【響 〜小説家になる方法〜】全13巻 感想まとめ

漫画

皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。

今回は響 〜小説家になる方法〜】第1巻~第13巻<完>について、
コミックス単位で感想をまとめていきたいと思います。

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◆【響 〜小説家になる方法〜】全13巻 感想まとめ

▼はじめに

響 〜小説家になる方法〜とは、ビッグコミックスペリオールにて
2014年8月から2019年10月にかけて連載されていた漫画作品です。

2018年には響 -HIBIKI-】というタイトルで既に実写映画化されており、
その際は主人公『鮎喰 響(あくい ひびき)』を
欅坂46の平手友梨奈さんが演じられたことでも話題になりました。

他作品でいうと、
わたモテ】第14巻『[喪142]モテないしきーちゃんの進路も決まる』にて、
造形だけは確かに似ている“こみちゃん”に対し、
もこっちが『小説じゃなく変態に全振りした鮎喰 響と称するなど、
今や鮎喰 響』は
才覚ある黒髪メガネ少女”の代名詞的な存在になりつつあります。

(※【わたモテ】第14巻『[喪142]モテないしきーちゃんの進路も決まる』参照)

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【わたモテ】全キャラ登場回まとめ(高校2年生編)
今回は【わたモテ】の高校2年生編を対象とし、全キャラ毎にその登場回をまとめていきます。それでは、以下よりキャラ単位で記述していきます。

私も何となくふわっとした情報だけは耳にしたことがあったのですが、
これまで本編を読んだことはありませんでした。
そして、つい先日のこと。
eBookJapan』にて第3巻までを完全無料読めるということを知り、
そこで初めて私は実際の内容に触れました。
(※2019.12.25現在、無料期間は終了)

所感としてはとにかく痛快で面白く、この作品に一気にハマってしまいました…!
近況報告には既に第1巻~第3巻までの感想をアップしていますが、
その後も読み進め、同時に一冊読み終えるごとに感想を手元に残しておりました。
ようやく最後の第13巻の感想まで書き上げることができましたので、
今回はそれらの内容を一つの記事としてまとめます。

私は事前に“最終巻が第13巻になる”という情報のみ知っており、
その他、次巻以降の内容については全く知らない状態で感想を書き進めているので、
どちらかというと過去の【寄生獣】の感想記事に近いものに仕上がるかもしれません。
当然、以降の感想にはネタバレが多分に含まれますので、
まずは皆さんも実際に本編をお読みになられることをオススメ致します。

また、既にアップ済みの
第1巻~第3巻の感想に関しても修正等を加え、今回の記事へ掲載します。
それでは以下より、コミックス単位で感想をまとめていきます。

【近況報告】2019年12月まとめ
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▼第1巻 感想

今さらながら、初めて【響 〜小説家になる方法〜第1巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第1巻のページへ飛びます。)

“無料だし、とりあえず読んでみるか”ぐらいの軽い気持ちで読み始めましたが、
これがもう私的にめちゃくちゃ面白かった…!!

いろいろとハッタリが効いていて、
お話的にはこれから大事になっていくんだろうなというワクワク感もありますし、
何より主人公『鮎喰 響(あくい ひびき)』のキャラクター造形が非常に魅力的です!
圧倒的な文才や感性を持ちながら、それ故に対人関係ではトラブルばかり…。

響(どうしていつも、一人に……)

(第1巻『第1話 登校の日』参照)

このセリフの通り彼女自身もどこか孤独を感じており、
切なさや哀愁を感じさせる一コマがちらほら見受けられ、その度に胸が締め付けられます…。
また、予想外だったのは響が普通に可愛らしいということ…!w
あくまでも第1巻までの感想ですが、
ちょっとしたことで拗ねたかと思えば急に頬を染めるなど、完全に乙女ですw

(第1巻『第5話 通話』参照)

つい先日、最終巻となる第13巻が発売されたところであり、
物語としてもしっかり完結しているようなので、ご興味のある方は
私のように無料で読めるところまでをまずチェックしてみてはいかがでしょうか。
しかし、【わたモテ】だったり【孤高の人】だったり、
私ってつくづく孤独を抱えた主人公が好きだなぁ…w(*´꒳`*)

▼第2巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第2巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第2巻のページへ飛びます。)

第1巻は主人公である響の魅力で溢れていましたが、
今回はその周囲をかためるキャラクターたちにもスポットがあたり、
物語全体に深みが生まれたように感じます。

特に触れたいのは、花井さんリカさんの掘り下げについて。
共に自身の現状に対して不満があり、
やりきれない思いを抱えながら日々を過ごす中、ついに訪れたその突破口。
それがとの出会い”であったと。
まさにこれぞ主人公の役割というお手本のような構成でした。

(※第2巻『第10話 向かう先』参照)


(※第2巻『第12話 名字』参照)

ただし、この子はどうも“主人公力”があり過ぎるようで、
最後の響からの「お待たせ。」の部分など、
花井さんの(何やってんの……?)というセリフに全力で同意せざるを得ませんでしたw

(※第2巻『第16話 審査員』参照)

続きが非常に気になる締め方で、
第2巻最後の収録エピソードとしても最高の引きでしたね!

