皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
別サイト掲載分からの移植記事(※2014年9月の投稿記事)になります。
(※別サイトの同記事は削除済み)
今回、個人的にずっと気になっていたある漫画作品の第1巻を購入し、
そのあまりにも素晴らしい内容に感銘を受けたため、ここでご紹介をさせて頂きます!
それは、【寄生獣】です!!
目次
◆【寄生獣】完全版 第1巻 感想
▼はじめに
10月からはアニメ版【寄生獣 セイの格率】の放送が、(※追記:2015年に放送終了)
11月29日からは実写映画【寄生獣】の公開が控えており、(※追記:現在は公開終了)
今何かと世間をにぎわせているこの【寄生獣】という作品ですが、
原作である漫画【寄生獣】は1988年にその連載が始まっています。
未だに根強いファンに支持され、様々なメディアミックスが展開されている現状を考えるだけで
その内容の素晴らしさが窺えます。
私自身この【寄生獣】という作品が凄く面白い作品だという噂を常々耳にしておりました。
そして今回その完全版 第1巻を購入し実際に読んでみたところ、
間違いなく今年新しく知った漫画作品の中でNo.1だと言い切れる程濃密であり、
自身の心が大きく揺さぶられる内容でした!
前提として、私はまだこの完全版の第1巻しか読んでおりません。(※追記:2014年時点)
私が事前に知っていたのは“手に何かが寄生する”や“感動する”といった内容くらいです。
ですので今後の展開等も想像しつつ、以下よりエピソード単位で感想&考察を記述していきます。
▼感想&考察
◎第1話 侵入
感想&考察
衝撃的な第1話。冒頭で地上に舞い降りた寄生生物は描写されているだけで4~5つ。
数は不明と明記されていることから、もっと多くであることが推測されます。
主人公となる新一の平凡な日常が少しずつ崩れ出しました。
新一の右手に「侵入」した寄生生物が
「ざんねん……だ……」
「おれ……みぎて………失敗……」
と初めて明確に姿を現した場面の方がよりホラー風に描かれ、コマ割りも大きかったのですが、
個人的にはその後の
「言葉……まだ少し……できない」
「教えて……シンイチ……」
の場面の方にとてつもない恐怖を感じました。
うまく説明できませんが、こちらがまだ全く状況を飲み込めていないのに、
寄生生物はもう次の段階に移行しており、有無を言わさず協力を要請。
言ってしまえば強引で、突然の馴れ馴れしいその描写に、
新一には到底制御できないであろう「何か」を感じさせられたからでしょうか。。
また対比として、
“寄生生物が脳への侵入に成功していればどうなっていたのか”が、
ある中年男性の家庭を基に描かれておりましたが、
その何とも無慈悲でショッキングな描写は、
これから起こるであろう恐ろしい展開を予見させるのに十分なものでした。
冒頭で語られていた「誰か」とは、
寄生生物らを地上にばらまいた首謀者ということなんでしょうか?
それとも、寄生生物自体?
もしくは、単なる一般的な1つの意見ということだったのでしょうか?
描写自体は派手であり、ショッキングなものも多数ありますが、
それだけではなく、根底に非常に深いテーマがあるということが想像されます。
説明し過ぎず、いろいろと読者に考えさせてくる素晴らしい第1話でした。
◎第2話 野獣
感想&考察
新一の順応力にはちょっと驚きです。
はたから見てる分には寄生生物と仲良いじゃん!って感じですw
実際、「おまえにも名まえがほしいなあ……」と言い出し、
結果、寄生生物に『ミギー』という名前を付けてしまいました。
しかし、犬に寄生した寄生生物との戦いを経て、
ミギーの冷静で恐ろしい一面を知ることになります。
まさかこんなにも早く他の寄生生物が出てくるとは思いませんでした。
かつ、この話で決着がついてしまうという、非常にスピーディーな展開。
出し惜しみせず、ストーリーを展開してくれるのは読者として嬉しいですね!
そして、第1巻の中でも今後何度か出てくる
ミギーの「シンイチつめたい」の描写。
冷たさを感じるということは痛覚もあるのかな?
とか思いつつも、なんだか微笑ましいんですよねw
◎第3話 接触
感想&考察
前回に続き、またしても他の寄生生物との戦闘!
しかも今回は人型!
新しい情報として、単純な「腕」から複雑な「頭」への移動は無理でも、
「腕」から「腕」へなら簡単であるということが言及されました。
もっとも、ミギーは「確信が持てない」ということでしたが、
今後の展開として、シンイチからミギーが分離し、
別の肉体へ移動・侵入するような展開があるのでしょうか?
