皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は週刊少年マガジン2020年41号より、
【それでも歩は寄せてくる】の第74局の感想記事になります!




今週の「それでも歩は寄せてくる」はパシりたいという話です。よろしくおねがいします pic.twitter.com/mIsU7hX9uA
— 山本崇一朗.高木14ツバキ5将棋4 (@udon0531) September 9, 2020
目次
◆【それでも歩は寄せてくる】第74局 感想
▼感想&考察
◎第74局
感想&考察
ある日のお昼休みのこと。
廊下を歩いていたうるしちゃんは凛ちゃんに呼び止められました。
凛 「部長!」
うるし「あ 凛ちゃん どしたの」
凛 「今からお昼ですよね 私…パシリます!!」
うるし(パシ…?)
どこぞのお嬢様が“気になります!”と好奇心を爆発させていた作品もありましたが、
こちらはこちらで“パシリます!!”と忠誠心を爆発させています…!
つい先日の対局を経て、凛ちゃんの中ではうるしちゃんが尊敬すべき偉大な先輩として
これでもかと格上げされているらしく、こうして奉公に参った模様です。
千反田家のご令嬢は大天使『チタンダエル』として“はね”が生えている演出がありましたが、
一方の香川家の天然娘はまさしく忠犬。
主に構ってほしくて興奮気味で高々と振りまくる、そんな彼女の“しっぽ”が私には見える…w
可愛いやっちゃ♪(*´꒳`*)

うるし「え えっと…」
凛ちゃんの奉仕欲に圧倒されてうるしちゃんは思わず言葉に詰まります。
そこへ駆けつけたのは、現在『将棋部』の格付けランク最下位(※香川調べ)のこの男。
歩「おい センパイが困ってるだろ やめるんだ」
凛「田中さんじゃないですか どうしたんですか」
歩「剣道部の時もあったからな… もしやと思って見にきたんだ」
すっかり“田中さん”呼びが定着してしまっていて笑いますが、
凛ちゃんの“パシリます”宣言は中学時代からのものらしく、
“タケル君相手だと人相的に周囲へ誤解を招いていたんだろうな~”などと妄想が膨らみますねw
凛 「ジャマしないでくださいよ」
歩 「そうはいかない」
うるし(よかった… パシリってなんか気がひけちゃってたし… 助かったぞ歩…)
パシリのおねだり、略して『パシおね』から解放されてほっと胸を撫で下ろすうるしちゃん。
ところが狛犬よろしく、守護獣とは二匹で一組と相場は決まっており、ようするに
もう一匹の忠犬魂にも火がついちまったってことなのさ…!(o^-^o)
歩 「オレがパシリますよ センパイ」
うるし(張り合い出した…!!)
御恩一つに奉公二つ、忠犬乱世で群雄割拠の新時代。
“行かせてワンワン・頼ってワンワン”、右に左に春の『パシおね』祭りは大盛況。
『御恩長者へ犬の声 主張過剰の響きあり。』
ということで【八乙女家物語】は早速の修羅場なり~w(*´꒳`*)
(※【わたモテ】聖地巡礼記事より【伏見稲荷大社】の狛狐二匹)

「「どっちに行かせてくれますか」」
もはや忠犬ハラスメントの呼び声高い二人の『パシおね』具合。
“一周回ってお前ら一番気が合っているだろう”という印象も…w
うるし「いや だからさぁ…」
さらに勢いを増していく二人の奉仕欲に、うるしちゃんはもうタジタジ…。
しかし、そんなタジタジの親友へまさかのムニムニで応える女神はすぐ後ろに。
マキ 「うーるし 何してんの?」
第4巻『第45局』以来の“あててんのよ”事変であったそうなw
その登場も第5巻『第62局』以来であり、実は今回が彼女の進級後初登場回だったりします。


マキ「おやー? 君 うわさの新入部員?」
凛 「はい 香川と申します」
マキ「んで 何してんの?」
凛 「田中さんと どちらが部長のパシリをやらせてもらうかでモメてまして」
マキ「ふーん」
ここはさすが“コミュ力の化身”といったところ。
あっさり挨拶も交わして彼女の興味は既に核心部分へロックオン。
凛 「ひっこんでてくださいよ 田中さんは私より弱いんですから」
マキ「ほう…」
歩 「むしろ弱いオレが行くべきじゃないのか」
凛 「強い私に譲るべきかと」
マキ「ほうほう」
何やらいろいろと察した様子のマキちゃんは忠犬二匹の会話に割って入り、
今度は凛ちゃんへ向けてグイッと身を寄せました。
マキ「凛ちゃん パシリやめて私とごはんいこーよ」
凛 「む…」
この場面、思わず凛ちゃんが身を引いているのが非常に興味深い。
“この人はまだ信用できない”という素直な彼女の内面がよく表れていますね。
少し話は逸れますが、振り返ってみると第1巻『第10局』で描かれた
肩を並べて座るうるしちゃんと歩君との距離感の変化など、
こういった“寄せて引いて”の描写は作品タイトルにもなっている通り、
その時の人間関係を示すものとして大変丁寧に扱われており、
今後も注目していきたい要素の一つです。以下、第1巻『第10局』の感想より一部抜粋。
問題はうるしちゃんです。
『第1局』の扉絵では歩君との接触を避ける様に体を少し斜めに傾けて将棋を指していました。
その表情も“ちょっと困ったな~”というようなもの。一方、今回ラストのうるしちゃんはというと同じ様に体は傾いているものの、
その角度は明らかに異なり、以前よりも歩君側に寄っているのがわかります。
さらにその表情は照れ笑いとも受け取れる『笑み』を浮かべているのです。
同じシチュエーションで描かれたことで浮き彫りになる当時と現在で変化した二人の心の距離。
先述の通り、歩君の立ち位置は特に変化していません。
変化しているのはうるしちゃんの方です。【それでも歩は寄せてくる】というタイトルでありながら、
回を重ねるごとに心の距離を縮め、寄っていたのは実はうるしちゃんだった、という驚き。