▼第3巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第3巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第3巻のページへ飛びます。)

今回で響とリカさんの間にあった
“見えない亀裂”がいよいよ本格化してきたな、という印象です。
と言っても、わだかまりを感じているのはリカさん側であって、
『第21話 私の夢』の中のセリフにもあったように
響はリカさんを純粋に親友だと思っています。
この認識の齟齬がやがて大きな波乱を生むのだろうと予想され、
今後の展開にも期待が高まります。

リカさんのキャラクター性についてもう少し触れておくと、
彼女は他者へ“本当の自分”をさらけ出すことがなかなかできず、
実は誰よりもふさぎ込んでいるように感じられます。
しかし、花井さんに対しては“私にだけは正直であって欲しい”と、
どこか子供っぽい矛盾した思いを抱えています。
これこそが彼女の成長課題であり、それだけに『第24話 ひと夏の…』終盤での
リカ「次の芥川賞、私達も対象なんだよね。私は狙ってるよ。

という彼女の本音が新しい自分への第一歩、その決意表明とも受け取られ、
これまた続きが気になる素晴らしい締め括りとなりました。
(第3巻『第24話 ひと夏の…』参照)

あと、花井さんがダサ可愛くてツラい…www

(※第3巻『第19話 死にかた』参照)
eBookJapan』で完全無料公開されているのはここまでです。
(※2019年12月7日時点での公開状況)
くぅ~、うまい商売しやがるぜ…!!w(*´꒳`*)

▼第4巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第4巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第4巻のページへ飛びます。)

ついに訪れた響とリカさんの衝突
リカさんからしてみれば、響とは自身が追い求めていたものを
横から簡単に奪い取っていくような存在です。
しかし皮肉なことにその響こそ、リカさんが内心欲していた
ありのままの自分をさらけ出せる唯一無二の存在になっているという、
大変おもしろい構成になっています。

圧倒的な才能を前にした時、人は何を思い、どうするのか?

これは作品全体を通して描かれる、一つの大きな命題なのではないでしょうか。
第3巻『第18話 発進』において、ベテラン作家の鬼島さん
響の才能と彼女からの痛烈な指摘を全て受け止めた上で、
鬼島「世界を感動させるのは、お前に任せるよ。

と、どこか戦うことすら放棄したようにも感じられるセリフを呟いていました。

一方、今回の『第29話 学際』で登場した新人作家の田中さん
鬼島さんと同様に響の才能を認め、現時点での自身の至らなさも理解した上でなお、
田中「オレはいつか、お前を超える。

と、はっきり宣戦布告までしていました。

同じ土俵に立つことを諦める者もいれば、必死に立ち向かう者もいる。
二人の作家を通して異なる人生観を提示しているようにも感じられ、
こうなると必然的に響を取り巻く
他のキャラクターたちの今後の動向にも注目が集まります。

そこに来ての、今回のラスト。リカさんが直面した非情な現実…。
果たして彼女はこのまま退くことになるのか、はたまた抗うのか、それとも…。
相変わらずコミックスとして最高の引き具合でくやしい限りw(*´꒳`*)

あと、花井さんの可愛さがとどまるところを知らない…www

(※第4巻『第31話 仲』参照)

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▼第5巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第5巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第5巻のページへ飛びます。)

響とリカさんの間にあった亀裂は今回で無事修復されたようで何より。
特にリカさんに関しては、今回の一件を通して
花井さんとも本音でぶつかり合えるようになり、
今後の彼女の作家人生へ大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。

さらに、とうとう響が明確な肩書きを得たことで、
物語としては非常に大きな分岐点が訪れているように感じます。
世間が『鮎喰 響』という一人の天才を認識したことで、
彼女の学生生活は果たして一変してしまうのか…。

そんな中でも響と花井さんは着実に信頼関係を構築しており、
終盤の展開など胸に込み上げるものがありました。
まさか過去にこの二人で殴る蹴るの応酬を繰り広げていたなんて、
今となってはとても想像できません…w
(※第2巻『第14話 誰?』参照)

また、響以外で芥川賞にノミネートされた作家たちも皆個性的であり、
“この人たちも報われてほしい…”と、やり切れない気持ちでいっぱいになりました。
ただそれだけに大変シビアな世界であるということがよく伝わり、
前回の感想で触れた以下の命題、

圧倒的な才能を前にした時、人は何を思い、どうするのか?