ミギーは現状冷静に自身の命がより安全な方を選択しているだけに思えますが、
どうやら新一はある程度ミギーに対して愛着や友情のようなものを感じてるようです。
また、今回新一がただの平凡な高校生というわけではなく、
「戦うんだ!人間のために!」
と戦いを決意するほどに正義感の強い人間であることが描写されました。
同種を守るということが理解できないミギーはただただ驚いていましたが、
こういった新一の内面がミギーの精神に影響を与えることになるのでしょうか?
新一の「食ってやろうか……」の場面、
もしかすると、右手以外にもミギーの影響が出ているのでしょうか?
ならば、作中でも村野さんによって度々言及されていますが、
過去に存在した「泉 新一」という人物は正確にはもういないのかもしれませんね。
そして、ミギーの
「シンイチ……『悪魔』というのを本で調べたが……
いちばんそれに近い生物は やはり人間だと思うぞ……」
という一文はもしかすると真実なのかもしれません。
人間ではないミギーだからこそ、冷静にそう思えるのでしょう。
◎第4話 殺気
感想&考察
村野さんとの交際を勝手にかけた新一と古谷君との決闘(笑)ですが、
新一の背景にカマキリが描写される場面、
最初は反撃のために目覚めたミギーの気迫が表されているのかと思っていたんですが、
よく見るとここ、新一側とミギー(右手)側でコマが分かれているんですよね。
そして、カマキリの描写があるのは新一側。
あえてこのような描写にしたということは、やはり、
前回の「食ってやろうか……」同様、
新一自体が異質なものへと変貌しかけているのではないでしょうか?
◎第5話 勉強好き
感想&考察
今回はここまでの情報整理の意味合いも兼ねた、繋ぎの回という印象です。
言及されている通り、ミギー以外の寄生生物ら、
つまり脳への侵入に成功した場合、同種族しか食べないようになります。
ミギーは新一の血液から養分をもらってるそうですが、
脳を支配することで、とも食いを実行させる「何か」が働くようになるのでしょうか??
「元々動物に備わっていた機能」等ではないことを祈ります。
ハンバーガーを食べてる新一を見て
ミギーが「うまいのかい?それ……」という場面。
これまたうまく説明できないんですが、ゾクッとさせられました。
ミギーに対してではないかもしれません。
人間が普段行う食事、他種族を食らうという行為そのものが、
もしかするととてつもなく傲慢で残忍なことなのかもしれず、
そして、それに対して「美味しい」という感情が生まれるという事実に対し、
私は恐怖を感じたのかもしれません。
本当、うまく説明できず申し訳ありません。
最後には、新たな寄生生物の人型が新任の教師というかたちで登場し、
またまた波乱を予感させる引きとなっていました。
相変わらず早い展開で、ワクワクさせられます!
◎第6話 田宮良子
感想&考察
ここまでのミギーや前回から登場した田宮先生(寄生生物の人型)、
そして、「A」の言動・行動を見るかぎり、
寄生生物は自身が一体何なのかと模索・追求するタイプと、
物事を深く考えず日々食事をして生きているだけのタイプに別れるように感じます。
これは人間の成長過程に似ている気もしますね。
心理学者であるエリク・H・エリクソンが提唱した「ライフサイクル論」、
いわゆる「生涯発達論」における「青年期」に
ミギーや田宮先生は該当するのではないでしょうか?
「自分とは一体何なのか?」
「生きている意味とは?」
ミギー達の行動理念には「自我同一性(アイデンティティ)の確立」があるように感じられます。
◎第7話 襲撃
感想&考察
これまた急展開でした。
前回出会った「A」が学校に襲撃してくるという緊急事態。
今までの戦闘はあくまで「外部」で行われておりましたが、
今回は学校という新一にとっての日常が舞台となり、より緊張感が高まりました。
そして、ついに戦闘に新一が介入するということになりましたが、
今後、寄生生物らとの戦闘がある場合、「他のタイプにはできないこと」、
「新一とミギーだからできること」が今後の勝敗を握るカギとなるのでしょうか?
◎第8話 種[しゅ]
感想&考察
前回、新一とミギーにしてやられた格好の「A」ですが、
満身創痍の状態で考え付いたのは、「田宮良子の体に同居すること」でした。
ここで「田宮良子の体を奪うこと」にならないのは、
「頭」から「頭」への移動は無理ということなのでしょうか?
