皆さん、こんにちは!エンタメ侍です。
今回は週刊少年マガジン2021年17号より、
【それでも歩は寄せてくる】の第99局の感想記事になります!
(※当サイトでは『マガポケ』で無料公開された後にその感想記事をアップしています)
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マガジン発売日です。今週の「それでも歩は寄せてくる」は寝ております。よろしくおねがいします pic.twitter.com/mz1umr5uHJ
— 山本崇一朗.高木14ツバキ5将棋5 (@udon0531) March 24, 2021
目次
◆【それでも歩は寄せてくる】第99局 感想
▼感想&考察
◎第99局
感想&考察
お肌はほんのり桜色、湯上り娘4人衆が部屋へと戻る道中でのこと。
うるし「しかし早いなー もう一日目終わるのか」
前回でドキドキな入浴タイムも済ませ、すっかり修学旅行初日を終えた気でいるうるしちゃん。
しかし、青春駆ける乙女の時間はむしろ“ここから”…!
マキ「何 寝ぼけたコト言ってんだ!!本番はこれからだろー!!」
ミク 「そうだぞ 夜こそが本番だ」
うるし「えぇ? まさか みんなで将棋…」
マキ 「アホーーー消灯時間後の恋バナに決まってんだろーがー!!!」
将棋娘の儚い希望は瞬く間に消え去り、
こうして『JKだらけのガールズトーク 第一夜』の幕が上がったのです!
一方、将棋娘と同様、実は一人勝手に玉砕していた悲しき寺っ娘がこちら。
ミク 「寺の話じゃなかったのか」
ひなの「………」
着実に剥がれ落ちゆく“現役JKのキャピキャピ装甲”はもはや大破寸前…!
そんな彼女へ“我らがドラゴン”にも近い愛しさを感じるのは私だけでしょうか?w
(※第4巻『第49局』参照)
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部屋に戻ってしばらく、気づけばあっという間の消灯時間。
ということで、電気も消して布団へもぐり込んだら早速『恋バナ』第一夜のプレイボール!
マキ 「ひなのってさー 好きな人とかいるのー?」
ひなの「あ…まぁ一応…………大学生と付き合ってる」
マキ 「へぇーすごーい どこで出会うの?」
ひなの「お兄ちゃんの友達なんだー」
第一打席からとんでもない飛距離のヒットを放ってみせたひなのちゃん!
いやホント急にすごい設定が飛び込んできましたねw
第7巻『第83局』の通り本作は【からかい上手の高木さん】と作品世界を共有していると思われ、
ひなのちゃんのお話に出てきた“大学生”、さらには“お兄ちゃん”ですら
“あちらの作品でお馴染みの誰か”という可能性があるのです。
………木村、お前だけは信じていいよな…?w
(※第7巻『第83局』参照)
また、ひなのちゃんの思わぬ告白へ読者と同じように驚いていたのが彼女の相棒…!
ミク 「そうなのか!?ひなの…なぜ私に隠していた…」
ひなの「隠してたワケじゃないけど ミクちゃんと話してると寺の話にしかならないし」
ミク「そ…そんなコトないよ 私だって気になる人くらいいるって…」
相棒にすら“そう思われている”ミクちゃんの残念具合が愛しい限りw
それはそれとして、彼女の最後の言葉と表情はその判断が大変難しいところです。
単純にその場しのぎの嘘をついて申し訳なく思っているようにも見えますし、
淡い片想いの相手を浮かべて恥じらっているようにも見えます。
この辺りの掘り下げは今後の展開に期待しておくとしましょう!
そして、ここまでの流れを踏まえてより一層テンションが上がっていくマキちゃん!
マキ「じゃあもう明日は4人で恋愛成就めぐりしようよー」
ミク&ひなの「「いや 寺は外せない」」
とはいえ譲れぬ・途切れぬ寺めぐり!
二人の温故知新な青春作りは明日も優雅に京の都を彩るのだ…!(*´꒳`*)
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さて、いい具合に盛り上がってきた三人ですが、片やうるしちゃんは『恋バナ』が始まった途端
打席に立つどころかずっと傍観者としてそわそわしっぱなし。
………というところで光る、新進気鋭マキ監督の名采配…!