これに対する新たな答え”が提示される予感です。
彼等にも再びスポットが当たり、さらなる掘り下げがあることを祈ります。

あと、パンダが可哀そうでした…w

(※第5巻『第40話 ディスティニー』参照)

▼第6巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第6巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第6巻のページへ飛びます。)

前回の第5巻で明らかにされた芥川賞ノミネート作家たちの中でも、
特に山本さんの描写は強く印象に残っていました。
しかし、それにしたってまさか第5巻『第38話 覚悟』での踏切の描写
今回の『第44話 作者』への伏線になっていたとは思いもしませんでした…!
そんな彼の間違った決意を改めさせたのが
鮎喰 響』という一人の少女との出会いです。

(※第6巻『第40話 ディスティニー』参照)

正直に言うと、ここで彼女が告げた内容はあくまでも極論です。
私のような凡人にはそっくりそのまま全てを受け入れられる訳でもありません。
ですが、彼女の発言には言いようのない説得力があり、
少なくとも悩める一人の小説家の命と、そしてその心が救われました

響「人が面白いと思った小説に、作者の分際で何ケチつけてんのよ。」

(※第6巻『第40話 ディスティニー』参照)

“物書き”に限らず、このセリフに対して
思わず肝を冷やした読者は多いのではないでしょうか?
世間に対して、または誰かに対して“何か”を提供したとして、
それを受け手が喜んでくれているのならば、
たとえ送り手であっても後から水を差すなど無粋の極みである、と。
本来、モノの価値を決めるのは常に受け手の側なのです。
これまでのブレない響のキャラクター性があってこその描写だったと感じます。

そして、そんな彼女もあっという間に高校2年生
新メンバーも増えたことでまた新たな掛け合いが生まれる、
そう思っていたのも束の間…。
かよちゃんがやらかしましたとさ♪w\(^o^)/

(※第6巻『第49話 天使』参照)

謝罪のために響と二人で出版社へ向かってからも
彼女は申し訳なさそうにはするものの、別に物怖じしている様子はなく、
“何だったら自分が続き書きますよ”という無敵のスタンスを発揮…!
もしかしたら、この子は響以上の大物になるのかも…?w

あと、鬼島さんがいつの間にか
響の良き理解者ポジションを築いていて微笑ましい…w
『第43話 逃走中』でのキメ顔なんて、
かつて彼女から顔面キックをくらった人間のそれとはとても思えないw

▼第7巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第7巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第7巻のページへ飛びます。)

今回は全編通して“嵐の前の静けさ”といったところで、
敏腕プロデューサーである津久井さんの暗躍により終始不穏な空気が漂っていました…。

とはいえ、肝試しや文芸部合宿、そして3年生二人の引退話など、
青春要素も盛り沢山であり、逆に言うと
この“にぎやかな日々の終焉”をいよいよ近くに感じる、
そんな哀愁ある内容でもありました。

新メンバーとの交流でいうと、シロウという存在によって
あのタカヤがしっかり“先輩”として立ち振る舞っていることに嬉しい驚きがありました。

タカヤ「しれっとしてりゃいいんだよ。もう終わったケンカだろ。

(※第7巻『第52話 正体』参照)

このセリフなど、かつての自分自身へ向けて発しているようにも感じられ、
胸にグッとくるものがあります。
響たちが進級しさらに下に後輩ができたことで、
こういった脇を固めるキャラクターたちの成長もより顕著になりました。
それだけに、このメンバーで過ごす時間は
もう残りあとわずかであるということが何とも悔やまれます…。

次巻以降では津久井さんの思惑も明らかになってくることでしょう。
それを響がどう乗り越えるのか、さらにそこへ文芸部メンバーはどう関わっていくのか。
今後の展開にますます期待が高まります…!!

あと、涼太郎と祖父江さんの関係性が“険悪”という状態を通り越し、
むしろ逆に“長年連れ添った悪友”みたいな感じになっていて笑えますw
ブレンドコーヒーを頼んで永谷園のお茶漬けが出て来るって、
それは嫌がらせとして成立しているのか…?w

(※第7巻『第55話 ハンカチ』参照)

▼第8巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第8巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第8巻のページへ飛びます。)

いやぁ~スッキリしました!なんでしょう、この爽快感…!w
第8巻は全編『VS 津久井プロデューサー』という内容でした。

前半部分に関してはかつてない程に響が追い込まれており、
どうなることかとヒヤヒヤしましたが、彼女がこれで引き下がる訳もありませんよね?w
中盤での花井さんの以下のセリフ。
花井「あの子が潰れると言ったからには この番組は必ず潰れるわよ。」

(※第8巻『第65話 恋敵』参照)
まさしくその通りといった具合で、こういう状況での響には絶対的な信頼感があり、
これまでに積み重ねてきたキャラクター描写が見事にハマっているんだな、
と改めて痛感させられました。

そして、問題の津久井さん
私はこのキャラクター、どうにも嫌いになれないんですよね。
明確な理想確固たる意思を持ち、時に強引な手段を取ろうとも己の信念を貫く
彼はまさしく、もう一人の鮎喰 響』です。

