皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は、週刊少年ジャンプ2019年17号より【火ノ丸相撲】第234番の感想になります。
では、以下より感想&考察となります。
目次
◆【火ノ丸相撲】
▼感想&考察
◎第234番 鬼丸国綱と大包平
・致命の間合い
土俵中央でぶつかり合う二人の力士。
東 大包平こと、加納 彰平。
加納(負けられない…!「一番」になる為に…!)
加納(殺るしかない…)
西 鬼丸こと、潮 火ノ丸。
火ノ丸(勝つぞ!!優勝する為に!!)
火ノ丸(殺らなきゃ殺られる…)
両者が今欲するは勝利のみ…!
火ノ丸&加納((殺られる前に殺れ!!))
直後、互いに修羅の相・無道を纏い、にらみ合う二人…!!
加納 「シャアッ!!」
火ノ丸「オ゛ォオ!!」
本能と殺意を剥き出しに、
無道vs無道、二人の対決がいよいよ開幕です…!!
まず仕掛けたのは加納!
『閂』により、抱え込んだ火ノ丸の右腕を締め上げます。
火ノ丸も必死に抵抗し、
加納を大きく揺さぶって体勢を崩させますが、
これを何とか加納も踏み止まります。
壊すことを辞さない加納の攻めに反応するため、
火ノ丸は同じ“土俵”に立つ覚悟をしています…。
『躊躇えば死… 死にたくなければ 踏み込むしかない』
『致命の間合いで 斬り結ぶ』
・受け入れろ
互角にも思える二人の白熱した攻防に、観衆は一層沸き立ちます。
その傍ら、見守る沙田は至って冷静。
前話、さらにはそれ以前からずっと匂わせていた、
彼が語る本来の火ノ丸の姿とは…。
沙田(…最近の君は 俺的にはちょっと物足りなかったよ…)
直後、まさしく鬼の形相で
加納の顔面に強烈な張り手をくらわす火ノ丸…!
沙田(そう… そのマジの「殺気」こそが君の本性…!!)
前話にて、沙田が語っていた、
沙田(…そうそう 無道<それ>も君…)
沙田(無道<それ>も君の強さ 受け入れろ 飼い慣らせ)
というセリフ。
初期の頃から火ノ丸とぶつかり合ってきた彼だからこそかわる、
火ノ丸が持つ強さ、そして怖さ。
この“受け入れる”、“飼い慣らす”というキーワードが
今回の取組における重要なテーマになりそうです。
一方、そんな白熱する取組内容に落ち着かない表情を見せていたのがレイナです。
火ノ丸が心を病み、どん底まで落ちていた時、
そんな彼に手を差し伸べ救ったのは彼女です。
火ノ丸の強さを知っている者が沙田だとするならば、
火ノ丸の弱さを誰よりも知っているのはレイナでしょう…。
つらそうに俯くレイナに対し、
同じく観客席で見守っていたチヒロが声を掛けました。
チヒロ「大丈夫だ 火ノ丸<あいつ>信じろ」
チヒロ「火ノ丸<あいつ>の中にお前はいるさ」
なんなんでしょう、この説得力は…!w
もうずいぶん前からですが、
めちゃくちゃ格好良い事言いながら赤ちゃんを抱いているというその様に対し、
特に違和感を感じなくなってきています。
本当になんて面白いキャラクター性なのか…w
そして、火ノ丸は死闘を繰り広げながらも、
沙田のセリフを思い出し、自分というものを見つめ直していました。
火ノ丸(……認めるよ 沙田…)
火ノ丸(ワシが今このギリギリの緊張を楽しんでいるという事を…)
火ノ丸(これもワシの一面…受け入れろ…)
火ノ丸(大丈夫…もうみんなを悲しませたりしない…)
火ノ丸(手綱を握れ!ワシの中の凶暴性を飼い慣らせ!!)
ここで描かれたのは灼熱の炎を身に纏った鬼、
そしてその鬼を鎖で制御する火ノ丸の姿…!
火ノ丸(包平関の強さに敬意を表し ワシも自分を惜しまない)
火ノ丸(捨て身で生きる!!)
ここで彼が纏うは、新たな相。
『無道・馭<ぎょ>』!!
加納を押し退け、一度距離を取った火ノ丸。
そこから彼が見せたものは、
『不知火型』からの、あの強烈なぶちかまし…!!
加納(まずい…受けが 間に合わない!)
そして火ノ丸が放つ『鬼炎 轟進』!!
ついにあの技に名前が付きましたね…!
炎を全身に纏い、渾身のぶちかましを繰り出した火ノ丸。
前話とは違い、加納は受け切れずによろめいています…!
チヒロ(…同じ捨て身でも 決死とヤケクソは違うぜ加納…)
チヒロ(火ノ丸は分かってる 自分の強さも 弱さも…)
チヒロ(…お前はどうなんだ加納 無道<それ>は本当にお前なのかよ)
チヒロ(無理して強がってるだけなんじゃねぇのか?)
このセリフは火ノ丸に対して沙田が告げていたものと通じる部分がありますね。
自分の弱さも含めて、全てを“受け入れろ”、と。
・みんなとの違い
チヒロに投げかけられた側の加納は、
苦悶の表情を浮かべ、火ノ丸の猛攻を何とか堪えていました。
たまらず、真上から火ノ丸の背中に肘を叩き落す加納…!