ミギーのように田宮先生の体の一部になろうとしたのかもしれません。
ただし、それも「うまくいくかどうかわからんが…」とのこと。
第3話で言及されていたのは、
・単純な「腕」から複雑な「頭」への移動は無理
・「腕」から「腕」へなら簡単
ということです。
どれも確証があるわけではないんでしょうが、
これらを絡めた話が今後の展開としてありそうですね。
そして、一連の騒動は「なぞのガス爆発」というかたちで幕を下ろしたわけですが、
ここの「…死体が発見されましたが上半身がほぼふき飛ばされており…」
という報道内容がすごく引っかかりました。
本当に「A」は死んだのでしょうか?
「A」が、おそらく爆発した部屋のドアに手をかけようとした際に「!?」となり、
直後爆発となっていましたが、
実際「A」が部屋を開ける描写や炎や光に包まれる描写もないんですよね。
それぐらい一瞬の出来事という演出なのかもしれませんが、
傍観していた田宮先生によって「爆発」だけではなく、何かが仕掛けられていたのでは?
と勘ぐってしまいます。
生きていればミギーが気付くはずなので、考え過ぎということなのでしょうが、
それだけいろいろと今後の展開を推察する余地を残してくれているわけです。
本当、説明し過ぎないって重要ですね。
抑え過ぎると「説明不足」と読者には捉えられてしまいますから、
その加減がこの作品は絶妙です。
そして、田宮先生から「とも食い」に関する1つの答えが示されました。
脳を奪った際に1つの命令、
“この「種(シュ)」を食い殺せ”が下る、とのこと。
では、一体その命令は「誰」によるものなのか?
また、田宮先生が新一に告げた、
「おまえ……わずかだが混じってるな………」というセリフ。
第3話、第4話で感じていた「泉 新一」という人間の変貌には、
やはり何かしらの原因があるということなのでしょうか?
謎は深まるばかりです!!
最後に新一が「混じってる?…………」とミギーに問う場面の
何も答えない、もしくは答えられないミギーの一コマが凄く印象的でした。
◎第9話 母親
感想&考察
タイトルの通り、今回は“母親”がテーマでした。
たとえ顔や声が同じだとしても、
母親にだけは感じ取ることのできる違いというものがあるのでしょうか?
やはり、母親という存在は偉大ですね。
気になる点は、田宮先生がお腹の子を産んだ場合、
実質田宮先生は“母親”になるわけですが、
その場合、田宮先生の精神面に何かしらの影響はあるのでしょうか?
今回あっさりと「田宮良子」の母親を殺したわけですが、
自身が「田宮良子」ではないと見抜かれたことに対して驚いています。
勉強熱心な田宮先生ですから、その能力とは一体何のかと探るべく、
しばらくは生んだ子を育てるかもしれませんね。
その過程で、田宮先生の自我に影響が出てくると。
展開の早いこの作品ですから、早々に殺してしまうかもしれませんが。。
また、ミギーがついに新一から分離しました。
しかも、あっさりと!(笑)
ミギーいわく「せいぜい3分」とのこと。
おそらく、この分離状態を利用した戦闘や展開が今後あるのでしょう。
新一がおどけながら
「ついにおれの頭を乗っ取る算段がととのったってわけか」と言ったことに対して、
「一か八かやってみるか」とミギーは刃を新一に向けた場面ですが、
これってもしかして、ミギーも冗談を言うようになってきたのでしょうか?
最初読んだ時は素直に笑っちゃったんですが、
何気にミギーが人間の細やかな心情を理解しはじめている重要なシーンなのかもしれません。
まぁ、本当に「一か八かやってみる」つもりだったのかもしれませんけどもw
そして、脳を奪ったヤツなら頭から頭への移動が理屈ではできるという場面。
こうなってくると、ますます「A」の死が怪しくなってきました。
両親が旅行に出かける場面でこのエピソードは終わるわけですが、
もしかして今後学校という日常どころか、自宅にまで襲撃があるのでは?
とこれからの展開を推察させてくれる素晴らしい引きだと感じました。
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▼まとめ
以上が【寄生獣】完全版 第1巻の感想となります。
本当に素晴らしい作品に巡り合えました。
通常コミックスよりも値段の高い完全版ですが、一コマ一コマが大きく、
そしてカラーページもあり、さらには当時掲載された読者の質問&作者の回答ページもあるので
私は非常に満足しています。
完全版だと全8巻ということなので今からでも無理せずに集められそうです。
ご興味を抱かれた方はアニメ放送&映画公開前に一度原作にふれてみてはいかがでしょうか?
(※追記:2015年に放送&公開終了)
きっと感動的なエンタメ体験ができるはずです!!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
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