(※第8巻『第63話 会議』参照)

そんな彼の追い求めていたものが“本物でした。
誰よりも“本物”を欲するが故に、自らも常に“本物”であることに徹する。
そうして巡り会った“本物”の天才『鮎喰 響』。
今回の一件で、彼が狂気にも近い程の行動に出ていたことも、
彼自身の背景を思いやれば理解できない話でもないのかもしれません。
つまるところ、彼もまた“孤独”であったのではないでしょうか…。

響「最後まで自分を信じられなかった、あなたの負け。」
(※第8巻『第69話 決着』参照)

中盤で差し込まれた女優のお話から察するに、
津久井さんはこれまで何度も自ら認めた“本物”に裏切られ続けてきたのでしょう。
響に対する思いも、どこか願いに近いものだったのかもしれません。
それだけに最後の瞬間まで自分自身を信じ切ることができなかった…。

しかし、響は違います…!彼女は決してブレることがありません。
それは彼女が幼く経験不足だからこそそうであるのかもしれませんが、
少なくともその事実が今回の明暗を分ける要因となりました。

台風のようにスタジオを去って行った響一行。
残された津久井さんはその場にへたり込んでいましたが、
そこでの彼のセリフからもわかる通り、彼の闘志は消えた訳ではありません。

(※第8巻『第69話 決着』参照)

圧倒的な才能を前にした時、人は何を思い、どうするのか?

津久井さんの場合、自身も才能と自信にあふれた人物なので
決してこれまでと同じ括りではないでしょうが、
彼の今後の動向は大変気になるところ。

なかなかの長編シリーズとなりましたが、
めずらしく追い込まれる響であったり、その正体がバレていく展開など、
盛り沢山な内容でありながら読後感の爽快感が凄まじく、
終始興奮させられっぱなしな内容でした…!

あと、修学旅行での涼太郎田山君とのやり取りに関して。
散々くさいセリフの応酬を繰り広げておいて、
締めの乾杯の音頭が「「満月に」」って、コイツら正気なのかwww

(※第8巻『第65話 恋敵』参照)

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▼第9巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第9巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第9巻のページへ飛びます。)

リカさんの新作小説フィンランドの大学に入学する件について、
さらには咲希ちゃんの葛藤など、今回も見所が満載でしたが、
個人的には山本さんに関するエピソードが何よりも心震わされ、目頭が熱くなる内容でした…。

第6巻での響との交流を経た後も、彼は小説を書き続けていたのです。
これまで何度も芥川賞候補にノミネートされては、
その都度“儚い夢”であったと思い知らされてきた彼。

ある日、書店で偶然出会った咲希ちゃんからの
咲希「小説家ってどうやったらなれるんですか。
という問い掛けに対し、その場で彼はうまく答えることができませんでした。
そして、改めて自身の現状と向き合った彼は以下の回答へ辿り着きます。

山本(一つ言える。)
山本(何年も努力して書き続けて、ただ小説のことだけ考えて、)
山本(そうやって目指すものじゃない。

(※第9巻『第73話 小説家』参照)

あまりにも悲しく、虚しい独白…。
しかし、このセリフを踏まえての『第75話 小説家になる』。
記者会見の場で、彼は改めて以下の問いかけに答えることになります。

咲希「小説家ってどうやったらなれるんですか。

そこで出した彼の回答とは先程のセリフと途中まで同じでありながら、
結びの言葉が全く異なるところへと帰結しました…。

山本「その時の俺は何も答えられなくて……」
山本「ただ、今なら答えられるなって。」

山本「何年も努力して書き続けて、ただ小説のことだけ考えて、」
山本「そうやって俺は芥川をとれた。

(※第9巻『第75話 小説家になる』参照)

彼はようやく自分自身を一人の小説家として受け入れることができました。
紆余曲折を経ながらも、ついに本当の意味で小説家山本 春平』が誕生したのです…!

本筋として、響という圧倒的な天才が縦横無尽に日々を駆け抜ける、
その描写がしっかり根底にあるからこそ、そんな天才たちに肩を並べようと
懸命に努力し続ける者や必死に抗い続ける者たちの描写にも深みが増し、
むしろ我々読者は彼らに対して共感を覚えるという、
何とも奇妙でおもしろい構成になっていることに気づかされます。

さて、物語としてはそろそろ響の正体がバレでしまいそうな予感です。
それにしても敏腕プロデューサーの次が文部科学大臣とは、
ちょっと縦横無尽すぎやしませんか、響さん…?w

あと、タカヤが「人の色恋に口出してんじゃねーよ!」と、
突然かよちゃんとの関係性をゲロってて笑いましたw

(※第9巻『第75話 小説家になる』参照)

▼第10巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第10巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第10巻のページへ飛びます。)