ですが、火ノ丸は全く揺らぎません…!!
今度は、火ノ丸の顔面へかち上げを食らわせる加納でしたが、
もう既に彼は気づいていました…。
加納(あぁ…わかった…俺が何に苛立っているのか…)
加納(鬼丸も…獅童も 刃皇も…)
加納(みんな 楽しそうなんだ…)
加納(俺だけ みんなと違うんだ…)
ここで描かれた火ノ丸と加納の表情は対照的でした。
鼻から血を流しながらも尚も笑みをこぼし、
この死闘を存分に味わっている様子の火ノ丸。
片や加納はというと、
まだ大した外傷などはないはずなのに、つらく苦しそうで、
もう既にその心は折れかけているようにも見えます…。
加納(獅童に勝てば何か変わると思ってた…)
加納(でも変わらなかった お前達の様に俺は笑えない)
加納(「一番」になれば胸をはれるかもしれないと思ったけど…)
加納(結局…楽しんでる奴らには かなわないのかな…)
そんなつらそうな表情を見せる加納に対し、
憤りを感じていたのは、テレビ中継でこの取組を見ていた天王寺でした…!
天王寺「…何ちゅう顔してんねん…人と比べんな!!」
天王寺「お前はお前や!アキ!!」
第14巻『第122番 めざめ』の回想シーンにて、
中学生の頃の敵として争っていたあの時の方がギラギラしていたと、
そう、加納に語っていた天王寺。
その時の印象的なセリフがこちら。
天王寺「もっと張り合ってくれや ライバルやろ…」
(※第14巻『第122番 めざめ』参照)
そして、記憶に新しい第226番にて、
土俵上で加納と組み合い、互いに倒れ込んでいく瞬間に語られた天王寺のセリフがこちら。
天王寺(…俺だけやない… みんな待っとったんやで…)
誰よりも加納の力を認め、
そんな彼の“復活”を誰よりも待ち望んでいたのが、天王寺でした…!
・辿り着いた“答え”
そんな彼の激励が届いたのか、
加納の心境には変化が起こっていました。
ふと気づくと、客観的に自分たちの取組をはるか上空から眺めていた加納。
加納「……ひでぇ顔…」
その世界ではコマ送りの様に時は流れ、
冷静に自分が今どのような相撲を取っているのかを見ることができました。
加納(…いつまでも虚勢を張ってないで…)
加納(認めよう…こんなに頑張ってる俺を…)
そして彼の物語は今一度、
自らの言葉を飲み込んだ、あの問いかけに戻るのです。
四方田「何だ…相撲好きなんだな お前」
(※第26巻『第225番 童子切と大包平』参照)
第225番にて、ふと四方田に告げられたあのセリフ。
あの時は何も言い返すことができなかった自分…。
自らの弱さも全て受け入れた、今ならば…。
加納(お前達とは愛し方は違うかもしれないけど 上手く言えないけど)
加納(今 楽しくなくても それでも「好き」なんだよ)
紆余曲折を経て、ようやく彼が辿り着いた“答え”。
そしてここから始まるのは、彼のその“先”の物語…!
・仕切り直し
遥か上空から客観的に自分たちの取組を見つめながら、
迷いの無くなった頭で彼は冷静に次の一手を判断していました…。
加納「頑張れ…ほら そこにスペースが出来てるぞ」
加納(そう… そこだ)
直後、火ノ丸は加納の流れる様な手さばきで横へと受け流され、
転倒寸前というところでなんとか踏み止まります…!
明らかな変化の兆し…。
彼の変化にいち早く気づいたのは、兄弟子である刃皇…!
刃皇「迷い…揺れ… …漸く『心』が据わったか…」
刃皇(愛い奴よ…)
そして描かれる、加納が纏った新たな相…!
『無道・神色自若<しんしょくじじゃく>』!!
待ち望んでいたライバルの復活に、
見守っていた天王寺にも笑みがこぼれます…。
天王寺(仕切り直しやな…)
天王寺「…さぁ どうする 鬼丸!」
対する火ノ丸も、この取組を見守る強者たちと同様。
全勝力士がみせたさらなる“高み”を前に、
闘志はさらに燃え上り、彼もまた自然と笑みがこぼれるのでした…!
というところで、第234番が終了。
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◆まとめ
以上が、【火ノ丸相撲】第234番の感想となります。
これまでも要所要所でいろいろ含みを持たせる描写が続いていた加納。
そんな彼も今回のエピソードを通し、
ようやく一人の力士として本当の意味でスタートラインに立ったという印象です。
もはや主人公でしょ、こいつ!w
スタートラインとか言いましたけど、ここまででたった一人の全勝力士ですからね…w
そこからさらに進化の兆しって、もう敵なしかとも思えるバックボーンですが、
そこは主人公である火ノ丸がそれを上回るものを見せてくれるはず…!
全体的に胸がアツくなる展開ばかりでしたが、
特に刃皇が加納の相撲をようやく認めるような発言をしたところは、
本当にグッときましたね…!
その表情を一切見せないところも相まって、
ここに来ての“愛い奴よ…”というセリフには涙腺を刺激されました…!
無道vs無道という、どちらもタダでは済まないような
危険な予感がしていた取組でしたが、
この流れで進めば何とも爽やかな決着を迎えられそうです…!
果たして火ノ丸はこの加納をどう乗り越えるのか!?楽しみですね…!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
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