皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は、週刊少年ジャンプ2018年50号より
【火ノ丸相撲】第217番の感想になります。
お気づきの方もおられるかと思いますが、先週のジャンプ掲載分のお話です。
先週はドタバタしていたこともあり手が回らなかったのですが、
感想を書かずにはいられない素晴らしい内容でしたので、急いで書き上げました。
では、以下より感想&考察となります。
目次
◆【火ノ丸相撲】
▼感想&考察
◎第217番 愛のかたち
・“大関”という超えるべき壁
センターカラーの扉絵で既にイチャイチャしている火ノ丸とレイナ。
こりゃもう夫婦ですわ!w そして、今回のタイトルは「愛のかたち」。
前話にて、横綱土俵入り「攻め」の型「不知火型」を無意識の内に出した火ノ丸。
(見とるかレイナ…喜ぶ顔がみたい 上回れ…「心」も「体」も…「技」も…)
(「愛」でも上回れ!!)
この金鎧山戦は「愛」が一つのテーマになっています。
家族を愛するが故にリスクを避け、長く力士でいることを選び続けた金鎧山。
しかし、この火ノ丸との取組で愛する妻と息子が本当に望んでいるもの、
家族と共に戦うということの意味を再認識し、完全に「大関」としての自分を取り戻します。
大関とは 頂きに迫りし者
対する火ノ丸は、当然のことながら「体」だけでは金鎧山に大きく劣ります。
それでは「心」は?「技」は?
(心 技 体 愛 ワシにあるもん全部注ぎ込んで この強い「大関」を上回れ!!)
大関とは 「横綱」になる上で絶対に越えなければならぬ壁!!
・火ノ丸の反撃
火ノ丸が選んだ手はまさかのチヒロスペシャル2号!! まさかのここに来ての奇手。
「最っ強ぉお」
アチぃ~!!アツすぎる!!技だけでなく、セリフまでチヒロそのもの!
ともに歩んだ仲間の「技」を借り、火ノ丸は大関に挑みます。
「まだまだぁ!!」
ぶちかましに構える金鎧山。そして火ノ丸が放つのは、これまたまさかの八艘飛び!
これもかつて共に戦った仲間、蛍の得意技です。
これまで火ノ丸は正面からぶつかる真っ向勝負、いわゆる横綱相撲を信念としており、
実際、高校相撲ではそれを最後まで貫き通しました。
それがここにきての奇手。見ている側にも思う所がない、といえばウソになります。
現に、火ノ丸自身も葛藤があるようでかつて出現した修羅の相・無道の姿を借り、
心の声が自身へ語り掛けます。
「…これがお前の取りたかった相撲かよ おい」
「思い通りの相撲が取れなくなった時点でどうしてやめなかった」
「…本当は思ってんだろ?なれる訳ねぇって 『横綱』になんて…」
現実問題として、このまま真っ向勝負を続けた場合、
火ノ丸の体格ではすべての取組が生死に関わる危険な戦いなのです。
そして、今。強敵、金鎧山を前に火ノ丸が導き出した答えとは…。
・鬼炎万丈・青春の相
(うるせぇ馬鹿 やめる訳ねぇだろ こんな面白れぇもん やめられる訳ねぇだろ!!)
(…やっと思い出せたんじゃ…ここがそういう場所だってことを…!)
追い詰められ、苦渋の選択を迫られてなお湧き上がるのは相撲へのひたむきな想い。
そして、見開き2ページで描かれる新たなスタイル。
『鬼炎万丈・青春の相』
両目に浮かび上がるハートマーク。
“何か”への純粋な愛情が力の原動力となるスタイルと思われ、
直前でレイナがそっと火ノ丸の背中に手を添えるカットなども踏まえると、
その“何か”はレイナへの愛情、というのも一つの答えなのだと思います。
ただ、一連の流れを改めて読み直すと、
これは火ノ丸から相撲自体への愛情が溢れ出した、というシーンに感じました。
体格に恵まれず、それでもひた向きに挑み続けてようやく手にした大相撲という道。
しかし、そこでも待っていたのは壁、壁、壁…。
真っ向勝負という信念さえも天秤にかけねばならぬ程の窮地の中、
彼が辿り着いたのは相撲への感謝。惜しみない愛情だったのです。
この“愛”という言葉、以前から本編では何度か出ている表現です。
特徴的なのが、第20巻 第173番での横綱・刃皇のセリフ。
ちゃんこ料理屋で相席となった横綱・刃皇にここで相撲を取ろうと挑発した火ノ丸へ、
「そこに 愛はあるのかね」と一蹴。
(※第20巻『第173番 愛があるのなら』参照)
さらに続いたセリフがこちら。
「本当に相撲を愛しているのなら 相撲で幸せになれぃ!!」
一度はそんな“幸せ”など知ったことかと、先程の修羅の相・無道に目覚め、
自らの命をも投げ出すような戦いをしていた火ノ丸ですが、
そんな彼を救ったのは他でもないレイナでした…。
・決意新たに躍動する火ノ丸相撲
話を取組に戻りしましょう。
金鎧山の虚を突き、横を取った火ノ丸は攻め立てます。
(個人戦のワシは弱い でも みんなのおかげでいい形が作れたぞ…)
(後はお前じゃ…この壁を超えるにはお前の力が…)
『鬼車』
全ページ、全コマが燃え上っているんじゃないかと錯覚する程の熱量!