とうとう響の影響力は日本の総理大臣を決定づけるまでに至りましたか…。
どうなってんだ、この規格外の女子高生は…!w

今回は前半から中盤にかけてが『VS 加賀美文部科学大臣』で、
後半が3年生の卒業新学期という内容でした。

只者ではないと思っていましたが、加賀美さんもなかなかの切れ者でしたね。
当然、予測不能な響の行動には参っていましたが、
彼の場合、何か問題が発生した際の対応力が凄まじく、
むしろその問題自体を本来の目的への新たな取っ掛かりにしようとするなど、
非常に機転の利くタイプと思われ、“これぞ政治家!”といった印象です。
同時に、第9巻のおまけ漫画『第77.5話 剛腕!加賀美大臣』で描かれたように
割と好戦的な部分もあり、個人的にはすごく魅力的なキャラクターの一人となりました。

(※第9巻『第77.5話 剛腕!加賀美大臣』参照)

そして訪れる、響なき学校生活の模様。
しばしの別れと新たな出会いを経て、各々が次のスタートラインに立ちました。
新キャラの安達君望唯ちゃんに関してはどちらも個性的で一癖も二癖もあり、
今後のキャラ同士の掛け合いが楽しみです。

また、かよちゃんとタカヤはもはや初々しいバカップル状態であり、
何だかんだこの二人が一番まともに作中で青春している気がしますw
しかし、二人のイチャイチャも当分見れないとなるとやはり物悲しくなりますね…。

次巻ではいよいよ響も戻り、また大暴れしてくれそうです!
あと、ここのところ『北瀬戸のファイナルウェポン』が愛おしくて仕方ない…w
しっかりコンクールで入選しただけあって、やっぱりこの子センスありますよw

(※第10巻『第79話 提案』参照)

ただ、響ママも捨てがたいんですよね~(*´꒳`*)

響ママ「ねぇ映った?私の描いたテレビに映ってる?」
響パパ「……カピバラなら映ってるよ。」

記者 「え…?今、先程のカーテンでも動きがあったようです。」
記者 「これは…何かと、パンダです。上の絵はなんでしょう。ネッシーのような…
響ママ「きりん!きりん!

この非常時遊ぶなwww
(※第10巻『第84話 卒業式』参照)

▼第11巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第11巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第11巻のページへ飛びます。)

いやはや、もう何から触れていいのか困る程に密度が高かったですね!

まず、フィンランドから帰国した響は相変わらずの大暴れ。
飛行機代を稼ぐために『響、バイト始めるってよ』編が始まったかと思えば、
たった1話でクビ宣告を受け、『響、バイトやめるってよ』状態に急変w
それでも何とか1ヶ月の猶予をもらい、本格的に中華屋での初バイト生活が始まりました。

そもそも、あの山本さんからの紹介でこのバイト先へ辿り着いた、
というのが個人的にはアツイです…!
この二人は出会い方が出会い方なだけに、第5巻『第38話 覚悟』にて
自身のことを口下手だと語っていたあの山本さんですら、
もう何も取り繕うことなく胸の内をさらけ出せるような関係性になっています。

(※第11巻『第90話 バイト』参照)

また、第9巻『第75話 小説家になる』にてちょろっと出てきていた
山本さんのバイト仲間の男性ですが、まさかここにきて彼にスポットが当たるとは…!
彼のような視点はこの作品において今までなかった新しいものなので、
彼自身の物語がどのように着地するのか、大変興味深いところです。

そして、後半の純文の新雑誌創刊に伴い、響に関する衝撃の事実が明らかにされていく流れ…。
ここはもう、素直にワクワクしちゃいました!
リカさんの言う通り、一つ一つ振り返っていけば確かに違和感を感じるものばかり。
散りばめられたピースを集め、少しずつ謎を解き明かし真実へと辿り着く…。
当時からこの展開は計算されていたことなんでしょうが、
『第89話 推理合戦』での謎解きも然り、今回の第11巻は巻数が二桁になってなお、
作品として新たな挑戦をされているなという印象を強く受ける内容となりました。

あと、花井さんのおっぱいに対して、
客(胸でか 肉まんでも詰めてんのか。
と、カフェのお客さんのツッコミがキレッキレで爆笑www

(※第11巻『第95話 違和感』参照)

ちなみに、このお客さんは第2巻『第10話 向かう先』でも登場していました。
先程のシーン直後の(この手いいな わたしも使お。など、
ちょっと天然っぽいところも見受けられ、実は少しこの子が気になり始めていますw
まぁ、さすがにもう登場しないかな…w

(※第11巻『第95話 違和感』参照)

▼第12巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第12巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第12巻のページへ飛びます。)

まずは、おそらくこの作品としてもほぼ最後の章になるかと思われる、
今回全編通して描かれた『VS 天才漫画家 鏑木紫』という内容について。

この鏑木さんがまたとてつもなく個性的なキャラクターであり、
漫画家としての才能にあふれ自らの能力に絶対的な自信を持っている点や、
同時にそれだけの実績も積み重ねている点など、
彼女もまた津久井さんと同様、もう一人の鮎喰 響といえます。

(※第12巻『第99話 ネーム』参照)

行動力も凄まじく、響原作小説の漫画化許諾を得るためならば
勝手に学校へ侵入することもいとわず、
そのまま響と乱闘騒ぎに発展する程の暴れっぷりをみせてくれます…!

