえばさっき…」
息を呑んで身構えるうるしちゃん。そして、彼は言葉を続けます。
歩 「たい焼きおいしいって言ってました?」
うるし「んあっ!? ああ!うん!めっちゃ言ってた!!」
結果的に彼の“盤面外の一手”は『王手』とならず…!
しかし相対する彼女は安堵しつつも、どこか寂し気な様子。
うるしちゃんが盤面外での『王手』を望み始めた今、
あとは歩君が盤上で彼女に打ち勝つのみ、というところまで状況は整ったと言えます。
うるしちゃんは現在高校2年生。果たして、歩君の努力は間に合うのか?
うるしちゃん側の“変化”が顕著となった今、
改めて歩君側の“変化”、すなわち彼の“将棋の実力向上”が強く望まれる展開となりました。
というところで第12局が終了。
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◆まとめ
以上が【それでも歩は寄せてくる】第12局の感想となります。
直近の3話でうるしちゃん側の“変化”が顕著に描かれていたため、
そういった描写は一旦落ち着きを取り戻すのかと思っていたのですが、
まさかさらに“その先”が描かれることになるとは…!
今回のエピソードにおいてうるしちゃんは完全に恋する乙女になっていましたね!
彼女が可愛らしいのは今に始まったことではありませんが、
今回は冒頭の1コマ目から、その裏に隠された心情などを察すると
本当に愛おしくて仕方なかったです…!(*´꒳`*)
先述した通りここまでくるとあとは歩君次第なんですが、こればっかりは…ねぇ?w
たまには“ババ抜きで勝ったら”ぐらいに条件緩めてみても良いんじゃ?とか、
めちゃくちゃ身も蓋もないことを思ってしまいますw
そして普通に負けそうという、歩君の謎の信頼感…w
彼がうるしちゃんに対し“将棋で打ち勝ち、そして告白する”という決意に至るまでの
その経緯もいつかは読んでみたいですね!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
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