マキ 「じゃあ次ー 全部白状しろ うるし 吐けー」
うるし「なんで私だけ取り調べっぽいんだ」
マキ 「最近田中くんと遊び行ったりしたのー?」
ひなの「手繋いだりとかー」
うるし(な なんか話さないといけない雰囲気…)
単独指名&集中砲火とあってはうるしちゃんも無視できず、
そこからは自然と彼女の口から“大切な思い出の数々”がこぼれ落ちていくことに。
うるし「て…手は繋いだコトある…かも…」
(※第3巻『第34局』参照)
うるし「あと…この前プリクラ撮った…かな」
(※第7巻『第90局』参照)
それらは二人が培ってきた尊い軌跡の一端。
胸に秘めた想いは未だ交わされることがないものの、輝かしい未来へ向けて
向き合い・寄り添い・恥じらいながら着実に歩みを進める、それが二人の現在です。
(※第3巻『第34局』参照)
対して、このうるしちゃんの珍しくも赤裸々・豪快なスイングを受け、
さらに過熱していくのが色恋大好き投手陣の現在…!w
マキ 「チューはしたのか!?」
ひなの「ハグは!?」
うるし「も…もう寝る!!眠い!!」
ストライーク、バッターアウッ!w
ど真ん中な追求ボールを華麗に見逃し、初心な乙女はそのままお布団へさようなら!(o^-^o)
一方、本格的に恋バナが始まって以降ほとんど喋っていないミクちゃんですが、
ようやく回ってきた打席でここぞとばかりに一言。
ミク 「じゃあ寺の話でも」
ひなの「やめよう」
スリーアウッ!おまけに女子力もアウッアウッ!!w
新たなポンコツヒロインのお出ましとあっては、手練れのスカウトマンも戦々恐々やで…!
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視点は戻って、恋バナから完全離脱のうるしちゃん側へ。
“なんでもかんでも話してしまいそうになる”独特の雰囲気に見事飲み込まれ、
その恐ろしさを身をもって実感した様子。
そこでふと頭をよぎるのはもちろん渦中の気になる後輩について。
うるし(そういえば 今日 歩からメール一通も来なかったな…)
旅行前夜の『第94局』では歩君へ“あんまり寂しがるなよ”と告げていた側の彼女ですが、
いざ修学旅行が始まってみれば事ある毎に彼のことを思い浮かべる、そんな乙女の実情がここに。
“気になるけれど、こちらからは連絡できない”、
彼女が自身の複雑な乙女心に直面していた…まさにその時…!
『ピロン!』
突然の着信音に飛び起きるうるしちゃん。
瞬時に大きく膨らんだ期待と興奮を胸に、慌ててケータイ画面を覗き込んでみれば
そこに映し出されていたのは“ただのお知らせ”…。
うるし(なんだ…てっきり…)
しかし、この数秒の内にみせた少女の行動・表情変化は紛れもない『恋心』の兆し。
そして本人以上にその事実を目の当たりにしているのは、
彼女の周りを取り囲むチームメイトの面々…!
ミク 「田中くんじゃなくて残念がってるって顔だな」
ひなの「うるしかーわーいー」
うるし「おやすみ!!」
そこまで!試合終了…!!w
本日二度目のダイナミックおネンネをぶちかまし、我らが将棋娘は今度こそ夢の世界へ!
さらなるドキドキを予感させつつ、彼女たちの修学旅行はこうして初日を終えたのでした。
というところで第99局が終了。
=======※追記_ここから=======
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◆まとめ
以上が【それでも歩は寄せてくる】第99局の感想となります。
“修学旅行での消灯後のあれこれ”となれば自然と頭に浮かぶのが
【わたモテ】第9巻『[喪78]モテないし眠れない夜』での一幕。
どちらも一応女子高生4人組のガールズトークのはずですが、この女子力の差は一体何なのか?w
(※【わたモテ】第9巻『[喪78]モテないし眠れない夜』参照)
旅行先が全く同じ奈良&京都なこともあり、『第95局』の感想の通り
【わたモテ】読者としては何かと比較が楽しい長編になってきていますね!
(※【わたモテ】第8巻『[喪72]モテないし京都に着く』参照)
単純に“学生あるある”の宝庫でもあるでしょうし、個人的には
学園モノとしてこのまま丁寧に描いていってくれればな~というところです。
また、いよいよミクちゃんが本領を発揮し始めていて可愛い限りですが、
先述したように気になるのはひなのちゃんの“大学生の彼氏”及び“お兄ちゃん”について。
【からかい上手の高木さん】と作品世界を共有しているとしても
時間軸に多少のズレがありそうという話は以前述べた通り。
それも踏まえると彼女の目元が“彼”に似ている気がするのですが、果たして…?
あくまで妄想の域を出ませんが、いつか来るかもしれない
本格的なクロスオーバーも頭の片隅に置きつつ、じっくり楽しんでいきましょう!
それでは皆さん、素晴らしいエンタメ人生を~(。・ω・)ノ゙
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