とにかく周囲をかき回す暴走具合はまさに響そのものな彼女なんですが、
コミュニケーション能力に関していえば案外響よりも優れているのかもしれません。
担当編集であったり、声優であったり、
彼女は独自の論理と主張を交えつつもまっすぐに彼らと向き合い、
最終的にはしっかりとした信頼関係を築けています。

(※第12巻『第102話 天才再び』参照)

そんな相手役の一人として今回再登場したのが津久井さんでした…!
彼は丸くなるどころか、依然やり手プロデューサーとして立ち回っており、
今回に関しては鏑木さんをうまく利用している程でした。

前々から感じていましたが、作者の柳本光晴先生
“天才の表現方法”という面一つとってもバリエーションが多く、
常に新鮮な驚きを提供しており、
キャラ表現の引き出しが非常に豊富な作家さんなのだなと強く感じます。

また、響サイドの物語としては、
響の新作小説が締め切りに間に合うかどうかという局面であり、
終始花井さんが追い込まれていてずっと緊張感が漂っていましたね…。

それだけに、いざ小説が完成したとなると
花井さん側の描写が一切なくなり響が電話でやり取りするだけに留めるなど、
何ともにくい演出をしてくれるな~と思いましたよ!w
読者としてはここまで花井さんの心情になって動向を追っていた訳で、
こんなの花井さんのリアクションが気になって仕方ないじゃないですか!
でも、それについては次巻までお預けという、鬼畜の所業…!w

そして、何と言ってもラスト2ページですよ…!
小説の執筆作業からようやく解放された響。
彼女が呟いたヤボ用”の一言で、読者の頭の中では
一連の騒動がフラッシュバックかの如く瞬間的に駆け巡ります。

響「何しにって。やられた分やり返しに。

鮎喰 響、反撃開始…!!
いやぁ~最後にきてテンション爆上げですよ!w
相変わらず素晴らしい締め括り方ですね。
(※第12巻『第105話 大人』参照)

ただ、ここで注目したいのは彼女が向かった先について。
これまでの全体の流れや巻末の次回予告などを見る限り、
響は鏑木さん、ないしは彼女の関係者のもとへ向かったんだろうなと、
そんなことは百も承知しているんですが、気になったのは『第103話 異変』にて、
偶然とはいえサッカーボールを響の肩にぶつけてしまったあの少年…。

(※第12巻『第103話 異変』参照)
もしや響は彼のもとへ向かったのではないかとほんの一瞬でも頭をよぎってしまう、
それだけの信頼と実績が彼女にはあります…w
いや正直な話、あの少年にも制裁が加えられる可能性がほんの少しはありますよね?
まぁ、一コマでもあの少年が出て来ただけで爆笑してしまいますが…w

あと、七瀬さんがどんどん津久井さん化してきていて微笑ましいw

(※第12巻『第103話 異変』参照)
第7巻『第53話 予感』での初登場時は普通に嫌な子で、
津久井さんからも“クソ豚”とか“豚子ちゃん”とか散々な扱いを受けていましたが、
今では着実に“津久井チルドレン”になってきています。
津久井さんも彼女のこと、何気に気に入ってるんじゃないかなぁ…?w

(※第8巻『第63話 会議』参照)

さぁ、次巻はいよいよ最終巻…!
天才少女の物語はどのような結末を迎えるのか、心して読みたいと思います!

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▼第13巻 感想

響 〜小説家になる方法〜第13巻を読了。
(※以下の画像をクリックすれば第13巻のページへ飛びます。)

まずは前回の感想でも触れた、響が“ヤボ用”として向かった先について。
“なるほど、そっちか…!”という素直な驚きと
“まぁでも、そりゃそうだよね!”という納得が入り混じり、
個人的には大興奮の幕開けとなりました。

響がやり返す相手として手始めにロックオンしたのは、アイドルの高梨さんです!
第12巻『第103話 異変』における“公園での因縁という、ほとんど同じ条件でありながら
なぜかサッカー少年の方に意識が向いていた私がどうかしていましたw

番組収録中にもかかわらず、またしても強引にスタジオへ乗り込んだ響が
右ストレートを一発カマした場面は思わずスカッとしてしまいました!
しかし、このまま高梨さんがただのやられ役で終わらないのがこの漫画の面白いところ。

収録が中断して頭を悩ませるスタッフ陣に対し、高梨さんは必死の形相で訴えかけます。

高梨「とにかく絶対私が響に殴られた映像使ってください!」

高梨「今まで何十人のグループの一人でしかなかった私が、」
高梨「やっと世間に知られる………」
高梨「私が自力でたぐりよせたチャンスなんです!