金鎧山は何とか耐えますが、火ノ丸は攻めの姿勢を崩しません。
金鎧山の「大関」としての、そして「父」としての強さを肌で感じ、自身を振り返ります。
(ワシにも格好良い所見せたい人がいるんです)
(その人は体を張ってワシの目の前を再び光で照らしてくれた…)
(ワシはワシのやり方で上に行く…そして)
(小せぇ奴がでけぇ奴をぶん投げる! こんなのワクワクしねぇわけがねぇ)
ここでカットインするのは高校生の頃のレイナ。
今回の火ノ丸のセリフを受けて振り返りたいのが、
第11巻 第93番にて個人トーナメントでの天王寺戦を前に
火ノ丸に対してつぶやいたレイナの心の声。
(遠くから見てるだけだった頃はチビだとバカにしてた)
(…でも違った 近くで見る傷だらけの腕…脚は ただのチビなんかじゃなかった)
(…もうバカになんてしないよ…だから だから…勝ってまたワクワクさせてよ!)
あくまでこの場面はレイナの心の声なので
直接このシーンにつながるわけではありませんが、
漫画では描かれていないどこかでレイナの口から
“ワクワクさせて”というフレーズを火ノ丸は聞いていたのでしょう。
=======※追記_ここから=======
コミックスを読み返して気づいたんですが、「小せぇ奴が…」から続く火ノ丸のセリフは
第10巻での駿海さんのセリフで出てきたフレーズでした…!
早とちりしてしまい、申し訳ありません…!m(_ _)m
(※第10巻『第84番 100円玉の修行』参照)
火ノ丸は駿海さんの弟子として“技術”だけでなく、その“思い”まで
しっかり受け継いでいたんですね!
また、こうなるとレイナの口から出たワクワクというフレーズは
かつての駿海さんのセリフを受けてのものだったのかもしれません。
この作品は過去で積み上げて来たものをしっかりと生かして前へ進んでくれるので、
そこに気づけると面白さや感動も増すというもの!私もちゃんと読み返します…!
=======※追記_ここまで=======
「今よりもっと 惚れさせてやる!!」
『愛・鬼車』
もうジャンプを掴む指からも煙が上がってきそうなぐらいの熱量です。
個人的には直前の学生服を着たレイナのカットインでほぼ涙腺が決壊状態でした…!
2年前に火ノ丸が数珠丸との取組で怪我をして以来、
レイナはまともに相撲を見れなくなっていました。
第21巻 第179番でその様子が少し描かれていましたが、
相撲の稽古を見ているだけで急に泣き出してしまう、という程に深刻だったようです。
火ノ丸の復帰後も、まさしく命を懸けて戦う彼の相撲は変わらず胸を痛めるものでした…。
(※第21巻『第179番 戦え!!』参照)
そして、今!火ノ丸は決意したのです。
高校時代のあの頃のように、レイナが心から応援できるような、
レイナをワクワクさせられるような『火ノ丸相撲』を見せるのだと…!
だからこそ、ここで差し込まれたのがあの頃のレイナだったのだと理解し、
私は非常に胸を打たれました。
ついに火ノ丸が激闘を制し、白星をつかみとります。
白熱したその取組に駿海さんや横綱・刃皇も両者をたたえます。
(…若手が台頭しベテランが奮起する…そうだよ…)
(これが俺達の見たかった大相撲だよ…!!)
というところで、第217番が終了。
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◆まとめ
以上が、【火ノ丸相撲】第217番の感想となります。
今世間の評価と実際の面白さが最も釣り合わない漫画が【火ノ丸相撲】だと私は思っています。
どう考えても過小評価され過ぎです。
ジャンプ作品として友情・努力・勝利がこれでもかと凝縮されているのはもちろん、
ここに来て昨今のどの恋愛漫画よりも正しく純粋な恋愛模様が描かれています。
アニメ化で勢いづいている今こそ、一読者としても盛り上げていく所存です!!
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それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
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