さて、話は戻って【それでもマキは寄せてくる】。
凛 「なんでそうなるんですか」
より警戒心を強める凛ちゃんに対し、ここでマキちゃんが投げかけるのは
部内のパワーバランスを即座にかき乱す魔性の一手…!
マキ「私 実は将棋部なんだよね ゆーれー部員だから名前はないけど」
マキ「そんで… うるしより強いよ~」
その言葉は実力至上主義を掲げる凛ちゃんの心をどれ程くすぐったことでしょう。
うるしちゃんに完敗してまだ間もないというのに、今対峙するはさらにその向こう側の存在。
となれば、一転してどこまでも付き従うのが彼女なりの道理というもの。
凛 「お供させてください!!」
マキ「よーし ついてこーい おごってやろー」
全てはマキの“ムニムニ”、もとい“まにまに”w
そのまま二人は連れ添って食堂へ向かい、ひとまずの一件落着を迎えます。
桃太郎も“きびだんご”なんて無くたって、
口先さえうまけりゃもっとスムーズにお供(※特に犬)をゲットできただろうになどと、
情緒もへったくれもないことを思わせる、なんとも儚い幕引きとなりましたw
また、“ゆーれー部員だから名前はない”というマキちゃんの一言で
今後別の悲劇が訪れるかもしれない残念ドラゴンについては、もはや何も語るまい…w
肩を並べて二人を見送るうるしちゃんと歩君はマキちゃんの人心掌握術に驚きつつも、
とりあえずはこれで一安心。
うるし「駒の動かし方も知らんクセに… あいつ 絶対面白がってるだけだろ…」
歩 「しかし 一瞬で性質を見抜くとは…」
うるし「でも まあ 助けられたな… あんなの選べないぞ」
ところで忘れてはいけない、今彼女の隣にいるのは古参の忠犬『アユ公』という事実…!w
歩 「それで 何を買ってきましょうか」
うるし「まだパシる気なの!? いいってそーゆーの 苦手なんだ」
歩 「そうですか」
お約束もしっかり済まして、二人はこれからようやくのお昼タイム。
すると、一度歩君を横目で静かに捉えたかと思いきや、スタスタと前に進み出すうるしちゃん。
第3巻『第33局』の感想でも触れた通り、実はこの二人が横に並び立つ時は、
何かと彼女の側が前へ前へと突き進む役割を担っているのが大半です。
(※第3巻『第33局』参照)
つまり、うるしちゃんには今この状況で彼と到達したい新たな領域があるということ。

うるし「うん… だから… なんだ… その」
歩 「……」
そして“ここぞ”という所で立ち止まってしまう彼女を前に、
大きく歩みを寄せて新たに共に進む道を示すのは、今も昔も変わらず彼の役目なのです。
歩 「じゃあ 昼ごはん ご一緒させてくれませんか」
微笑む少女の心を満たすものは、“恥じらい”ではなく“理解し合えた喜び”に他なりません。
…という本音をそのまま表現するなど純粋無垢な乙女にはまだできるはずもなく、
こうした彼からの心躍るお誘いへの返答はいつも決まってこのセリフ。
うるし「しょうがないなー」
歩 「ありがとうございます」
言葉の意味とは裏腹にそれは妥協でも譲歩でもなく、二人で望んで紡いだ未来の証明。
進級しようとも途絶えぬ『絆』はさらなる強度と熱い感情を纏って次の変化を待つばかり。
これより新たに始まる二人の物語へ自然と期待が高まります…!
所変わって、こちらは食堂でお昼を楽しむ女子二名。
凛 「マキセンパイ!!得意な戦法は何ですか!!」
マキ「マキスペシャル」
凛 「すごいです!」
ある意味、そのすごいマキスペシャルを今まさに喰らっている気もする凛ちゃんw
果たして“マキマジック”が解ける日は来るのかどうか。
妙な関係性が構築されたこの二人に関しても、今後はその動向・変化に注目していきましょう!
というところで第74局が終了。
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◆まとめ
以上が、【それでも歩は寄せてくる】第74局の感想となります。
久々のマキちゃん登場回となりました!
彼女と凛ちゃんとの組み合わせは想定していた以上に濃いものになりそうで、
個人的にかなり嬉しい驚きがありました!
今はまだギャグベースですが、案外マキちゃんたちの卒業間近には
本当の意味で深い関係性を築いているんじゃないかと今後の描写に期待してしまいます。
また、今回ちょっぴり描かれた中学時代の描写ですが、同中メンバーも揃ってきましたし、
彼らの中学時代の模様もいつかは見てみたいところです。『風林火山』の活躍ぶりとか…w
そして次週は休載とのことなので、
次は2020年9月23日発売の週刊少年マガジン2020年43号での再開となります。
本誌で追っている方はくれぐれもご注意を…!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙



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