(※第13巻『第109話 変わらないもの』参照)

ここで改めて振り返りたいのは、
この作品全体を通して描かれているある一つの大きな命題について。

圧倒的な才能を前にした時、人は何を思い、どうするのか?

芸能界というのもまた激しく才能がぶつかり合うところ。
日々、突出したセンスや特技を持ち合わせたスターたちが
現れては消えてを繰り返すシビアな世界です。

これまでの描写からもわかる通り、
高梨さんは一人のアイドルとしてなかなか頭角を現すことができないものの、
その心は決して折れておらず、それこそ確固たる意志を持って積極的に行動し、
たとえ非難を浴びるような選択だとしても
自らが日の目を浴びるためならば迷い無く実行できる、そんなタイプの人間です。

間違ってはいけないのが、この作品はなにも善悪を問いかけているのではない、ということ。
そんなことを言い出すと、見ようによれば響なんて悪行三昧です…w
でもそうではなく、この作品で重要なテーマとして描かれているのは、
善悪の概念を超越してでも確立すべき己の在り方”、これに尽きます。

有象無象のままで終わるのか、か。
退くのか、立ち向かうのか。

アイドル高梨琴子は後者を選択しました。
『第109話 変わらないもの』にて、
このピンチをしっかりチャンスに変えている高梨さんの姿など、
ギャグテイストで描かれてはいますが、どこか励まされる思いがするのもまた事実。

(※第13巻『第109話 変わらないもの』参照)

天才たちが集う過酷な世界で埋もれてしまわぬよう、
決してブレることのない自らの夢や理想を胸に抱き必死で抗い続ける
これも一つの“答え”のかたちなのです。

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そして、問題の『VS 天才漫画家 鏑木紫』について。

響が何か仕掛けるだろうとは思っていましたが、
襲撃には襲撃”という納得の解答を示してくれました。
しかも、単純に押し掛けたというのではなく、
響は体格で劣る分、入念に勝つ為の事前準備を仕込んでおり、
ある意味この戦いにおいて彼女は“挑戦者として立ち向かいました。

これまでその圧倒的な才能で他者を退けてきた彼女が、
最後の最後で“挑戦者”として尚も輝きをみせるというのは、
なんとも奇麗な締め括りとなったのではないでしょうか。
文字通り、マジで輝いてましたし…w

(※第13巻『第108話 結末』参照)

この戦いに勝利した響は約束通り、
無断で進められていた『お伽の庭』の漫画版原稿を燃やし、
これで鏑木さんの完全敗北…かと思いきや!
なんと、コピー原稿を利用してちゃっかり連載はスタートさせてしまうという、
最終的には鏑木さんのやり手具合も光る結末となりました。

やはり似たもの同士なこの二人。
両者の格を下げることなくうまい落としどころに収束させたあたり、
作者の優れたバランス感覚のたまものといえるでしょう。

そんなこんなで、天才少女の物語はついに卒業式へ向けて動き出します…。
どちらかというと、私は個人的に卒業式自体のエピソードよりも、
その直前の模様が描かれた『第110話 響スポット』の内容が印象的でした。

響が高校3年生として迎えた最後の文化祭
全身うさぎの着ぐるみ状態の彼女は相変わらずの看板持ちで、
ベンチに腰掛け我関せずと読書中。

そこへふと現れたのが一人のインスタグラマー、浜中みき子。
響の写真を撮るためだけにここへ来たという彼女に頼まれ、
響は正体を明かすことなく、そのまま
自分が校内でよくいる場所を一か所ずつ浜中さんへ紹介していく流れに…。

扉絵を除き、このエピソードにおいて
響は最後のワンカットしかその表情を見せません
それだけに、時折差し込まれる無表情なうさぎの顔のワンカットが
逆に何かあつい感情を内包しているように捉えられるのです。

(※第13巻『第110話 響スポット』参照)

これまで散々描かれてきたのは、
突出した才能と発想で周囲の人間を振り回す、響の特殊な学校生活の模様。
では、当の本人である響自身はそんな学校生活をどう感じていたのか?
もはや、そんなわかりきったことを語るなど野暮というもの…。

浜中「ウサギもさあ、あと何か月とかでこっからいなくなんだよ!」
浜中「制服ももう一生着ないんだよ。」
浜中「なんかさあ 切なくなんない?
響 「そうね…」

(※第13巻『第110話 響スポット』参照)
ここでのそうね…」の一言に彼女の思いが集約されており、
卒業を目前にして彼女の新たな一面が顔をのぞかせたという意味でも、
このお話は大好きなエピソードの一つとなります。

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響の新たな一面という意味でいうと、涼太郎との一幕も触れずにはいられません。
『第112話 答辞』にて卒業後はイギリスへ立つと語る響に対し、
涼太郎は彼女とのしばしの別れを告げます。

涼太郎「俺は国際弁護士になる。」
涼太郎「響にとってこの先たぶん一番必要な職業だ。」

彼が響のことを何よりも第一優先に考えていることは依然変わらず。
しかし、想い人の後を追うだけが全てではないのだと彼は悟りました。
そして重要なのは、これを受けての響の反応です。

まず振り返るべきは、
第1話の頃に彼女が口癖のように呟いていたあるセリフ

響  「保護者ヅラしないで。

(※第1巻『第1話 登校の日』参照)
ある種、涼太郎と一定の距離を保つ意味合いもあった思える一言ですが、
今回の会話で響が用いたのは別の一言…。

涼太郎「お金貯めて40になったらドイツの田舎でパン屋でもやらないか?」
響  「悪くないわね。

(※第13巻『第112話 答辞』参照)
彼女はようやく涼太郎の優しさを素直に受け止められるようになりました。
互いにいつも隣にいて当然だった二人。
しかし、今しばらくはそれぞれの道を歩む決意が固まったことで、
逆にこれまで以上に強い結びつきが生まれています。

傍目には恋愛面であまり進捗がないように見える二人でしたが、
最後にようやくその将来にも光が差し込んだように感じられ、
第1巻から二人の動向を追ってきた読者にとっては嬉しい限り…。

最後にエピローグとして描かれたのは、
宣言通り高校卒業後にイギリスへ旅立った響の様子。

ルームメイトとして登場したロッテヴィヴ
たった1話のみの描写でしたが、完璧にキャラが立っています。
現役でバンド活動中のヴィヴ
「マジかよ、ファックだな!」の一言でまず場外ホームランw

(※第13巻『最終話 響』参照)

一方のロッテは落ち着いてるし、しっかり者なのかな~と安心していると、
「イギリス人は全員一度はロックンロールを通る!
とかいきなり真顔で言い出し、問答無用の満塁ホームランw

(※第13巻『最終話 響』参照)

どこまでマジのトーンで描いているのか判断できない驚異の打率に震えつつ、
やはり作者の柳本光晴先生は
魅力的なキャラクターを作り上げるのがお上手だなと改めて実感しました。
ちなみに、新キャラでお気に入りなのはドラマーのボブ

こういう奴、大好きだわw
(※第13巻『最終話 響』参照)

そして、最終話であるこのエピソードで描かれた内容とは、
“彼女”はどこにいようとも“彼女”であり続けるという証明…。

ライブ終わりで響はヴィヴのバンドメンバーに対し、
響「歌詞は聞けたものじゃない。」
と、臆することなく堂々と告げ、同時に差し出したのは一枚の紙きれ。

響「私も書いてみた。

その紙切れに書かれた内容を見つめ、固まるバンドメンバー一同。
(※第13巻『最終話 響』参照)

たとえ国や言語が違えど、
あるがままに生きる天才は決してブレることなく
その才覚で他者を魅了しながら己の道をただひたすらに突き進む…。

彼女の名前は『鮎喰 響』。
一人の天才少女の物語は紆余曲折を経て世界へ羽ばたき
きらめく新たな輝きの余韻を残しつつ、ついに迎えるは終わりの時。

響 〜小説家になる方法〜】、これにて堂々の完結です…!!

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◆まとめ

以上が、響 〜小説家になる方法〜】全13巻の感想まとめとなります。

先述した通り、“話題作が無料ってことだしとりあえず読んでみるか”程度の
軽い気持ちで読み始め、気づけばあっという間にドハマりしていた本作。
もともと近況報告でアップしていた程ですから、
そこまでじっくり感想を書く予定でもなかったのですが、
やはり読み進めることで自身の中の熱量がどんどん上がっていき、
後半の感想に進むに従い、その文字量も合わせて膨れ上がっていくことに…!
結果的に、今回は全巻一気にまとめて感想を書き上げるという、
私としても“初の試み”になりました。

しかし、小説家』という切り口でここまでユニークで興味深いお話を展開できるのかと、
読み終えた今でさえ、その事実に驚き感動を覚えます。
また、これも感想で何度も触れましたが、
作者の柳本光晴先生キャラ表現の引き出しが本当に豊富であり、
たとえ登場機会が少なくとも、その少ない描写で我々読者の心を鷲掴みにする
魅力的なキャラクターで作中世界があふれていました。

公式Twitterでは何だか思わせぶりな投稿がされていますが、
響2ではなかったにしても、先生の次回作はしっかりチェックさせて頂こうと思います!

eBookJapanには無料公開分もありますし、
ぜひ皆さんもこの機会に柳本光晴先生の作品をチェックしてみて下さいね!
この記事が少しでもその導線となっていれば幸いです。
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙

=======※追記_ここから=======
先日の近況報告でお伝えした通り、
柳本光晴先生の最新作【龍と苺】の連載が始まりました。
そちらもお見逃しなく…!!(*´꒳`*)

=======※追記_ここまで=======

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